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「流星ワゴン」重松清
2005 / 07 / 21 ( Thu ) 13:50:40
感受性が鈍くて情けないお父さんの物語です。
久々に泣ける本でした。

★★★★☆

引きこもり、家庭内で暴力を振るうようになった息子、広樹、浮気を重ね、離婚を切り出す妻、美代子、そしてリストラに遭い、家庭の崩壊から目をそらすしか能のない主人公一雄。

一雄がもう死んでもいいと無気力になったとき、父子連れのワゴン車が一雄の前に止まる。
この父子は5年前に交通事故で亡くなっていた。。。

橋本さん父子は一雄(カズ)を乗せ、カズの大事な場所へ時間を超えて運んでいく。

不器用で、だけど何よりも息子健太を大事に思う橋本さんの心のうちを思うと、やり切れない思いがあります。何であのニュースで笑えるのか、私には分からない。

カズを自分のやり方でしか愛せなかったチュウさんが、切なかったです。
癌の告知をしなかった子供に対して、「子供は親に言うともええし、言わんでもええんよ、子供の楽なほうにすれば、親はのう、それがいちばんなんよ。」という言葉が、胸に響きます。
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