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「金ぴか~三人の悪党1」 浅田次郎
2012 / 11 / 08 ( Thu ) 21:44:35
これは…だれの本だろう?(笑)

ザ・エンターテイメント。
読者を楽しませることに徹した作品です。
ここまで徹していると,なかなか気持ちがいいものです。

★★★☆☆

阪口健太、通称ピスケン。敵対する組の親分を殺り13年刑務所で過ごす。大河原勲、通称軍曹。湾岸派兵に断固反対し、単身クーデターを起こした挙句、自殺未遂。広橋秀彦、通称ヒデさん。収賄事件の罪を被り、大物議員に捨てられた元政治家秘書。あまりに個性的で価値観もバラバラな3人が、何の因果か徒党を組んで彼らを欺いた巨悪に挑む!悪漢小説の金字塔(Amazonより)



すかっと爽快。
後腐れなし。

さらっと読んでさらっと忘れるタイプの作品だけど,
それもまたよし。と思える読書タイムでした。

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浅田次郎 TB:0 CM:1 admin page top↑
「憑神」 浅田次郎
2009 / 03 / 16 ( Mon ) 15:59:43
何となく軽い本を読みたくなりました。
安心して読める人情話…だったように思います。

★★★☆☆

時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。(Amazonより)




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浅田次郎 TB:0 CM:5 admin page top↑
「日輪の遺産」浅田次郎
2008 / 08 / 09 ( Sat ) 00:17:18
浅田次郎さんってとっても優しいんだろうなぁなんて思いました。

★★★☆☆

帝国陸軍がマッカーサーより奪い,終戦直前に隠したという時価二百億円の財宝。老人が遺した手帳に隠された驚くべき真実が,五十年たった今,明らかにされようとしている。(文庫裏表紙より)



なぜこの本を読んだのか。
ほかに読む本がなかったからです(笑)

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「珍妃の井戸」浅田次郎
2008 / 01 / 22 ( Tue ) 23:03:43
浅田次郎『蒼穹の昴』の続編というか、スピンオフ作品というか。
ミステリー仕立ての作品です。

★★★☆☆

美しき妃はなぜだれに殺された?(文庫帯より)

列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは―。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。 (Amazonより)

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浅田次郎 TB:0 CM:4 admin page top↑
「蒼穹の昴」1~4 浅田次郎
2007 / 12 / 13 ( Thu ) 15:34:48
文庫本4冊の超大作。
おもしろかった!
浅田さん、渾身の作品だと思います。

★★★★と半分

昔々、私がまだ子供だった頃、父は大河ドラマの大ファンでして、日曜8時は必ずNHKがついていました。
さすがに中学生になった頃は、「俺たち」シリーズとか、そんな青春ドラマを見たかったりもしたのですが、その時代はテレビは一家に一台、ビデオなどもあるはずもなく、泣く泣くおつき合いをして、つまんない丸顔おじさんのドラマを見たりもしてました。
まぁ、そんな大河ドラマでしたけれど、私自身が密かに楽しみにしていたものもあったわけで。
加藤剛の平将門、緒方拳の藤原純友、豊臣秀吉、根津甚八の石川五右衛門、何だか忘れたけど草刈正雄…出てくるたびにドキドキしてたものでした。
最近では、反町隆史の織田信長。(これは、父のおつき合いではなかったけれど^^)
思い出すと、当時の感覚がよみがえります。

んで、何が言いたいかというと。
この作品、大河ドラマだと思います。
大きな歴史の流れの中で、その当時の体制の中で、
登場人物たちがキラキラと、とても魅力的。
虚実ないまぜで、だれが歴史上の人物か、だれが作者の創作か、よく分からないけど、
それでも全然OK。
歴史上の人物の性格だって、真実を伝えているものではないかもしれないけれど、
活き活きと、物語の中で生きています。

