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「メタボラ」51~60覚書
2006 / 01 / 31 ( Tue ) 09:27:58
風邪が流行っていますね。
そら家でも、土曜日に長女が、日曜日には息子がダウンしました。
2人の症状が違うので、何だか家の中にいろんなバイ菌がうようよしている気がします
1人で元気な次女は、「どうやったら風邪引くの?風邪引いて学校休みた~い」とバカなことを言ってます。
朝、寒い中出かけるのが嫌なのだとか
実は私、その気持ちとってもよく分かる(^^;)
ナイショだけど。

さて、朝日新聞連載中の小説です。
53回から第2章に入ります。
ギンジの視点から描かれていた物語が、昭光にバトンタッチされました。
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メタボラ覚書 TB:0 CM:0 admin page top↑
今日の読書(*^_^*)
2006 / 01 / 27 ( Fri ) 22:50:36
恩田陸「夜のピクニック」を読み始めました。
で、今日読んだのは1行。

「晴天というのは不思議なものだ、と学校への坂道をのぼりながら西脇融は考えた。」

…!全然読まない日とか、数ページしか進まない日っていうのはあるけれど、1行だけっていうのも何だか笑える♪
なんて思って、まだ1行ポッキリのうちに、だれかに話したくなりました。
こんなくだらないこと書いてる時間があったら、もっと先まで読めばいいのに…と私が私に突っ込んでいる(*^_^*)
読書メモ TB:0 CM:9 admin page top↑
「探偵ガリレオ」
2006 / 01 / 26 ( Thu ) 20:25:10
謎解き中心の推理小説短編集。
私はこういうの苦手だわ~と思ったのでした。

★★☆☆☆

どういう仕掛けで殺したのか、なぜそんなものが発見現場に残されたのか、目撃者は何を見たのか、そんな謎が若き物理学者湯川学によって解明されます。

…これ、読む人が読んだらおもしろいんだろうな~(-_-)
私には、湯川さんが説明するそれぞれが妙に胡散臭く感じられてしまって。。。。
仕掛けが日常離れしているから、納得するだけの材料が私にはなくて、
ホントにそれで人を殺せるのかな~とか、いや、実際どうやってそれを作るのよとか思ってしまい、あ~そうか、そうなのか~と膝をたたくような、推理小説を読んでいて感じる快感が得られませんでした。残念なことに。

このガリレオシリーズで直木賞を取ったんですよね、東野さん。

きっと長編のよさを活かして、湯川さんの心の動きとか、犯行に至るまでの気持ちの変化とか、そういうところが描き込まれているんだろうな。そこにこの短編集のようなトリックが使われていたら、うん、おもしろいかもしれない。

これを読むことで、何だかすごく「容疑者Xの献身」に、期待を寄せてしまったのでした。
東野圭吾 TB:8 CM:20 admin page top↑
今日借りた本♪
2006 / 01 / 25 ( Wed ) 17:11:21
今日は古本屋さんに行きました。
瀬尾まいこ「卵の緒」
古田日出男「ベルガ、吠えないのか?」
草森紳一「本が崩れる」
米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」
奥田英朗「港町食堂」
柴田よしき「ふたたびの虹」「シーセッド・ヒーセッド」
…これだけ読みたい本があれば、何かあるかな~と思ったけど、
一冊もありませんでした

ま、しょうがないか。うちにはまだ読む本もあるし~と思ってすごすご帰宅。

そこへ宅配便のお兄さんの登場。

友達が本を送ってきてくれました♪
恩田陸「夜のピクニック」と「図書室の海」の2冊。

「夜のピクニック」、読みたかったんです。だけどまだ新刊だから、もうちょっとしてからねと思っていたのでした。
わぁ~い♪

思いがけず本をお借りすることができて、とてもうれしかったのでしたo(^▽^)o
読書メモ TB:0 CM:10 admin page top↑
「ウォッチャーズ」ディーン・R・クーンツ
2006 / 01 / 24 ( Tue ) 16:01:16
ひさびさの外国作品。そのせいか、読むのに時間がかかりました。

