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「張り込み姫」 垣根涼介
2012 / 04 / 27 ( Fri ) 21:42:46
「君たちには明日はない」シリーズ第3弾です。

★★★☆☆

リストラ請負人・村上真介参上! テレビドラマ化の人気シリーズ最新刊!

企業のリストラを代行する会社に勤める真介の仕事は、クビ切り面接官。「人間にとって、仕事とは何か──」たとえどんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、真介はこの仕事にやりがいを感じている。今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車業界、そして出版社だが……。働くあなたに元気をくれる傑作人間ドラマ。(Amazonより)



あらま。いつの間にテレビドラマになっていたんでしょう?
知らなかったわ~。

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垣根涼介 TB:1 CM:13 admin page top↑
「借金取りの王子」垣根涼介
2007 / 12 / 12 ( Wed ) 13:06:14
君たちに明日はない』に続く、村上信介シリーズ第2弾です。
前作を読む前に図書館に予約を入れていた作品です。
『君たちに…』が私的には期待したほどではなかったので、
こんな形でなければ、きっと読まなかっただろうな。
読んでよかった!
前作よりおもしろい!

★★★★☆

デパート、保険会社、消費者金融、ホテル…今日も村上信介は面接に向かう。

前作と、主要登場人物や設定は変わっていないのですが、前作と大きく違うところは、
何と言っても、「エロ場面がない」ことでしょう(*^_^*)
ほかの方はどうなのか、聞いてみたいところだけど(いや、嘘)、
私はこういう場面、基本、好きではないみたい。
人様の、大して変わり映えのしないコトにつき合わされてもねぇ。
物語から引いてしまうというか、現実に戻ってしまうというか、「何のために描いてるんだ?」みたいなことを思ってしまって、どうもお話から冷めてしまう。
読者サービスかなぁなんて思うと、余計につまんなく感じてしまう。
まぁ、目くじらたてることでもないんだけど、前作の場合、「そんなのど~でもいいじゃん」と思ってしまったわけです。(この作者の場合、性描写がきれいじゃない…というのも、マイナスポイントかな^^)
というわけで、今回は「またかい(-_-)」という気分にならずに、楽しく読めたのでした。

で、もう1つ違うところは、主人公・村上信介が今回は少し引いた位置にいて、リストラされる側の人に焦点が当たっていた点でしょう。
これ、大正解だと思います。
垣根さんいうところの「フレームの変わった瞬間」が、
直に読者に届きます。

なので、『借金取りの王子』なんて、とてもおもしろいものになっている。
人のよい王子・三浦宏明の純愛。それを受け取った池口の気持ちが痛いほどに伝わって、
ラストシーンが決まってました。

村上の会社は、リストラ請負と並行して人材派遣も業務として行うようで。
働く側にとっては、それほどいい制度ではないのでは…とも思うのですが、
企業側にとっては、正社員を雇うより安上がりだし、簡単に首を切れるし、需要は確かにあるでしょうね。
この辺の話も、また期待できそうです。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

垣根涼介 TB:3 CM:8 admin page top↑
「君たちに明日はない」垣根涼介
2007 / 11 / 28 ( Wed ) 11:59:03
『明日の記憶』(荻原浩)と一緒に山本周五郎賞を獲った作品だそうです。
山本周五郎賞って幅広いのね。

★★★☆☆

リストラ請負会社に勤める村上信介。
彼が面接する相手は、仕事の発注元である相手会社のリストラ候補生。
要は、リストラ候補者に早期退職を紳士的にお勧めする仕事。
当然そこにはドラマが生まれる。
若くてカッコいい村上の、恋と仕事のお話。



