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一緒におふろ♪
2005 / 06 / 30 ( Thu ) 21:54:48
今日、1週間ぶりぐらいに息子(小5)からおふろのお誘いがありました。
ここのところ、ピタッと「一緒におふろに入ろう♪」と言われなくなったので、そろそろそういう時期なのかな~なんて思っていたのですが、
何のことはない、最近はただ単に暑くてササッとシャワーで済ませたかっただけのようでした。
ちょっと肩すかし。
湯船の中に何秒潜っていられるか、ご要望にお応えして数を数えてあげながら、
まだしばらくは一緒に入れるかな~と思ったのでした。
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日々のつれづれ TB:0 CM:0 admin page top↑
「手紙」東野圭吾
2005 / 06 / 30 ( Thu ) 20:37:00
じっくりと考えさせられる作品でした。

★★★★★

弟の学費ほしさに盗みに入った家で家人に見つかり、衝動的に強盗殺人を犯してしまった兄、剛志。

突然、犯罪者の弟という烙印を押されることになった弟、
直貴。

剛志は刑務所から月1回、弟に向けて手紙を書く。

犯罪者の弟というレッテルを貼られることになった直貴は、
世間の差別に憤り、傷つき、あきらめ、そして・・・。
というお話です。

こういう類のお話では、主人公に感情移入し、そして世間の冷たさや理不尽な扱いに憤ったりするものだけど、この作品では、世間の直貴に対する態度もまた理解できてしまいます。
ここに書かれている「世間」には、確かに私も含まれていることが実感できます。

だから作者の考え方を代弁しているかのような社長の言葉にも、確かにそうだよねってうなずきたくなります。

決して世間が理不尽なのではなく、
犯罪者の家族に対して差別があるのは当然なんだ。

自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになるとすべての犯罪者に思い知らせるためにも、それは当たり前のことなんだ。

それだけ「人を殺す」という罪は重いのだと。
自分が刑務所に入れば済むというものではないのだと。

だからそこから始めなければいけない。
犯罪者の家族はそこから人とのつながりを築き上げていくことが大切なんだ。

うん、確かにそうだよね。
それぐらい、育んできた愛や友情を断ち切ってしまった罪は重いよね。

・・・だけど・・・。

「犯罪者の親」ならまだ分かります。犯罪者となってしまった彼や彼女の人格形成に大きく関与してきたはずなのだから。
その責任を社会に問われることもあるだろうと、私も納得する部分があります。

けれども兄弟やその家族まで不当な扱いを受けることはやっぱり理不尽だと、どう考えても理不尽だと思ってしまいます。

「兄貴、俺たちはどうして生まれてきたんだろうな。
兄貴、俺たちでも幸せになれる日は来るんだろうか」

そんな問いかけに、幸せになってほしいと切に願ってしまいます。

社会の安心と個人の幸せと。

「相反するベクトルが引き裂かれることなく豊かに調和する」(by 梨木香歩)ことの、なんと難しいこと。
東野圭吾 TB:7 CM:26 admin page top↑
「秘密」東野圭吾
2005 / 06 / 29 ( Wed ) 22:45:04
心に響いた作品です。
広末涼子が一番乗っていた時期に映画化されましたね。
彼女には荷が重かったんじゃないかな~と思います。

★★★★★

この作品のすごいところは、
心情描写が自然であるところだと思います。

この状況であったら当然そう思うよねと共感できるような
滑らかな感情の変化。

主人公の平介の単純には割り切れない思いについていけるから、
彼の行動がよく分からなくても非難する気にはなれず、むしろそう感じてしまう彼が切なくなります。

>目に見えるものだけが悲しみではない。

実は私の胸に一番ざくっときた言葉はこれでした。

ほんの「脇役」である双子の娘を亡くした父親の深い悲しみが、こういうあらわし方しかできない不器用な父親が、胸に迫りました。
「脇役」にも生命が吹き込まれているからこそ、作品が身近に迫ってくるのかもしれません。