★★★☆☆

まるで映画を観ているような作品でした。
ロマンスあり、サスペンスあり、正義と悪の闘いあり。
上下巻の長編ものですが、ボリュームに負けないだけのストーリー性がありました。
全編ポジティブな雰囲気に包まれており、人間の心の変化もダイナミックで、正義感の持ち方とか、愛情表現とか、私がイメージとして持っている「アメリカの匂い」にあふれた作品でした。

ゴールデンレトリーバーのアインシュタインが中心の作品ですので、
犬好きの方にはぴったりの本だと思います。
けれども実際に犬を飼っている方は、ご自分の犬と比較なさらないように(笑)

作品内容については↓
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その他の作家 TB:0 CM:4 admin page top↑
フォー・ユア・プレジャー
2006 / 01 / 20 ( Fri ) 14:48:04
今朝、灯油が切れました
灯油屋さんが売りに来るのを夕方まで待っていたのに、来てくれなかった。。。。仕方なく、自転車に18リットル缶を積んで、ガソリンスタンドまで走りました。
灯油のない生活は寒くて悲しい。。。ということがよ~く分かりました。


で、「フォー・ユア・プレジャー」

無認可保育園の園長である花咲慎一郎の探偵物語第2弾です。
よりパワーアップしたハナちゃんの活躍を、今回も楽しませていただきました。

★★★☆☆

シリーズ物は主な登場人物が変わらないため、登場人物がより身近に感じられ、読みやすさが倍増します。
その読みやすさのためでしょうか、スピーディな展開のためでしょうか、あっという間に読めました。

何もそこまで登場人物同士がお知り合いでなくても…と鼻白む場面もありましたが、ハナちゃんの飾り気のない独白がユーモアあふれていて楽しく、優しいまなざしが温かく、読んで気持ちが軽くなるような作品でした。

前作も子供の国籍問題や保育事情の貧困など社会問題を盛り込んだ内容でしたが、この作品ではクスリの問題やストーカー問題を扱っています。
近い将来、いかにもヤバそうな暴力団と接触することなく、手軽にクスリが買えるようになるだろうとハナちゃんは予測していますが、その予測が当たってしまったことを思い、柴田さんの慧眼に尊敬するとともに、当たってしまったことに対してイヤ~な気分になります。
また、この作品は2000年に発表されていますが、ストーカーを取り締まる法律がないことに触れた文章があります。2000年5月にストーカー規制法が公布されていますので、一番社会的関心の高かった頃にこの問題を取り上げていることが分かります。規制法がなかった時期に、「ストーカーは卑怯で薄汚い犯罪だ。」とハナちゃんに断じさせているところに、作者の問題意識の高さを感じます。

ハナちゃんは保育園がますます好きになっています。子供が可愛く思えて仕方ありません。特に「ひとりではどうしようもない、死ぬしかない」赤ん坊に対する愛情は、並々ならぬものがあります。
けれどもほんの数年前までは、子供に対して無関心、無責任であったと、ハナちゃん自身が告白しています。
何だか人間くさくていいな~と思います。
ハナちゃんは過去に酒に溺れた時期があり、そんな自分の弱さや脆さを認識しているからこそ今がある。そんなことを感じます。

「赤ん坊はその存在の総てを他人への信頼に委ねている。絶対の依存、絶対の信頼。そして俺も、あんたも、美貴子さんも、総ての人間は、その信頼に応える本能を持っている。男も女も関係ないんだよ。父親の役割だの母親の役割だのって、赤ん坊は区別なんかしてないんだ。」
というハナちゃんの言葉。この一言で、育児に悪戦苦闘している母親の心をがっちりつかんだことでしょう(笑)