軽くて読みやすい、痛快サラリーマン小説です。

リストラ請負会社という設定が目新しく、そこに助けられた感もあります。
つまらなくはないけど、そんなにおもしろいってわけでもない。
そんな感じ。

作者があとがきで、こんな言葉を残しています。

小説は、魅力的な人物像を描くことがもっとも重要だと、私は考えている。…(中略)…私が思うに、人間の存在価値は、人が持っている内面世界、つまりは、その人が自分の目に見える世界をどう捉えているかという、本人の自意識そのものにある。自意識のフレームだ。だから私は物語を組むときに、その人物の自意識のフレームが変容する瞬間を常に描いてきた。…(中略」…人生の大事は、なにも冒険犯罪という分野に限定しなくても、現実のこの世界にも厳然としてある。そう思い立ったのがきっかけで、このサラリーマン小説『君たちに明日はない』を描いた。



なるほどね。
人生の大事ね。
この作品でいえば、
たしかに、主人公が面接する人にとっては人生の大事だけれど、
主人公にとってはそうではない。
恋愛だって、本人は結構楽しそうだけれど、そこに主人公にとっての意外性というか、新たな発見というものがない。
まぁ、その辺が、「ちょっと期待はずれ感」をもたらしたのかもしれません。

余談ですが。
解説で、篠田節子さんが、信介の恋人・陽子に作者が与えた道を褒めていました。

そこには「愛のハッピーエンド」の嘘くささも、日本脱出や「とりあえず起業」の浮つき感もない。


…だそうで。
なんだか『女たちのジハード』を自己批判してるみたいで、ちょっと笑ってしまいました。

higeruの大活字読書録
たこの感想文
読書感想文とブツブツバナシ
垣根涼介 TB:1 CM:4 admin page top↑
「クレージーヘヴン」垣根涼介
2007 / 08 / 27 ( Mon ) 20:03:01
この作品、「18禁」だって知ってました(higeruさん情報♪)
なので、それなりに分かって読んだ作品ですが。。。
いやいや、のっけから「どうだ!」の作品でした(^^;)

★★★★☆

北関東の県庁所在地。暴力衝動を秘めた男と、堕ちるところまで堕ちた女が出会う。
2人の心が共鳴するとき…。



北関東です。常磐線です。ここは絶対茨城です。
ららこさん、お元気~♪……と、いきなりネットに向かって手を振ってみたりして(^^)/~~~

この作品、「好き」と言うと、すごーく誤解されそうで、表明しづらいものがあるのですが。。。。
私、この作品、好きです。(言っちゃったよ。)

話題の(?)エロ描写だけではなく、
ド田舎の町だからって、あっちもこっちも偶然出会っちゃったり、
ケリの付け方がショボかったり、
主人公特有の語彙を私は正確に読み取れているのか不安だったり。
まぁ、一般的に「文句なしにオススメできる作品」かというと、そうでもないかなと思います。やっぱり。

だけど。
クリスマスのシーンや誕生日のシーン。
じんわり好きです。
寒々とした心と卑屈に縮こまった心がびくびくしながら触れている。
丁寧な描写が決して美しくなく、甘くなく。
ゴツゴツした不器用な感じが、なぜだか胸に響いたのでした。

ラストも、あんな2人なのに救いがあって、私はちょっとあったかい気持ちになりました。

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垣根涼介 TB:2 CM:4 admin page top↑
「サウダージ」垣根涼介
2007 / 01 / 05 ( Fri ) 14:02:39
今年の感想は垣根涼介さんから!
『ヒートアイランド』『ギャングスター・レッスン』に引き続き、アキが登場します。
この作品、とっても面白かったのですけれど、
残念ながら、私的には18禁です(^^;)

★★★★☆

コロンビアからの出稼ぎ売春婦DDと、チキートこと耕一。まぁ、えげつないほど強烈だわ。けれどもそのうち、この強烈なカップルの強烈な愛情表現が不快でも何でもなくなります。最後にはこの「バカップル」が愛おしくさえ思えてきます。
真っすぐで激しくて、頭が弱いDD。
振り回されっぱなしの耕一。
それでも耕一は、DDぐらい分かりやすくなくちゃだめだったんだろうなぁ、なんて。
そこら辺の恋愛小説より、ずっと素敵な恋愛小説です。