ラストは思いがけなくて、
「秘密」のタイトルをかみしめてしまいました。
とにかく泣けて泣けて仕方ありませんでした。
東野圭吾 TB:1 CM:11 admin page top↑
「模倣犯」の4分の1
2005 / 06 / 29 ( Wed ) 17:12:40
上巻の半分まで読みました。
登場人物一人ひとりに細かな肉付けがしてあるから、
思いっきり感情移入してしまいます。
豆腐屋のおとうさん(有馬義男)が痛々しくって、
泣ける泣ける。
またこの人、「胆力がある」いい人なんだ。

宮部みゆき TB:0 CM:4 admin page top↑
「下妻物語」嶽本野ばら
2005 / 06 / 28 ( Tue ) 15:19:19
大笑いできる本です。
映画化もされ、深田恭子がロリータファッションに身を包んだ桃子を演じていましたね。もしかしてすっごいはまり役なのでは。
ビデオで観てみたいのですが、ビデオ屋さんに行くたびに貸し出し中です。(残念)

★★★★★

ロココの精神に生き、ロリータファッションにすべてを賭ける竜ヶ崎桃子。
特攻服に身を包み、ヤンキー道をひた走る白百合イチゴ。

どこも似てない2人の奇妙な友情物語。。。
なのでしょうねぇ、やっぱり。

この2人のズレ方が何ともおかしかったです。
妙にすがすがしい気分で読み終えました。

いきおいのある作品でした。
嶽本野ばら TB:2 CM:5 admin page top↑
「博士の愛した数式」小川洋子
2005 / 06 / 28 ( Tue ) 10:49:00
ほろほろと壊れそうな砂糖菓子をそっと手のひらに乗せている、
そんな優しいお話でした。

★★★★★

フェルマーの最終定理も、
オイラーの公式も、
虚数も素数も自然対数も、
ルートでさえも
こんなに深い意味があるなんて。

博士の深い愛情と、
真理を求める真摯で謙虚な姿に、
胸打たれます。

涙が流れて仕方がありませんでした。
小川洋子 TB:4 CM:23 admin page top↑
「エンジン」最終回
2005 / 06 / 28 ( Tue ) 09:25:49
キムタクのドラマの最終回、見ちゃった。。。。

あ~っ!すっきりしないわ!

ま、レースに勝ってたら勝ってたで、
絶対に「お約束」だとバカにしてたと思うけど。

実力で負けたのではなく、アクシデントで負けたんだというその負けっぷりが潔くないな~。
おれは悪くないオーラが漂っちゃってるよ。

負けたのに「あなたは勝ちました」って、とってもイヤ。

預かってた子供たちのプライバシーを第3者にベラベラ話す園長がとってもイヤ。

あ、そういえば乃南アサの「ドラマチック・チルドレン」ってあったなぁ。
何だか最後まで読めなかった本だけど。
さまざまな問題のある子を預かり、共同生活を営みながら自立させていく施設のお話だったわ。
その中で、この施設の主宰者自身が地元になじんでいこうと努力してする姿が描かれていたのよね。
子供たちを多く集めた「施設」が近隣と信頼関係を持つためには、
「こんな子がいます」ではなく、
「こんな私が責任者です」というスタンスでオープンにしていかないといけないんじゃないのかな~。

ま、テレビドラマに目くじら立てるのもどうかと思うけど。

今期のテレビドラマは、最初から最後まで見続けたものがなかったなぁ。

次のドラマに期待しよっ♪
てれび TB:1 CM:0 admin page top↑
「虹の谷の五月」船戸与一
2005 / 06 / 27 ( Mon ) 20:28:21
この本を読み終わったとき、いろいろなことを思い涙が止まりませんでした。
胸の奥深くが揺さぶられる本でした。

★★★★★

この作品のエビグラフに
カール・ブッセの詩が載ってます。

山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいふ
ああ、われ、ひとと尋めゆきて
涙さしぐみ、かへり来ぬ

読み終わると、この詩がとても印象的に響きます。

トシオの純粋な精神性が愛おしく、
彼が自分で納得できる道を歩けるよう、
願わずにはいられませんでした。

まっすぐに物事を見つめる力や、
ありのままを受け容れることのできる柔軟性、
人の気持ちを理屈抜きで感じられる感性
トシオの持ってるキラキラしたものが、
どうか損なわれることのないようにと
思わずにはいられませんでした。