この作品はハナちゃんが愛する女性の危機を救うためにがんばるお話ですが、またまた山内練が登場します。
今回は冷酷非情な一面を存分に見せます。
存在感がありました。

ハナちゃんシリーズの次回作はまだ発表されていないのでしょうか。
理紗の過去も気になるし、城島とハナちゃんの掛け合いもまた聞きたいし。なので続編を希望します。
柴田よしき TB:1 CM:4 admin page top↑
「メタボラ」41~50覚書
2006 / 01 / 19 ( Thu ) 18:15:29
今日は次女の学校がお休みだったので、2人でカラオケに行ってきました♪
楽しかった~\(^o^)/
私が古い歌ばかり歌うので、まだ中学生にくせに山口百恵を歌えるようになっている次女。
今日はピンクレディーと森田童子を教えてきましたo(^▽^)o

で、うきうきした気分でブログを開けると、たくさんの「おめでとう」メッセージが。
とってもとってもうれしかった。

なので今日は、昨日読んだ「ウォッチャーズ」の感想が地に足つかない予感(*^_^*)

自分のための覚書なら、浮ついていても人様に失礼な暴走しないかな?ということで、「メタボラ」のあらすじなどを。
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メタボラ覚書 TB:1 CM:6 admin page top↑
今日買った本
2006 / 01 / 18 ( Wed ) 16:55:50
今日は私の誕生日♪
なので、いつもは買わない新刊でも買おうかな~と思った…のですが、
風が強くて、本屋さんまで行くのを断念しました(軟弱もの ^^;)
でも、いつもの古本屋さんで買ってきました。

「リヴィエラを撃て」上下 高村薫
「黄金を抱いて翔べ」   高村薫
「探偵ガリレオ」     東野圭吾
「椿山課長の七日間」   浅田次郎
「99%の誘拐」     岡嶋二人

計6冊♪
今、「ウォッチャーズ」を読んでいます。最終シーンに近づいているので、今日中には読み終わりそう。
今度は何を読もうかな。    
読書メモ TB:0 CM:20 admin page top↑
「旅行者の朝食」
2006 / 01 / 17 ( Tue ) 12:22:50
おもしろかったです。
以前に読んだ「不実な美女か貞淑な醜女か」に比べると、ぐっと軽く読みやすいです。

★★★★☆

「キャビアをめぐる虚実」なんて、真面目な筆致で大嘘つきなんだから♪おかげでお腹にジッパーをつけてるチョウザメの姿が私の中から消えてくれません。(笑)

トルコ蜜飴やハルヴァ、冷凍白身魚の鉋屑。どれもみんなおいしそう。
米原さんの、本当に美味しいのよと、ただそれだけを伝えたいという文章に、食欲をそそられます。

だけど「シベリアの鮨」なのね。過酷な気象条件の下に暮らす日本人の切実な思いが何とも切なく、ほろ苦く、おかしかったです。

その地の食を通じて感じる民族性の違いや、食と民族のアイデンティティーの密接な関係など、ロシア語同時通訳者ならではの視点も、なるほどな~なのでした。

上品なユーモアに包まれて、米原さんはジャガイモの歴史、フルコースの変遷、キリスト教会の分裂の真相なんかも探求します。
ふ~ん、そうなんだ~と思いつつ、ふっと心和んでいるのでした。

あっ、「キッチンの法則」で食器洗い機は無用の長物みたいに書かれているけれど、あれはとても便利です。もう使い始めたら手放せません。
これは米原さんにぜひとも教えてさしあげたい(笑)

米原さんのエッセイ、また読もうと思ったのでした。
米原万里 TB:1 CM:6 admin page top↑
「りんぼう先生おとぎ噺」
2006 / 01 / 16 ( Mon ) 08:56:04
創作おとぎ話の後にその寓意を解説することで、自分の所感を語るスタイルのエッセイ集。

★★☆☆☆

う~ん、あんまりパッとしなかったな~(苦笑)
「消えた村」など、女性の社会進出だけが男女共同参画ではないだろうという主張など、うんうん、そうだね!と言いたくなる箇所もあったけど。
文章は相変わらず格調高く、それでいて流れるような文章で、私は好きな感じなんだけど、言ってることがどことなく説教くさい…というか、陳腐…というか、表面的…というか。。。

