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「黄泉がえり」梶尾真治
2005 / 09 / 22 ( Thu ) 13:10:32
おととい、「黄泉がえり」の映画版をテレビでやっていましたね。
柴咲コウがかわいかった♪
映画ではあまり触れられていない「彼」の存在が、本では大きかったように思います。

★★★☆☆

死んだはずの人々が次々によみがえり、
「黄泉がえった使者たちは、生者たちに何かを、もたらしてくれた。ある人にとっては癒しだったし、ある人にとっては赦しだった。ある人にとっては理解。」
というお話。

全体的にいい人が多くて、ハートフルなお話なのですが、
読んでいて激しく違和感を覚えたのが、歌手の名前。
「マーチン」はないんじゃないかと思うんだけど。
まるでお笑い芸人だわと思ったら、おかしくておかしくて。
その後、「マーチン」の活字だけが妙に浮き上がって見えました。
映画では「ルイ」でしたね。改名してもらって正解だったと思います。

で、ついつい名前に注目して読んでみると、
小学生のはや子ちゃん、運転手の三男、中年女の兼子、、、
う~ん、脇役さんにもちゃんと名前をつけてあげようよって思いました。

9月21日の朝日新聞に、
藤沢周平は「蝉しぐれ」のヒロイン「ふく」の命名にあたり、
72の候補が上がっていたことが載っていました。
「ちゃんとした名前を付けてやらないと、何か人物がぶんむくれてあまり働いてくれないようです。」と語っていたとか。

たとえ架空の世界の住人でも、名前って大切だわと改めて思いました。
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「午前三時のルースター」垣根涼介
2005 / 09 / 22 ( Thu ) 12:22:19
爽やかな読後感の少年の成長物語…なのかな~。
何だか読むのにとっても時間がかかりました。

★★☆☆☆

旅行代理店に勤める長瀬は、取引先の社長から、孫の慎一郎をベトナムに連れて行ってほしいと頼まれる。
慎一郎はベトナムで死亡したとされる父の生存を確信し、父の捜索を希望していた。
ベトナムで出会った真実とは。
(ほぼ文庫裏表紙)

う~ん、あまりおもしろくなかったな~(爆)
何でかな?

出てくる人物も魅力があるし、単純なストーリーだけにスピード感あるし、だけどイマイチこの作品の世界に浸れず、ちょっと気を抜くと、すぐに睡魔が襲ってきました。。。

途中でなぜかカタカナのドシンプルな英語が入ったり、
熱く車を語ってみたり、腕時計が1個200万だとか何だとか、
そういう「ハードボイルド」っぽいところが、ちょっと私にはついていけなかったかな。

いやいや、ただ単に私が眠かったから、作品の世界に入れなかっただけなのかも。。。

少年慎一郎が1歩大人になったことを表すラストシーン。
あぁ、ここ、感動的な場面だよな~と、妙に冷めてしまいました。
確かに絵的にはきれいだけど、もったいないお化けが出るよなんて、
庶民の私はつまらないことを思ったのでした。

ベトナム、サイゴン(ホーチミン)の土地の熱気や
人の暮らしや、そこに住んでる人達の感情なんかを
もっともっと感じたかったです。

次は「ヒートアイランド」かな、と懲りずに思っている私。
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