それにしても、
女性の生きていく道の何と過酷なことか。

父親に強姦され、妊娠に至った15歳の子に対する周りの大人達の侮蔑的な言葉に、怒りを覚えます。

エイズを患い、生まれ故郷に帰ってきた女性に対する偏見に涙が出ます。

生活が成り立たないからとヨコハマに行かざるを得ないメグの将来がろくでもないものに思え、胸が痛みます。

女性が自分の生を自分のものとして生きることができる世の中や、
女性が希望(アサム)と誇り(ダガン)を失わずに生きていける社会は、
ほんの限られた女性にだけ与えられた環境なのかと、
何だか暗澹とした気持ちにもなりました。

心根の優しいメグには
それにふさわしい将来が開けていますようにと思い、
涙がとまりませんでした。


続きを読む
船戸与一 TB:0 CM:2 admin page top↑
上半期ベスト5
2005 / 06 / 26 ( Sun ) 21:04:55
今年も半年過ぎました(早っ!)

私が半年間で読んだ本の中から、ベスト5を選んでみました。
ちなみに、半年間で53冊読んでます。

①「虹の谷の五月」船戸与一
②「博士の愛した数式」小川洋子
③「手紙」東野圭吾
④「下妻物語」嶽本野ばら
⑤「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン


まだほかにもあれもこれも印象的だった本はあるのだけれど、
今の気分だとこんな感じ。
①②はダントツ。
③④⑤は、実は順番なんてないようなものです。どっちが上なんて決められない。

今読んでいる「模倣犯」は長~いお話なので、
これを読み終わるまでに、5冊とも紹介できればいいな~なんて思っています。
ブックランキング TB:0 CM:8 admin page top↑
どくだみとビーズの指輪
2005 / 06 / 24 ( Fri ) 21:46:06
以前に作ったどくだみローション。

使い始めて1週間になりますが、しっとりすべすべいい感じ。
私のお肌はまだまだ効果が見えないけれど、
一緒に使い始めた次女のお肌はつるつるぴかぴか。

で、近くに1人で住んでいるおばあちゃん(主人の母)に
どくだみローションの話をしたら、
「私も使いたい♪」と早い食いつき。
「こことこことここにしみができちゃってね」と、
おばあちゃん。
そうだよねぇ、70過ぎてもやっぱりきれいでいたいのよねぇ~。

今日、ゆーさんに教えてもらったグリセリンも入れて、
ほかの用事のついでに持っていってあげました。

おじーちゃんの愛情入りだからねぇ、
きっとよく効くよ~なんて言ったら、
おばあちゃん、豪快に笑ってた。

せっかく持ってきてくれたんだからと、
おばあちゃんの作ったビーズの指輪をいただきました。

夏らしくってかわいい指輪。

わらしべ長者になった気分。
日々のつれづれ TB:0 CM:6 admin page top↑
早起きは三文の得
2005 / 06 / 24 ( Fri ) 21:31:57
私の朝は早いです。
毎日5時20分。
火曜日は5時。

昨日も5時20分に起き出して、
いつものように「めざにゅ~」をつけたら、
やってました、コンフィデレーション杯。

「2-1」の後半。

ボーっとしながら長女のお弁当の材料を
冷蔵庫から出し、
またボーっとしながらテレビを見ていると、
中村のこぼれ球をきれいにシュートする大黒の姿が。

一気に目が覚めました♪

その後も中村の惜しいシュートがあったりして、
久々にすっきり爽快な朝を迎えたのでした。

日々のつれづれ TB:0 CM:4 admin page top↑
「模倣犯」の最初
2005 / 06 / 24 ( Fri ) 19:30:39
久々に宮部みゆき。

これってスマップの中居が主演して、映画にもなりましたよね。
見てないけど。

二段組みの700ページが上下2冊。
二段組みはさすがに読み応えがあります。
なかなか先に進みません。
けれども冗長な感じはまるでなく、
登場人物1人1人の造形が深く惹きつけられます。