りんぼうさん、役人や政治家に怒っています。
この国の将来を憂えています。
その怒りの表現は、私がテレビや新聞を通じて覚える憤りと同程度のものでしかないように感じます。古典に通じ、古典を愛するりんぼうさんならではの切り口がきっとあるはず、と思う私は、それがちょっと残念でした。

いつもの彼の文章の中に見え隠れするプライドとか、自信とか、そういうものが影を潜めてしまっていて、ちょっと鼻の穴を膨らませてにやついているりんぼうさんの姿があまり見えなかったのも、何だかちょっとつまんない、という感じにつながったのかもしれません。

学者肌でありながら軽妙なフットワークを見せるりんぼうさん。
今後のご活躍を期待しています。
林望 TB:0 CM:0 admin page top↑
テレビドラマ「白夜行」
2006 / 01 / 13 ( Fri ) 09:45:22
昨晩、見ました。
原作のラストシーン、しかも原作にはない雪穂の表情アップまでついて、始まりました。
亮司がそのときどう思ったとか、雪穂がどう感じたとか、2人はこうやって出会ってこういう会話をした…なんていうことが丹念に描かれていました。
全然原作には忠実ではないのだけれど、原作からイメージを膨らませて、亮司や雪穂の気持ちを考える、2人の行動を推測する、そういう一読者の解釈ドラマという趣きでした。
うん、こういうドラマ、あってもいいかも。
ドラマを見てから原作を読んだら、あまりの違いにびっくりでしょうけれどね。

雪穂の子役の子、うまかったです。かわいいし。
亮司の子役の子も素朴な感じがかわいかった。

来週も見よ♪
てれび TB:4 CM:11 admin page top↑
「女たちのジハード」
2006 / 01 / 12 ( Thu ) 10:38:25
裏表紙には長編と書かれていますが、まるで連作短編小説のような味わいの作品でした。

★★★★☆

ふと気がつくと会社勤めも長くなり、自分の城を持とうとする康子。
結婚願望の強いリサ。
男性の保護欲をそそる、生活能力ゼロの紀子。
自立心に富み、得意の英語に磨きをかける紗織。

彼女たちのそれぞれの人生観や行動が活き活きと描かれています。
それぞれに光を当て、章ごとに主人公が変わっていく構成に、だれもが自分の人生の主人公という思いを強く持ちます。

康子もリサも紗織も、目の前の状況から精いっぱいの選択をしていることに好感が持てました。納得できないこともたくさんあるけれど、その中であがく姿に、エールを送りたくなります。
一番好きだったのは康子かな。
将来に明確なビジョンを持たず、何となくOLを続けてきた康子。
康子が自分の城を持とうと競売に手を出す姿や、松浦と出会い、自分のキャリアを存分に発揮できる場を自分で開拓していく姿に、爽快感を覚えます。決して強い意思のある人ではないけれど、たおやかに少しずつ前に進む康子に好感が持てます。

ただ、紀子だけはどうも。。。。
きみ、もっとしゃんとしようよ、と思いました。
解説によると、紀子が男性読者に一番人気があるのだとか。
う~ん、、、、、とうなってしまいます(笑)
紀子の家事能力の欠如は笑って許せないものがあるような。
結婚がどうのこうのと言う前の問題ではないのかな~。
私はこんな子と一緒に住むのはごめんだけどな~。
自分の子には、娘にも息子にも、せめて独り暮らしができるくらいの家事一般を教えておこうと思ったのでした。
でも、こういう子は一生だれかに頼って生きていかれるようにできているのかもしれないですね。
心配性の人には一生心配の種がなくなることがないように。
わがままな人には一生わがままの通る相手が尽きないように。
紀子にもだれかしら頼れる人がいつもそばにいるのでは。それも持って生まれた天分のうち、なのかな。