こちら側から見れば悪人だけど、あちら側から見れば善人だったり、
点で見れば悪だけど、線で見れば(後から考えれば)結構善だったり、面で見ると(世界的な視点で俯瞰して見ると)、それも流れか…という側面もあったりして。
歴史上の出来事は、そういうおもしろさがあると思います。

その中で、この作品が取り上げたのは、清の末期。
西太后が権力を握り、もう青息吐息の時代です。
だけどこの作品は、決して西太后を悪者にはしていない。
この西太后、かわいらしいし、聡明だし、何とも憎めない人になっています。
いつどうやってそんなイメージができたのか、もう定かではないのだけれど、
私の中の西太后といったら、ぶよぶよ太っていて、思いっきりゴージャスで、冷酷無比な、どこか性格破綻者で…限りなく悪いイメージしかありません。
なのでびっくりしましたし、何となく嬉しくなりました。
いつの間にか「常識」と思っていたことが、コロッと覆される快感。意外性があり、先を読むのが楽しみになります。
うん。うまいな。浅田次郎。

大河ドラマですからね。
ここはやっぱりお気に入りの人物がいるわけで。
私は断然李鴻章(リィホンチャン)。
カッコいいんですよ。
もうおじいさんだけど。
香港割譲の場面なんか、ほれぼれしました(*^_^*)
彼に龍玉(ロンユイ)がもたらされていたら、歴史は変わったかも…なんて思ってしまいました。

この作品で、ちょびっと知ったこともあります。
宦官、科挙、日清戦争。

ちなみにこの作品、★が4つ半という中途半端なつけ方をしたのは、私が中国史を知らないので、本当のおもしろさが分かってないような気もするからです。
乾隆帝ってだれさ?の私。世界史選択の受験生の長女に聞くと、日本語読みは「けんりゅうてい」だそうで。(読めないよ!)
とある宦官を寵愛しすぎて、後年はどうしようもなかった人だと伝えられているとか。
ふ~む。知らんぞ。この作品ではとってもとっても聡明で、だけどとてつもなく孤独な人だ。。。
そんなこんなですからね、実は袁世凱(ユアンシーカイ)とか李鴻章(リィホンチャン)も、「えんせいがい」「りこうしょう」という日本語読みの名前だけはかろうじて聞いたことがある程度。
もしかしてこの時代の中国に詳しかったら、もっとおもしろかったかもしれないと思うのです。
もっとこの時代の中国のお話を読みたいな。
どなたか、おもしろい作品があったら教えてくださいな。

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浅田次郎 TB:2 CM:6 admin page top↑
「椿山課長の七日間」
2006 / 02 / 06 ( Mon ) 20:48:56
さすが元新聞連載小説。途中箇所にも山場があって、さくさく読めました。

★★☆☆☆

これは辛めの☆かな。う~ん、おもしろかったんです。でも何だか、「おもしろかった」がさらっとし過ぎていて、ちょっと物足りない感じ。最後、無難にまとめてしまったかな、みたいな。。。。
もっと深い感じになるのかと思ったら、意外とそうでもなく終わってしまった、みたいな。
何とも「おもしろかったけど、コツンと来ないぞ」みたいな感じでした。。。。

これぞ大衆小説、みたいな浪花節満載で、いい人がたくさん出てくるし、間違いを犯した人に対する視線も優しい。ハートウォーミングなお話、だと思います。

蓮ちゃんも、陽ちゃんもいい子でね。
おじいちゃんもいい人でね。
ヤクザさんもいい人でね。
そのいい人加減が何だかファンタジーでした。そういうファンタジーを受け容れるだけの素直さが、私にはもう欠けているのかもしれません。
そういう人物造形も、作品の中では結構活き活きとしていたんですけどね。

ラストが、え~、それはないでしょう、なラストでした。
やっぱりこういうファンタジーは、最後はいい人が報われる、で終わってほしかったな。

主役の椿山課長にどれだけ共感できるか、というのも重要なポイントかもしれません。
私は、死んでからそんなことを思ってもさ~みたいな、ちょっと冷たい目で見てしまいましたので。(汗)

