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「影踏み」
2005 / 10 / 25 ( Tue ) 09:17:42
続けて4作品読んだうちの最後の作品。
私のテンションがだんだん下がってきてしまい、
作者独特の世界が鼻についてしまいました。
これからは同じ作家さんを続けて読むのはやめようと決心した作品でした。(苦笑)

★★☆☆☆

連作短編集です。
でも、登場人物の行動がリンクしているので、
長編のような雰囲気もあります。

家人が寝静まっているときに忍び込み、
現金を盗む「ノビ師」、真壁修一。
彼が2年の刑期を終え、出所したところから話が始まります。

彼の内耳(あるいは中耳)には、15年前に母親に無理心中させられた双子の弟、啓二の声が届きます。

この作品を読む前に、東野圭吾の「秘密」を読んでいました。
なので自分の中に他人が住み着いているという不思議な現象そのものが違和感なく読めてしまい、その点、著者の意図に沿えなかったかもしれません。
もしかしたら、「K・Nの悲劇」を読んだ直後の今も、
その設定に目新しさを覚えずに読んでしまいそう。。。

横山作品独特の暗さが、ちょっと重かったです。

警察官はだれでも点数稼ぎしか頭になくて、
みたいな描き方が鼻についたりもしました。
あまりにもこれでもかと描かれると、そんな警察官ばかりじゃないでしょうにと思いたくなります。
何か警察に嫌な思い出でもあるのかしらと、
妙に勘ぐってみたりして。

けれどもその中で、
クリスマスプレゼントを少女の枕元に届けに行く「使徒」は、
ハートフルなお話で、おもしろかったです。
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