文庫には田辺聖子さんの解説がついています。
 こころよく
 我にはたらく仕事あれ
 それを仕遂げて死なむと思う

という石川啄木の歌を紹介していらっしゃいますが、登場人物たちの求めてやまないもの、そして実際に生きている私たちが求めているもの、のように思えます。

【こちらの記事も♪】
読書、むりかい。
篠田節子 TB:2 CM:7 admin page top↑
高校サッカー決勝戦
2006 / 01 / 10 ( Tue ) 13:58:59
鹿児島実業対野洲。
家族でテレビ観戦しました。見ていてハラハラドキドキでした♪

私が見たのは、準決勝の「多々良対野洲」戦と「鹿児島実業対遠野」、それとこの決勝の3戦だけ。
こんなにおもしろいのなら、もっと前から見ていればよかったと思いました。

野洲はムードが明るいですね。決勝で延長戦が決まったとき、監督は笑っていましたね。
何かを背負って…みたいな悲壮感がないところがいい感じです。
アナウンサーの話だと、このチームは個人技を重視している、みたいなんですけど、そして確かにヒールパスやひょいとしたフェイントなんかを多用していましたけれど、
その個人技であるパスがまたよく通るんだわ。
受ける人の顔を見ないでパスするのに、ちゃんとパスがつながる。
個人技だけではないチームなんじゃないかな~。
ディフェンスもキーパーもうまいな~と思います。
試合にスピード感があって、わくわくします。

ということで、私は野洲の応援。
長女と次女は、鹿児島実業は坊主頭だからイヤというしょうもない理由で野洲の応援。

だんなと息子は鹿実を応援していました。
だんなは、野洲の監督が生意気だからキライなんだとか。生意気ねぇ。
これもまたしょうもない(^^;)
ま、鹿実のほうが正統派というか、そんな雰囲気が漂っていました。
息子は、、、、多分、みんなで野洲を応援すると、パパが1人になってかわいそうという理由であるかと。。。。

いや~、野洲が勝って気持ちよかった♪
日々のつれづれ TB:1 CM:4 admin page top↑
「メタボラ」21~40覚書
2006 / 01 / 10 ( Tue ) 12:33:53
年末年始、ちょっと油断していたら、今日はもう42回目です。
しかも21回目から25回目の切り抜きが、大掃除のどさくさでどこかに行ってしまいました
日新聞の連載小説、「メタボラ」のあらすじ。うろ覚えです。
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メタボラ覚書 TB:0 CM:2 admin page top↑
「裏庭」
2006 / 01 / 08 ( Sun ) 11:04:45
梨木さんの作品は、いつも私の深いところにそっと触れてきます。

★★★★★

存在そのものを深く深く沈めているはずなのに、
梨木さんはいとも簡単に、静かにそっと手を触れてきます。
手当という言葉を思い浮かべます。

その温かさにたまらなくなり、私は涙が止まらなくなるのです。

作品についてはこちら↓
ネタバレなんて気にせず書いてしまいました。その上めちゃくちゃ長いです。あんまり長いので、てきと~に番号まで振ってみました(^^;)
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梨木香歩 TB:4 CM:12 admin page top↑
「怪笑小説」
2006 / 01 / 06 ( Fri ) 11:58:26
さらさらっと読めます。
最高におもしろいという感じではないのだけれど、軽~く読めてしまいます。

★★★☆☆

「鬱積電車」
 電車の中の心の声。みんなこんなこと、考えてるんだろうな~なんて思いました。電車の中の一人ひとりにちゃんと名前が与えられていることが、何だかちょっと新鮮でした。
 満員電車に乗って、隣のおじさんの名前なんて、考えてもいないものな~。
 人間、名前が与えられると人格が生じるものなのかもしれないな、なんて思いました。

「おっかけバアさん」
 こういう人、その辺にいそうな気がする。バアさん、がんばれ!と思います。傍目にはどう写ろうと、私はこういうふうにだれかを好きになって死にたいなと思います。