耕一は日系ブラジル人です。垣根さん、『ワイルド・ソウル』を思いっきり引きずっています。
だから『ワイルド・ソウル』を読んでる私も、耕一の背景が多少なりとも想像でき、耕一の貧困ややり場のない怒りを思うことができました。
耕一。DDと出会って翻弄されてばかりだったけど、DDと出会えてよかったね。耕一の人生、悲しく辛く寂しいばかりじゃなかったね。泣きたくなるほど思います。

そして、アキ。こちらは耕一とは対照的に、何とも歯がゆいぐらいに初々しかったです。意外なぐらい純なアキが妙にリアルで、何だか微笑ましいものを感じたのでした。

後半、柿沢、桃井とアキのチームに、耕一が絡み、そこになぜかDDが割り込み。。。スピード感と緊迫感は健在です。

すごく好きな作品です。

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垣根涼介 TB:3 CM:4 admin page top↑
「ギャングスター・レッスン」垣根涼介
2006 / 11 / 17 ( Fri ) 09:34:07
ヒートアイランド』の続編。

★★★☆☆

LESSON1~LESSON5まで。
柿沢はあくまでもシビアに、桃井は親密に、アキにギャングの手ほどきをします。
柿沢も桃井も、『ヒートアイランド』の登場人物です。
桃井って、こんなに人が良かったっけ?
前作では、職人気質なところがクローズアップされていましたが、
今回は、どことなく親しみやすいイメージです。

そういえば、OJTなんて言葉がいっとき闊歩しましたねぇ。
最近、私がそういう場に身を置いていないせいなのか、すっかり忘れていた言葉です。
最近の若い人たちは、アキみたいにきちんと教育を受けさせてもらっているのかな。
私が会社に入ったときは、1か月の研修と、それに続く2年の見習い期間(?)があったけど、
今どき、そんなに悠長に研修なんかさせてもらえないだろうな~。
アキ、結構恵まれているんじゃないか?

LESSON1~LESSON4までは、ストーリー上、どうしても説明口調になってしまうので、ちょっとかったるかったかな。
アキも頑張っているんだけど。

LESSON5の実戦は、なかなかおもしろかったです。
綿密な計画、トラブル発生、スピード感あふれる逃走劇。
これが全編にわたっていたら、かっこよかったのになぁなんて思いました。

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垣根涼介 TB:2 CM:8 admin page top↑
「ヒートアイランド」垣根涼介
2006 / 09 / 26 ( Tue ) 12:19:27
以前、渋谷の近くに住んでいた私。
1行目からつまずきます。
Q-FRONTって何よ?
場所からいって、三千里薬局のあたりかな?
…う~む、今どきのシブヤについていけるかな~。
そこはかとない不安を抱きながら、読み始めたのでした。
が、

★★★★☆

おもしろい!
とってもおもしろい!

渋谷の脳内地図が20年前のものであっても、渋谷に行ったことがなくても、全然そんなの問題なし。
ぐいぐいとアキとカオルが作品の世界に連れていってくれたのでした。

アキをヘッドに、カオルを参謀にしたストリートギャング(?)に、
泥棒3人組と暴力団2つが絡みます。

トラブルの種であるカジノバーからの強奪金。
アキとカオルは、うまく問題を処理することができるでしょうか…というお話。

アキの計画がどんなものだかワクワクして、思わぬ事態の発生に、ついついアキの気分でハラハラします。

解説では、この作品の不足として、女の存在がないところを挙げていましたが、
いやいや、腹の立つ女性が出てくるぐらいだったら、いっそのこと、こういうスカッと男の世界のほうが楽しめますって。

アキは若くて肉体派で、その上、知性も備わっていたりして。
居場所のない焦燥感なんかを抱えていて、だけど将来を絶望してやけになっているわけではなく、それなりの矜持なんかもあったりして。
なかなかなヒーローです。
それも、成長過程にあるヒーロー。
これからどうするんだろうな~と思わせるようなエンディングに、次の作品への期待が膨らんだのでした。

