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「臨場」 横山秀夫
2009 / 04 / 15 ( Wed ) 13:17:13
横山さんには珍しく(だよね?),一匹狼的な主人公のお話です。
おもしろかったです。

★★★☆☆

臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検視官』―。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。(Amazonより)



おもしろかったと言っておきながら,「可もなく不可もなし」の☆ですが。
うーーーーん。なんか地味?だったなぁ。。。

【こちらの記事も♪】
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横山秀夫 TB:2 CM:6 admin page top↑
「深追い」横山秀夫
2009 / 02 / 06 ( Fri ) 13:42:53
久しぶりの横山さん。
どの作品も味わい深い短編集でした。

★★★★☆

鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集―。(Amazonより)



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横山秀夫 TB:0 CM:4 admin page top↑
「陰の季節」
2005 / 12 / 02 ( Fri ) 09:38:11
D県警シリーズの短編集。
犯罪が起こり、刑事が犯人を追い詰めるというパターンではなく、県警内部の管理部門に焦点を当てています。

★★★★☆

最後にどんでん返しなんかも用意されていて、なかなかおもしろかったです。テレビドラマにしたらいい感じかも、と思えるような起承転結のメリハリのきいた作品集だったと思います。

だけど、何か「おもしろかった」と言うにはちょっと抵抗があるかな。
描かれている世界がどうも小さいというか・・・。
何か違うんじゃないのという思いが拭いきれず。。。

その中で、「陰の季節」は秀逸でした。
天下り人事で社団法人の専務に収まっていた尾坂部。任期が切れる3年目に、続投を表明した。
あわてたのはD県警の人事を担う警務課管理職。彼が辞めてくれないと、今年の勇退予定者の天下り先がなくなる。これは課の権威失墜とばかりに、二渡は翻意を促すべく奔走する。
尾坂部の残留意思の真意は・・・。
というお話。
二渡は尾坂部が辞めないと言い出した理由を自分なりにいろいろ考えるのですが、それが何とも通俗的すぎて、逆にありそうな気もしてきます。
けれども尾坂部の真意を知ったとき、この人は紛れもなく親であり、本物の刑事なんだと、胸が熱くなります。同時に尾坂部の底に秘めた悲しみや憎しみ、そしてこれから味わうであろう苦しみを思い、辛く切なくなりました。

「地の声」、「鞄」は、え~っ、出世のためにそこまでやるかな~との思いが強かったです。認められたいという思いはだれにでもあるものだと思うけど、それが暴走するとこんなふうなのかな~と。
どちらもごく普通の人であっただけに、現実にこういう人もいるかもしれないと思え、何か後味の悪いものでした。

「黒い線」。この作品集はこれが目当てだったのです。
「顔」で主役だった平野瑞穂の、決定的なダメージとなった事件を扱ったものです。「顔」を読んでいたから、概略はつかめていたのだけれど、上司である七尾友子が光ってました。
自分が偉くならなきゃだめだと、
「踊る走査線」の科白のようなことを言っていましたが、
頑張ってほしいと思いました。
横山秀夫 TB:1 CM:10 admin page top↑
「影踏み」
2005 / 10 / 25 ( Tue ) 09:17:42
続けて4作品読んだうちの最後の作品。
私のテンションがだんだん下がってきてしまい、
作者独特の世界が鼻についてしまいました。
これからは同じ作家さんを続けて読むのはやめようと決心した作品でした。(苦笑)

★★☆☆☆

連作短編集です。
でも、登場人物の行動がリンクしているので、
長編のような雰囲気もあります。

家人が寝静まっているときに忍び込み、
現金を盗む「ノビ師」、真壁修一。
彼が2年の刑期を終え、出所したところから話が始まります。

彼の内耳(あるいは中耳)には、15年前に母親に無理心中させられた双子の弟、啓二の声が届きます。

この作品を読む前に、東野圭吾の「秘密」を読んでいました。
なので自分の中に他人が住み着いているという不思議な現象そのものが違和感なく読めてしまい、その点、著者の意図に沿えなかったかもしれません。
もしかしたら、「K・Nの悲劇」を読んだ直後の今も、
その設定に目新しさを覚えずに読んでしまいそう。。。

横山作品独特の暗さが、ちょっと重かったです。

警察官はだれでも点数稼ぎしか頭になくて、
みたいな描き方が鼻についたりもしました。
あまりにもこれでもかと描かれると、そんな警察官ばかりじゃないでしょうにと思いたくなります。
何か警察に嫌な思い出でもあるのかしらと、
妙に勘ぐってみたりして。