「一徹おやじ」
 お姉ちゃん、大成するだろうね。おかしくてぱかばかしくて。でも親ってこんな勘違いがあるんだろうね。

「逆転同窓会」
 う~ん、結構皮肉。でも何だか、先生なんてこんなものでしょうと思えるところがまた悲しい(^^;)

「超たぬき理論」
 これ、好き。バカバカしいことを追及して、でもそれが本人の幸せならそれでいいんじゃないと思います。真実なんて、どこにあるか分からないものね。

「無人島大相撲中継」
 うわ~、です。徳俵庄ノ介さんがかわいそうです。

「しかばね台分譲住宅」
 バブルのしっぽの時期に書いた作品だということがよく分かります。
ちょっと前のことなのに、何だか遠い昔のことのような感じ。
 それだけにそのばかばかしさに乾いた笑いが出てきます。

「あるジーサンに線香を」
 言わずと知れた、「アルジャーノンに花束を」を下敷きにしています。何だかね~、、、。この作品集にはおじいさん、おばあさんがよく出てくるけど、東野さん、もしかしておじいさん、おばあさんに言いたいことが山ほどあるんじゃないかと思いました。

「動物家族」
 これは切ないです。笑えません。

 私は笑いのストライクゾーンが狭いので、あしからず。
東野圭吾 TB:2 CM:10 admin page top↑
「なかよし小鳩組」
2006 / 01 / 05 ( Thu ) 14:35:28
おもしろかったです。
前作よりも杉山の背景が分かり、それがまた物語の厚みとなっていたと思います。

★★★☆☆

ユニバーサル広告社に舞い込んだ仕事はやくざのCIだった。

というお話。

荻原さんは、新聞のインタビュー記事で、「結末は半歩ぐらい前向きな感じが好み。後ろ向きな話は書きたくないし、大きく前進するというのもうそ臭い。」とおっしゃっています。

なるほどね、半歩前進ね。
この作品もそんな感じです。

杉山の娘、早苗、とても元気がよくていいです。
こんなに威勢のいい子、実際にそばにいたら大変だろうけど(^^;)
杉山が何となく半歩前進できたのも、この子のおかげなんだろうなと思います。

そして好感を持てたのが、ヤクザに対する作者の姿勢、かな。
こういう笑える作品にヤクザが登場すると、結構いいヤクザさんだったり、何だか親しみを覚えてしまう描き方になりがちですが、
その辺、作者さんは一線を引いているように思います。
つまり、個人は憎めなくても組織は悪だ、というふうな。

「だけど、ズルはいけない。みんなとのお約束は守らなくちゃ。」
杉山の断固たる(?)科白がちょっと好きです。

チンピラの勝也は、個人的には運が悪いというか、巡り合わせが悪いというか。。。ボクサーとしての素質があるのだからしっかり更生してくださいと願いたくなる子なんだけど、この子、この先どう生きるのでしょうね。私が一番気になった登場人物でした。
荻原浩 TB:5 CM:4 admin page top↑
案内図の表紙~2005年12月
2006 / 01 / 05 ( Thu ) 14:22:52
今までご紹介できた本の案内図は↓です。
もしよろしければ、ごゆっくりお過ごし下さい。

(18.1.5記)
2005年のベストはこちらに書いてみました。
12月に読んだ本は全部で8冊。
さすがお坊さんも走る師走です。(いや、関係ないか(^^;)
今月の収穫は、奥田さんかなぁ。
もう既に大好きな作家さんだったのですが、やっぱり好きだわと思ったのでした。
2005年1年で読んだ本は117冊でした。
月別・読了本 TB:0 CM:0 admin page top↑
「きみにしか聞こえない」
2006 / 01 / 04 ( Wed ) 15:25:22
白「乙一」の短編集。
孤独、絶望、死の空気を剥がした先の希望の光が描かれています。
触れると砕けてしまいそうな、そして触れたほうも怪我をしそうな、脆く、だけど美しい繊細なガラス細工のような作品でした。