泥棒さんの柿沢と桃井もプロフェッショナルな味わいで、この人たちの物語もおもしろそうだと思います。

『ギャングスターレッスン』や『サウダージ』、楽しみです。

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黒猫の隠れ処
垣根涼介 TB:2 CM:8 admin page top↑
「ワイルド・ソウル」垣根涼介
2006 / 08 / 15 ( Tue ) 17:12:25
おもしろかった!
でも私的には「16禁」なので、次女に勧められないのが残念(>_<)

★★★★☆

衛藤は国の移民政策に乗り、ブラジルへ家族とともに旅立った。
そこは、アマゾンの奥深く。とても農作業に向く場所ではなかった。
開墾しても雨季の雨が全てを流してしまう土地。蔓延する疫病。帰りたくてもパスポートまでもが取り上げられ、泥水を飲むような生活を強いられる移民たち。
「棄民」…国を、外務省を、呪い、そして土に還った仲間の怨嗟。
衛藤の移民仲間、野口の息子ケイ、マフィアに育てられ組織の幹部となっている松尾(ノブ)、そして衛藤が金鉱山で出会った山本は、国や外務省に一矢報いるべく東京に集まる。



テーマは重く、社会性に富んでいます。
最近、ドミニカ移民訴訟が裁判所で棄却されましたが、謝罪の言葉が首相談話として発せられています。
世紀の愚策とまで言われたドミニカ移民政策。ブラジルでもまた同じことが起きていたようです。
私、何も知らなかった。
その過酷さや想像を絶する生活の苦しさは、作品中1章分しか描かれていません。
けれども、その記述は生々しく、想像力に欠ける私たち読者の胸をえぐります。

そんな重たいテーマにもかかわらず、読後の印象はカラッとしてます。
これには、ケイのブラジル人らしいラテンの乗りが大きく貢献しています。
ケイの養母、エルレインの開けっぴろげで情の濃い性格も、何かしら救いに思われます。
エルレイン…肝っ玉かあさんですね。
ケイがこの人に育てられてよかったな~と思います。

ケイたちの「復讐」が手間ひまかかっているわりにおとなしいもの(?)であったことも、本当にそんなので満足したの?と思う反面、怨恨の連鎖を感じずにラストを迎えられたことに清々しさを感じました。

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垣根涼介 TB:1 CM:8 admin page top↑
「午前三時のルースター」垣根涼介
2005 / 09 / 22 ( Thu ) 12:22:19
爽やかな読後感の少年の成長物語…なのかな~。
何だか読むのにとっても時間がかかりました。

★★☆☆☆

旅行代理店に勤める長瀬は、取引先の社長から、孫の慎一郎をベトナムに連れて行ってほしいと頼まれる。
慎一郎はベトナムで死亡したとされる父の生存を確信し、父の捜索を希望していた。
ベトナムで出会った真実とは。
(ほぼ文庫裏表紙)

う~ん、あまりおもしろくなかったな~(爆)
何でかな?

出てくる人物も魅力があるし、単純なストーリーだけにスピード感あるし、だけどイマイチこの作品の世界に浸れず、ちょっと気を抜くと、すぐに睡魔が襲ってきました。。。

途中でなぜかカタカナのドシンプルな英語が入ったり、
熱く車を語ってみたり、腕時計が1個200万だとか何だとか、
そういう「ハードボイルド」っぽいところが、ちょっと私にはついていけなかったかな。

いやいや、ただ単に私が眠かったから、作品の世界に入れなかっただけなのかも。。。

少年慎一郎が1歩大人になったことを表すラストシーン。
あぁ、ここ、感動的な場面だよな~と、妙に冷めてしまいました。
確かに絵的にはきれいだけど、もったいないお化けが出るよなんて、
庶民の私はつまらないことを思ったのでした。

ベトナム、サイゴン(ホーチミン)の土地の熱気や
人の暮らしや、そこに住んでる人達の感情なんかを
もっともっと感じたかったです。

次は「ヒートアイランド」かな、と懲りずに思っている私。
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