今、右腕が見つかって、関係者が右往左往しているところ。

これからの展開、特に武上さんの行動に目が離せません。
宮部みゆき TB:0 CM:4 admin page top↑
本棚を作ろう♪
2005 / 06 / 23 ( Thu ) 08:43:17
昨日、登録さえすれば簡単にWEB上に本棚ができる「ブクログ」(http://booklog.jp/)というものを発見。
アマゾンと提携(?)して、アフィリエイトなるものもできるらしい。(それが売り)
そんなものより私が魅力的に感じたのは、本棚の背表紙をクリックすると、本の表紙が引き出せるというところ。
本は図書館で借りることも多いので、
自分の読んだ本の仮想本棚ができるのはなかなか楽しい。(^o^)

ということで、早速登録してみました。

それが「リンク先」にある「そらの本棚」というところ。
まだ2冊しか並べてません。
本を登録するのに時間がかかるので、途中で眠たくなりました(^^;)
そのうち、ぼちぼち充実させていく予定。
(あくまでも予定♪)
日々のつれづれ TB:0 CM:8 admin page top↑
「義経」司馬遼太郎
2005 / 06 / 23 ( Thu ) 08:21:10
NHK大河ドラマ「義経」は、なかなか高い視聴率を上げているそうで。
タッキー(滝沢秀明)義経も健闘しているようですね。
ということで、もう一冊「義経」を。

★★★★☆

この作品は、主人公だから善、敵対するものは悪、みたいな色分けがなく、
どちらの価値観、考え方、感じ方も尊重させた描き方をしているところに好感が持てます。

木下順二さんが
「全力をつくして生きてきた人々の生き方、それが絡まり合って作り出された歴史をよく見てみよう」
とおっしゃっていましたが、
その辺は十分に堪能できる作品でした。

ただ、都落ちした後の義経の記述が2行と2文字であったことだけがちょっと物足りなかったです。
弁慶の立ち往生など、司馬作品ではどのように描かれるのか、読みたかったと思います。

それにしても、
色白で華奢で敏捷な義経。
政治的知略の1つも理解できない、単細胞の義経。
大人になりきれない、甘ったれの義経。
臆病を勇気に転化させる、きかん気の強い義経。
憎悪するには不向きな性格の義経。
親の復讐という華麗な美の成就に心血をそそいだ義経。
そして、軍神義経。

やっぱり魅力的でした。
司馬遼太郎 TB:2 CM:2 admin page top↑
「よみがえる百舌」逢坂剛
2005 / 06 / 21 ( Tue ) 12:51:27
★★★☆☆

あの悪徳警官が千枚通しで首筋を一突きされた。
そして死体の横には鳥の羽(百舌の羽)が。
死んだはずの暗殺者、「百舌」がよみがえった?
大杉と美希は「百舌」を追い、
再び政治の陰謀に足を突っ込む。。。

おもしろかったです。
私は、こういうノーマルな作品構成で
いろんな人間の思惑がうごめく作品のほうが好きみたい。

途中経過でも書きましたが、
大杉の恋心が武骨で誠実で純情で、何ともよかったです。

この作品はシリーズ第4作目なので、
以前の事件の延長上になじみの人々が登場してのストーリー展開となります。
ですからそれまでに培った登場人物に対する親近感が、より一層物語をおもしろくしてくれます。

第1作目では目立たない地味な女刑事だった美希。彼女は、この作品の中ではまるでスパイ大作戦の女スパイのように強くしたたかになっていました。
そんな経緯を後追いしている私には、美希が作品の中で確かに息づいているのが感じられました。
(ラスト間際の百舌との闘いは、逢坂さん、それはやり過ぎじゃないですかと思いましたけど)

大杉もまた然り。彼のごっつい体つきや多少古くさい考え方などが少しずつ大杉像となっていき、いつの間にか目が離せない存在になっていました。

ただ、今回は「悪役」が弱かったかな。
決して小物ではないのでしょうけれど、
政治的な背景を滔々と述べられても、どうも実感が伴わないので、「悪役」の大がかりな計画も、それはひどい、とか、そんなこと許されるはずがない、みたいにはとても思えませんでした。
これは結構大きなネックで、
読んでる途中、ふと冷めてしまうということもありました。