どんどん先を読ませる平易な文章と軽快なリズムは、さすが浅田さんって職業作家さんだな~と思います。心がちょっと疲れたとき、何となく気持ちが沈んだとき、さら~と読めて、そして読む前よりも少しだけ、周りの人に優しい気持ちになれる作品だと思います。
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「壬生義士伝」
2005 / 11 / 22 ( Tue ) 23:33:56
主人公、吉村貫一郎の独白部、南部なまりが出てくると、潰れそうに胸が苦しくなりました。まるで条件反射のように。

★★★★☆

新撰組で名を馳せた吉村貫一郎。彼はただ、妻と子供を守りたくて脱藩した。そしてただ、殺されたくなくて人を斬った。その代償としてもらった金銭を残らず故郷に暮らす妻子に送った。守銭奴といわれ嘲られた彼は、ただただ妻子のために命を捧げた。

文庫本の上下巻、途中で一息ついてしまったら、先を読むのが恐くなってしまって、少し寝かせておりました。
吉村の生き様が切なくて。
おのれの義に従った生き方が尊すぎて、苦しくて。
彼の最期までつき合うのに、少し勇気が要りました。

それに。。。。(苦笑)
この作品、吉村の独白部分と、大正時代になってからの聞き語りの部分と、2つの時代が交互に出てきます。
これ、私はとても読みづらかった。
吉村の世界にのめり込めないような、そんな感じがありました。
こういう構成を文庫解説の久世光彦は「巧い」と評していたけれど、
もっと正攻法でいったほうがうれしかったかなと思います。
吉村の独白の後に、いきなりべらんめえでしゃべられると、何だか自分の感情が宙ぶらりんになってしまって、気持ちがついていかないのよ。
「シェエラザード」も同じような構成でしたが、浅田さんのお好きな書き方なのかもしれません。

そんな、ちょっと苦手な構成でしたが、物語そのものには、
大きく心を動かされました。

この作品に描かれている親子の絆、友の絆、同士の絆。そして武士の義。
どれもが贅肉をそぎ落とした真摯なものに思いました。
今の世の中では忘れ去られているような、
文字通りの命懸けの絆であり、義であった。
そこを描き切っていると思います。

作品を読み終わって、感動とは別に、何か困惑する感覚も持ちました。
彼の生き様も息子の生き様も、周りの人間たちの生き様も、
すべてあの時代であったからこその生であったのだと思うのです。
それを、今、命のやりとりをしなくても済むこの時代に生きている私の中に、どう納めればいいのか、ちょっと混乱する感じ。
ああ、こういう人がいたんだな~、すごいな~で終わるような作品ではないだけに、
何か大きいものをもらったような感じがするだけに、
さて自分を省みて、時代背景の違いを持て余している感じです。


吉村の妻子への思いや、長男、嘉一郎の吉村への思い、長女みつの吉村への思いが、切々と私の深いところを揺さぶります。
彼らの濃くて甘やかな親子の情に、どうしてこの親子はお互いがお互いを思いやる優しい絆を持てたのだろうと思います。
親もギリギリの選択を強いられて、そういう強い逆風の中に親子が生きてきたがため、
あるいは、「武士の世界は本音と建て前の世界」だからこそ、そこで生きる人間として、相手の心に敏感な感受性が備わっていたがため、
そういう時代背景も、感じたりはするのですが。
だけどやはり、吉村の思いが素朴で真っすぐで、そして強かったからこそ、なのだと思います。

全編通じて吉村は、ただの一度もぶれません。
それだけ強く人を愛することのできた吉村に、会えてよかったと心から思います。
この先、私の中の根っこのようなところで、吉村は深く存在し続けるような気がします。
浅田次郎 TB:1 CM:2 admin page top↑
「壬生義士伝」の下巻
2005 / 11 / 17 ( Thu ) 20:43:57
下巻、買いました♪
100円ではなかったけど、私は満足♪
さて、今晩読もうかな。