けれどもその中で、
クリスマスプレゼントを少女の枕元に届けに行く「使徒」は、
ハートフルなお話で、おもしろかったです。
横山秀夫 TB:1 CM:10 admin page top↑
「顔 FACE」横山秀夫
2005 / 10 / 22 ( Sat ) 10:52:44
さくさくっと横山さんのレビューアップ第3弾。
平野瑞穂という婦警さんが主人公の連作もの。

★★★☆☆

一生懸命仕事をする婦警さんです。
「女だから」という差別や偏見に苦しみながら、
また、良心が組織に負けたという
精神的に大きなダメージを抱えながら、
頑張ってお仕事しています。

横山さんは、こういう、仕事で苦しい思いをしている、
けれど頑張って続けているという人のお話が多いのかも。
続けて読んでしまうと、ちょっと息苦しい。。。

お話自体は、最後まで展開がスピーディで、
それでいながらそれぞれの人物に血が通っていて、
おもしろかったです。

以前、仲間由紀恵が平野瑞穂を演じてました。
1回目しか見なかったけれど、
本の中の瑞穂と、イメージが合っている気がしました。

横山秀夫 TB:4 CM:6 admin page top↑
「第三の時効」横山秀夫
2005 / 10 / 21 ( Fri ) 09:56:28
横山さんの「警察小説」短編集。(ちょっと「警察小説」にこだわっている ^^;)

お正月に読みました。
お正月にふさわしい本だったかどうかは別にして
大変おもしろく読みました。

★★★★☆

ごく普通の人の人物像がそれぞれきっちり描き分けられています。
短い言葉で簡潔に表現されています。

私は「モノクロームの反転」が一番印象深かったです。
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横山秀夫 TB:2 CM:6 admin page top↑
「半落ち」横山秀夫
2005 / 10 / 20 ( Thu ) 17:46:33
「警察小説」といえば横山さん。
「半落ち」は映画にもなりましたね。
2004年の大晦日に読んだ本です。
とっても簡素な感想ですが、とても感動したのです。
1年の締めくくりとしては、なかなかいい締めくくりでした。

★★★★☆

1人の犯罪者が警察、検察、裁判所、そして刑務所まで「ベルトコンベアーに乗せられるように」流れていく。

彼に関わった人は、だれもが彼の犯行後の2日間の空白に疑いの目を向けるが、決して彼は話そうとしない。

これぞエンターティメント。
スピード感あり、最後まで興味を引っ張る謎もあり、人間造形もそれぞれの立場で関わる人々がきちっと書かれていて、興味深い。

おもしろかった。その一言。

最後はホロッと泣けてしまった。
横山秀夫 TB:5 CM:16 admin page top↑
「クライマーズ・ハイ」横山秀夫
2005 / 08 / 22 ( Mon ) 15:54:33
一気に読んでしまいました。
作者の魂が込められた作品だと思います。

★★★★★

今から20年前の御巣鷹山日航機墜落事故。

そのとき私は、職場がお盆休みに入り、一人暮らしのアパートから久しぶりに実家に帰っていました。
家族5人がそろうのは珍しいと庭でバーベキューをしていたとき、テレビで流れる日航機墜落の速報を見ました。
「海でなくてよかったね。」母が何かを断ち切るように言いました。
当時海上保安庁に勤めていた父の、せっかくの家族団らんの時間を奪われなくて済んでよかったという意味での発言でした。
そのときのことを思い出すと、私は今でも喉に大きな固まりを感じます。
「そういう問題じゃないでしょう。」…そのとき私は言えなかった。
飲み込むことも吐き出すこともできなかった。
父の、口の端を上げただけの微笑が焼き付いています。あのとき彼は何を思っていたのだろう。。。


「御巣鷹山の現場」という言葉が当時の関係者たちにとって重たい意味を持っているということが、この作品から鮮明に伝わります。

主人公悠木のひりひりするような毎日の奮闘に、私も思わず力が入りました。
ちらちら気にかかったことはあったけれど、ぐいぐい惹きつけられました。

こういういわばぎりぎりのとき、人はその本質を表すのだと思えます。
悠木の最初の決断は、もしもう一度同じ場面に立たされたなら、彼はきっと同じ選択をするだろうという判断だったと思います。
それだけ自分がさらけ出された決断だったと思います。
それこそが、「全力を尽くした」と言えるのではないかと思いました。

この作品は、仕事・友人・子供と、テーマが多岐にわたっていますが、そのうち友人、子供に関しては、御巣鷹山事故17年後というタイムスパンでやっと見えるものを描いています。

また、合間合間に入る衝立岩登頂の記述が物語を引き締めています。

17年という歳月と衝立岩の勇壮な自然が、この作品にスケールの大きさを与えています。

今まで読んできた横山作品の中で出色の作だと思います。

(この先、思いっきりネタバレです。)
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横山秀夫 TB:5 CM:16 admin page top↑
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