★★★★☆

「Calling You」

 孤独な毎日を送るリョウ。彼女はさみしくて、さみしくて、自分の頭にケイタイを描きます。そのケイタイに鳴った1本の電話。シンヤからの電話でした。

 集団の中で1人浮いてしまっているリョウ。

 「教室では常に、だれにも話しかけられないことなんて気にしていない、というふうに平気な顔を装った。そうしているうちに、本当に平気になれていたら、どんなに良かったことか。」
 
 リョウの孤独感が胸に刺さります。だからリョウとシンヤの頭の中のケイタイのやりとりが、とても愛おしく、うれしく、暖かく思えます。
人はだれかと「つながっている」感が持てれば、幸せを感じることもできるのよね。
だけどな~、乙一だもの。このままふんわり暖かいまま終わるとは思えないぞ。。。。
ラストが近づくにつれて、ドキドキします。
あ~、そう来たか。。。
泣きそうな気持ちになりました。

「傷ーKIZ/KIDSー」

 粗暴が原因で特殊学級に入れられたオレ。そこに口をきかない少年、アサトが転入してきた。アサトには不思議な能力があった。人の傷を自分の体に移すことのできる能力。自分に移した傷を人に移し替えることのできる能力。

 「オレらはひどい目にあった。不幸なことを避ける力は、オレらにはなかった。…でも、きっとみんな同じように、苦しいことに耐えられなくて、そうしてしまった。そんなこと、あってはいけないはずだけど、どうしても耐えられなかったのだ。
 だれも傷つかない世界が、早くやってくるといい。」

 「オレ」がアサトを通じて見た世界の崇高なこと。
 アサトの行為はキリストにも似ていると感じました。
 孤独と絶望と憎悪と死の空気から1歩抜け出すことのできた「オレ」の未来を、私も信じられそうでした。2人に幸いあれと願います。

「華歌」
 病院の裏庭にひっそりと咲く花。少女の顔を持った花は優しいハミングを繰り返す。

 ミスリードを誘う文章。
 どう見てもわざとですね。
 だけど、どうしてそうしなければいけなかったのか、その必然性が分からない。
 あっ違う!と分かっても、「華歌」の世界は何もひっくり返りません。
 う~ん、これはただの作者のいたずら?
 ちょっとやってみたかったんだと笑う乙一の姿が目に浮かんだのでした。
乙一 TB:4 CM:8 admin page top↑
「眠りの森」
2006 / 01 / 03 ( Tue ) 10:46:41
あけましておめでとうございます♪
1年が始まりましたね。今年はどんな1年になるでしょう。
今年もよろしくお願いします♪

「眠りの森」は2005年最後に読んだ作品です。
「悪意」で登場した加賀刑事が主人公。何とも初々しい加賀刑事の淡い恋のお話でした。

★★★☆☆

真の意味の悪人が出てこないところなど、どこか赤川次郎の作品に似た雰囲気があります。
登場人物に対する作者の視線が優しい感じ。
みんなそれぞれに頑張っているのだものね。それなのに悲劇が起きるのは、ほんの少しのボタンの掛け違えなんだろうな~。
そんなことを思いました。

「ニューヨークの休日」が「ローマの休日」のようにきれいに終わらなかった。。。
優先順位が普通の人とは違うみたいな書き方をしていたけれど、
そうかな~。
ごく普通の人同士でも、こういうことってあるように思います。
お互いに納得できれば、お互いのきれいな思い出になるのだろうけれど、人間の気持ちはなかなかそうはいかないものだろうと思います。

バレエ界というのは、何やら特殊な匂いがしますね。
少女漫画の王道のような甘い薫りがある。
この作品にもそんな甘さが漂っていて、それが昔の映画のような、懐かしく優しい感じを醸し出しているような気がしました。

東野圭吾 TB:5 CM:6 admin page top↑
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