今ケーブルテレビで「るろうに剣心」というアニメをやっています。
今まで私はオープニングテーマ曲の「そばかす」しか興味がなくて、
音楽が始まれば一緒に歌い、それで満足していたのですが、
このアニメ、新撰組が出てくるんだそうです。(息子談)
それでもって、「壬生義士伝」にも出てくる斎藤一も出てくるそうです。
「クールでカッコいいんだよ」とは息子の話。
そうか、カッコいいのか。
明日から、ちょっと見てみようかなと思ったのでした。
この話、主人公の剣心が何だか、よく分からないんですけどね。
ちなみに今日は、主人公が再び流浪の旅に出たというところで終わってました。
う~ん、今からついていけるかな。。。。
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「壬生義士伝」上
2005 / 11 / 16 ( Wed ) 16:28:04
南部藩を脱藩して、新撰組の一員となった吉村貫一郎の物語です。
吉村貫一郎が大阪の藩屋敷にたどり着く場面から、
吉村本人の独白部分と、大正時代、新撰組の生き残りの人々の語り部分と、2つの時代を行ったり来たりしています。
新撰組での立場が違えば吉村に対する認識も違う。
多角的に吉村の姿が浮かび上がってくるようです。

けれどもやはり圧巻は、吉村本人の強い方言のある独白部分です。
ここだけ、シンとした空気が流れます。
彼の妻や子供への真摯な愛情に胸打たれます。
朴訥として素直な言葉であるだけに、胸に響きます。

今、新撰組の生き残りで、隠居をしている池田七三郎(本名稗田利八)が坂本龍馬は新撰組が殺したのではない説を話しているところです。うん、これもなかなかおもしろい。聞いていると、なるほどね~と思ってしまいます。
彼にとって吉村は、子供好きで、驚くほど剣がたち、実践的で的確な指導をする、親しみやすく頼れる先生であったようです。

今、疑問なのが、吉村に切腹を申しつけた大野次郎右衛門の本心。
彼は刀まで与えて、何を考えていたのでしょう。
きっと下巻で明らかになるんだわ。

もうすぐ上巻を読み終えますが、明日、下巻を買わなくちゃ。
浅田次郎 TB:0 CM:5 admin page top↑
「シェエラザード」上下
2005 / 11 / 09 ( Wed ) 15:24:44
壮大な戦争末期の物語と、現代の恋愛物語(?)が同じまな板の上に乗っています。

★★★と半分

戦争末期の海上に、豪華客船が密かな使命を持って走っていた。
船の名前は弥勒丸。
「誤爆」により沈没した弥勒丸を引き揚げろ!
戦争の傷跡深い老人の執念が一大プロジェクトを立ち上げた。

以前にも書いたように、戦争末期の弥勒丸船上の描写と、現代の弥勒丸を引き揚げようとするプロジェクト進行が交互に描かれています。
そして以前にも書いたように、現代のお話になると、急に色褪せてみえてしまって、
せっかくの弥勒丸の魅力も、それを愛した船員達の気概も、究極の選択をしつつ崇高に生きた人々の輝きも、何もかもが台無しになってしまいます。
これ、戦争末期だけに絞るか、現代の登場人物を大幅に変えるか、
どちらかにしたほうがよかったように思います。
つまりはっきり言えば、律子が要らなかったかな~と。
この女性に対して全然共感できなかったし、最後の行動なんて、勝手に自分に酔っていればの世界だったし。
私にとってはいささか目障りな存在でした。

弥勒丸の魅力にわくわくし、弥勒丸の運命を分かっていながら手に汗握り、崇高な思いに心を打たれ、
そしてシェエラザードの響きが哀切でした。

それだけに、とても残念な思いが残りました。
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