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「陰日向に咲く」劇団ひとり
2007 / 01 / 29 ( Mon ) 15:23:50
次女が学校の図書室から借りてきた本です。
1時間~2時間で読み終える小品です。
よい評判は以前から聞いていましたが、
確かにと思えるおもしろさがありました。
デビュー作としては上々の出来なのではないでしょうか。

★★★☆☆

「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」「Over run」「鳴き砂を歩く犬」
の5編の短編からなる作品集。
同じ登場人物が違う作品にも顔を出し、全体で1つの大きな流れが感じられる作品です。

こういう構成、ほかの芸能人の方の初小説でも見かけました。
一人称で次々視点が変わっていく手法は、意外と小説初心者向けの構成なのかも。
次の作品で前の作品の主人公がちょい役で出てくる構成も、
伊坂さんのような洗練された意外性はなく、けっこう大味。

…と、割と冷めた目で読んでいたのですが。

女性の一人称で描かれる『ピンボケな私』では、朗読している劇団ひとりの声が聞こえてきて、
『Over run』では、私の頭の中で、なぜか中島みゆきが『狼になりたい』を歌い上げていました。
一生懸命だけど、かなりずれてる女の子。
背伸びして悪ぶっているけれど、ヘンなところ生真面目なギャンブラー。
見ているとおかしく、そしてちょっとホロッとしてしまう。
この2作、結構好き。

劇団ひとりってアラスカで幼少期を過ごしたのね。
どういう少年時代を送ったのかな…なんて、
今まで全然気にもとめていなかった作者本人に、
ちょっと興味が湧いたのでした。

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