相変わらず、まだ続くのだろうなという火種を残した終わり方で、
実際シリーズはまだ続いているのですが、
キャラクター的には一区切りという感じがします。
ですから、私の中ではこのシリーズはこれで終わりです。

今度シリーズを再開するときは、「百舌」のように強烈なキャラクターを作り出してほしいと思っています。
逢坂剛 TB:0 CM:5 admin page top↑
「義経」木下順二
2005 / 06 / 20 ( Mon ) 14:21:22
今度は「義経」つながりで。
タッキー義経は、今頃どこで何をやっているのやら。
なかなか鞍馬山を出ようとしない義経にいらついて、
いつの間にか見るのをやめてしまっていました。

★★★☆☆

絵巻平家物語(7)、絵本です。

絵本なのに、「平家物語」では、「義経記」では、「吾妻鏡」では…と出典を明らかにしており、
決して子供だましなどではない、
しっかりとした本でした。

本文最後の言葉。
「たしかに、どんな人だっていずれは死ぬ。それが人の世のさだめである。だが、そのさだめを前にして、いろんな人がいろんな生き方をする。・・・(中略)・・・しかし、よい人にせよ悪い人にせよ、全力をつくして生きたそういう人々の生きかたを、また、そういう生きかたがからまりあってつくりだされた歴史というものを、私たちはよく見てみようではないか。」

歴史上の人物を描いた作品は、まさにここがツボなのだと思います。
絵本 TB:0 CM:0 admin page top↑
「君の名残を」浅倉卓弥
2005 / 06 / 19 ( Sun ) 21:43:06
浅倉卓弥つながりでもう1冊。
大河ドラマで「義経」をやっているために、義経の話を読みたくなって手に取った本です。

★★★☆☆

美しい表紙の本。

現代に生きる中学高校生、友恵と武蔵そして志郎は、雷とともに800年ほど時をさかのぼる。
それぞれ巴御前、武蔵坊弁慶、北条義時としてそれぞれの場所で生き、正しい時の流れのための役割を果たす。

義仲の武骨な潔さと巴御前との夫婦愛、
義経の無邪気なまでの一本気、
弁慶と静御前とのつながり、
義経と静御前との別れ、
壇ノ浦の戦いや義経、義仲の戦い、
大姫と義高のかわいらしい恋、
義高亡き後の大姫と巴御前との邂逅、
etc.etc.
創作されたエピソードも、
語り継がれているエピソードも、
淡いタッチで、
けれども何とも心に余韻を残す描き方で。
ドキドキしながら、切なく思いながら、
涙しながら楽しめました。

だけどこれ、何でSF仕立てにしたんだろう。
そのまま素直に歴史小説だったほうが
私はもっとこの世界に入り込めたかも。

「時」が正しく流れるためだとか、
「時」の意思だとか、
要所要所で作者の歴史観がゴシック文字であらわれて、
流れがポッキリ折られるような違和感がありました。

私たちの歴史はすべて大きな意思に導かれて、なるべくしてなったんだと大上段に言われても、
本当にそうなのだろうかと、へそ曲がりの私は疑問が沸いてくるのでした。

武蔵や友恵が歴史における自分の役割を俯瞰しながら行動してるという設定が、
彼らの思考の足かせになってるみたいで、
また、そういう足かせがあることで、自分の人生を全うできていないような気がして、
私自身、少し不完全燃焼な感じが残り、残念でした。
浅倉卓弥 TB:2 CM:4 admin page top↑
「よみがえる百舌」の途中
2005 / 06 / 18 ( Sat ) 21:48:31
大体半分ぐらいまで進んでいます。
大杉がかわいいんだわ。あんなごっついくせして。

