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「李歐」
2005 / 11 / 01 ( Tue ) 09:01:19
離れていながら求め合っている2人の物語。
悠々とたゆたう時の中で、草原情歌が流れている。
そんな長い長い映画を観ていたような気がします。
桜の精気が妖しく2人を包んでいます。

★★★★★

一彰と李歐の間に存在するもろもろは、
すべて彼らにしか分からず、だからこそ2人を幸せにするものなのだと、胸が締めつけられるように思いました。

かといって作品全体がすべて輝いているわけではなく、
ドロドロとした泥沼や、
淡々とした日常がきちんとそこにあるからこそ、
光がより光り輝いて美しく思えるのだと感じます。

この作品は、決して頭で理解する作品ではありません。
どんな言葉もこの作品を捉えられない。
そんな気がしています。

たおやかな中国語のイントネーションと、
長閑な大阪弁と、
ファルセットでうたう中国の歌。
桜の精気とあでやかな牡丹。

忘れられない1冊になりそうです。

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