読んでる中で初めて見る言葉が出てきました。
「放念」

「金森以上の収穫はなさそうなので、当面古賀のことは放念することにした。」

という文章。
とりあえず考えることをやめる、手放す、そのまま保留状態にしておく。
そういう意味の言葉でしょう。

これってなかなかできることではないけれど、
できるようになりたいなと思います。

失念は嫌だけどね。
逢坂剛 TB:0 CM:6 admin page top↑
「四日間の奇蹟」浅倉卓弥
2005 / 06 / 17 ( Fri ) 18:39:30
以前に読んだ本です。
駅前のスーパーで映画のポスターを見かけました。
映画版では吉岡秀隆と石田ゆり子が演じています。
で、その原作。

★★★☆☆

この作者は空の記述が繊細ですね。
色彩をすくいとる文章がとても印象的でした。

きっと音楽的な記述も、繊細で美しいのでしょう。
私は音楽的な才能をまるで持ち合わせていないので、
残念ながら細部まで味わうことはできませんでしたが。。。。

宇宙的広がりのある奇跡、あるいは宗教的な奇跡、
「奇跡」ではなく「奇蹟」であることから、
なぜかそんなものを想像していました。

だから、正直、ここに描かれている奇跡について、「えっ?」という感もありました。

また、岩村真理子さん(石田ゆり子さんの演じる女性)は多くをしゃべりすぎ、
何でも説明しすぎるという感じも受けました。

女性の感情描写にぎこちない部分もあるし、
仕掛けが既読感を持たせてしまう。

けれども広がりを感じさせる美しい情景描写、
そして感動的な奇跡の終結などに
この作家さんの将来性が十分に感じられ、
なるほどこの作品は「このミス」大賞なのだと思いました。

浅倉卓弥さんという方、一見、読者層を若い女性に想定した作品がお得意そうに見えるけれど、
実は男性を読者に想定した小説を書くほうが得意な作家さんなのではないかな~と、
意外にしっかり語られる脳の話を読みながら思いました。

(ここから先はネタバレ…かな)
続きを読む
浅倉卓弥 TB:3 CM:16 admin page top↑
「よみがえる百舌」の最初
2005 / 06 / 16 ( Thu ) 21:42:54
読者も登場人物の過去を知ってるという点が、
シリーズ物のおもしろいところ。

前作でお亡くなりになった主要人物の影が
まだそこここに残っているところも、
またシリーズ物のよいところ。

百舌シリーズ第4弾。

新たな人物も登場しつつ、これからおもしろくなっていく予感。
逢坂剛 TB:0 CM:4 admin page top↑
「砕かれた鍵」逢坂剛
2005 / 06 / 15 ( Wed ) 22:24:03
★★★★☆

おもしろかったです。とっても。

あらすじを書こうと思ったのですが、下手に書いたら新鮮な驚きが失われる気がして、書くのはやめることにしました。

もう最初から最後まで目が離せなかった。
え、この人が!という驚きのてんこ盛りでした。

今回も美希が大活躍します。
それもかなりの痛みを伴っての活躍です。
思いっきり感情移入して読みました。

ラストが悲しすぎて、実はまだ立ち直っていません。
「憤死」というチャプタータイトルから、きっとだれかが死ぬのだろうと覚悟はしていましたが、それでもやはり、これ以降のシリーズにはその人が出てこないことを思うと、寂しいです。
私自身、こんなに寂しくなるとは思わなかったけれど。

第1弾はミステリー、第2弾はハードボイルド、そして第3弾はエンターティメント。
同じシリーズとはいえ、作品の持つ雰囲気がそれぞれどことなく違います。

私は読みやすかった第3弾が一番好きですが、あなたはどれが好きですか?
逢坂剛 TB:1 CM:6 admin page top↑
「空中ブランコ」奥田英朗
2005 / 06 / 14 ( Tue ) 17:29:32
奥田英朗をもう一つ。
これは3月に読んでます。

★★★★☆

「イン・ザ・プール」でおなじみの伊良部先生が登場します。
先生のトンデモぶりは周知の事実。
だから何があってもそれほど動じず(?)
読むことができました。

一番最後の「女流作家」では思わず涙が。

ちゃんと先も読めていたのに、
マユミに泣かされるとは思いませんでした。

この作品も前作同様、読むとなぜか元気になります。

だれだって
心に大きな荷物を抱えている。
だけどちょっと肩の力を抜いてみようよ、
伊良部先生にそんなことを言われているようでした。
奥田英朗 TB:5 CM:12 admin page top↑
「イン・ザ・プール」奥田英朗
2005 / 06 / 14 ( Tue ) 17:25:13
「砕かれた鍵」はまだ途中。
ちょっとお休みして、今日は今年読んだ本の中から。
「イン・ザ・プール」は1月に読んだ本。

★★★★☆

この間のテレビでは伊良部先生は阿部寛さんが演じていましたが、私は西田敏行のイメージでした。

最初、とんでもない先生って思っていたんだけど、
読み終わって、うん、いい先生じゃないかって思いました。

「ストレスの原因を探るとか、それを排除する工夫を練るとか、そういうの、ぼくはやんないから」

「ストレスの元など、へたに探そうとしないことだね。どのみち心身症になるような人間は、思い当たったところでそれを根絶するわけにはできないわけだから。」

「生い立ちがどうだとか、性格がどうだとか、そういうやつでしょ。生い立ちも性格も治らないんだから、聞いてもしょうがないじゃん」

私は伊良部先生の、ストレスの原因は探らない、
過去のトラウマにも目を向けないという方針、
すっごく好きです。
ふっと身が軽くなるような、そんな感じがします。
私が今、ぐちゃぐちゃと考えている「これ」を、
伊良部先生に聞いてもらったら、何て答えるかな~。
「そんなの、どっちでもいいじゃん。」
って鼻でもほじられそうだな~。
そんなこと思っていたら、何だか少し、楽観的に考えられそうな気がしてきます。
奥田英朗 TB:4 CM:4 admin page top↑
「砕かれた鍵」の途中
2005 / 06 / 13 ( Mon ) 19:46:14
おもしろいです。
今、大体半分ぐらい。
まだまだ何やらうごめいている状態なのだけれど、
1作目、2作目より直球ど真ん中という感じ。

今、美希がかわいそうなのです。
逢坂剛 TB:0 CM:2 admin page top↑
「幻の翼」逢坂剛
2005 / 06 / 12 ( Sun ) 15:13:01
★★★☆☆

百舌シリーズ第2弾。
北朝鮮の工作船から巡視艇の攻撃を受けて転落した男が最期に残した言葉は「シンガイ」だった。
かつて世間を揺るがせた稜徳会事件の背景を探り続ける倉木警視、明星刑事、そして津城警視正、大杉警部補。
決して一枚岩ではない津城側の攻防は。そして百舌は。

第1弾の流れをそのまま受け継ぎ、ある種の決着をつけさせたこの作品。
前半は、先の作品を覚えているうちに読まないと、ついていくのが難しいです。
物覚えがあまりよろしくない私などは前半苦戦しましたが、
後半からは新しい流れができ、またスピードもついて、ドキドキハラハラしながらあっという間に読むことができました。

前作では影の薄かった明星美希が前面に出て活躍しますし、
ただ冷たいだけだった倉木警視は体を張ります。

狂言回しのような役割を担っている大杉は思いっきり直情型の行動に出ますし、
津城警視正は今度もまたアルセーヌ・ルパンのような登場をします。

ラストは、そうだったのね~と、ミスリードを誘う文章にころっとだまされていたことに気づきます。

設定に少し古さを感じたりもしますが、もう16年前の作品ですからね、仕方ないのかもしれません。

この作品は深みのある人物造形を堪能するというよりも、
二転三転する真実に振り回される快感を味わう作品ではないかと思います。

敵味方ともにあまりに突拍子もないことをやりだす人物が多すぎて、リアリティが欠如している面もありましたが、これはこれなりにおもしろく、楽しませてもらいました。
逢坂剛 TB:2 CM:4 admin page top↑
どくだみ
2005 / 06 / 10 ( Fri ) 16:23:13
庭の片隅に群生しているドクダミ。
毎年、これは乾してお茶にすれば体にいいのよねぇとか、
化粧水なんかもしっとりすべすべになるのよねぇとか、
聞きかじってはいたけれど、どうも重い腰が上がらなくて、見ないふり知らないふりをしてきました。

だけど今朝になって、突然化粧水を作ろう♪と思い立ち、
インターネットで調べてみました。

アトピーにも効くんですって。
あせもにもいいんですって。
そばかすにもいいんですって。
美白効果もあるんですって。
お~、私にも長女にも次女にも、おまけに長男にもよいではないの。

くさいだけの雑草だと思っていたけど、いいやつだ。

ここまで来て、唐突に思い出した私。

このドクダミ、自生してるわけじゃない。

昔々、まだ長女が小さかった頃、今よりひどいアトピーをかわいそうに思ったおじいちゃん(夫の父)が、
どこかから引っこ抜いてきたドクダミを庭の隅に植えてくれたのでした。

その頃の長女のかゆかゆはドクダミぐらいじゃどうしようもなく、そのままドクダミも放置され、私のざるの脳からもすっぽりと抜け落ちてしまっていたのでした。。。

う゛~、天国のおじいちゃん、ごめんなさい。
今年はちゃんと使うからね。

ちょっと殊勝な気持ちでドクダミをさわっていると、
心なしか、臭いはずのドクダミも爽やかな匂いに思えてきたのでした。

できあがるのは、1つは1週間後、もう1つは3カ月後。
きっとおじいちゃんの愛情たっぷりのよく効く化粧水になっていると思います♪
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祝!ワールドカップ出場♪
2005 / 06 / 09 ( Thu ) 09:59:07
よかったですね、おめでとう!!

昨日のテレビ中継はいい時間帯でしたね。
おかげで今日は寝不足にならずに済みました。

前半のダレダレの試合運びに思わずおふろに入ってしまいましたが、
後半、ガラッと雰囲気が変わってよかったです。

北朝鮮の選手たちもすごい闘志でしたね。
1点取って勝っていても、
ポロッと引き分けられてしまいそうで、
ず~っとドキドキしっ放しでした。

だから大黒の1点はうれしかったぁ♪

中田英寿も中村俊輔も三都主も出ていないメンバーで
勝ったことが、きっと次につながるでしょうね。

ワールドカップが楽しみです(*^_^*)

北朝鮮の選手たち、負けて国に帰って、
今までと生活が変わってしまうのかしら。
彼らの必死な闘いぶりが、
何か痛切な感じを受けて、
彼らの将来が不本意なものになりませんようにと
願わずにはいられませんでした。
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「幻の翼」の途中
2005 / 06 / 08 ( Wed ) 16:19:47
「百舌の叫ぶ夜」のすぐ後から物語が始まりました。
何年後、とかそういう時間の流れがあるだろうと勝手に思っていたので、
ちょっとびっくり。

ついこの間読んだばかりなのに、出だしから「ん?」という部分があったりして。
最近、やっぱり物忘れがひどくなってるな~。

今、大体半分ぐらい。

え~、言っちゃったよ、美希(*^_^*)
ってところです。
逢坂剛 TB:0 CM:0 admin page top↑
「変身」東野圭吾
2005 / 06 / 07 ( Tue ) 20:47:44
★★☆☆☆

ひ、東野さん、お願いしますよ~。
私、最初の4分の1でラストが分かってしまいました。
それでもって、それがしっかり当たってしまいました。

…なのに泣きたくなりました。

泣きたくなんかないのに。。。

ラスト1行が心に響きました。

この作家さんは、ラスト1行に渾身の力を込めた作品が多いですね。「トキオ」も「宿命」もそうでした。
そしてこの作品も、ラスト1行が忘れられないと思います。

本を閉じたときしみじみと余韻が広がる、そんな作品でした。
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「変身」の途中
2005 / 06 / 07 ( Tue ) 10:23:58
東野圭吾作。

同じような設定、同じようなストーリー展開をどこかで読んだことがある。
あれは星新一?それとも江戸川乱歩?

ラストが「○○が××だと思って△△する」だったら私は怒るよと、本を脅かしながら読んでいます(^^;)
東野圭吾 TB:0 CM:6 admin page top↑
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