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ランチ2連発\(^o^)/
2007 / 04 / 27 ( Fri ) 19:03:04
昨日と今日、続けてランチのお誘いがあり、いそいそと出かけました\(^o^)/

昨日

「本店にキムタクが来たこともある」という噂のイタリアンレストラン…の支店へ。

本店といっても東京にあるわけではなく、ここの近所。
ど~してこんなところにキムタクが来るのよ…と思うような中途半端な田舎です。
…話半分に聞いておこう(*^_^*)

さて、支店のほうは。
ここは軽井沢かと錯覚するような、緑眩しい山の中。
申し分のないロケーションです。
建物も「木」の感じで、可愛らしいペンションみたい。
店内に入ると、窓枠に切り取られた新緑がまるで絵画のようでした。

私は「ベーコンと苦み野菜のアラビアータ」(コーヒー、ケーキ付)を注文。
おいしかった♪
けど、量が少なかった。。。
ドリンクバーも付いていないし(^^)、
お上品な店なのね(*^_^*)

長女(高3)が幼稚園のときにお友達だった子(長い!)のお母さん2人と、ふと気づくと3時間も店内でおしゃべりしていたのでした♪

このお2人、選挙のたびに、支持団体の応援願いで来てくれる2人です。
あの団体は、選挙のときには2人ペアで近所を回ることになっているのかな。
それはともかく。。。
小学校に入ったときから子供同士は関わりがなくなってしまっているのに、この方たちは忘れずいつも来てくれます。
何だかそれがうれしくて、来てくれるたびに玄関先で世間話に花を咲かせていたのです。
そんな年月を重ねて、もう10ン年(早いなぁ)。
長~いおつき合いになりました。

お互いの子供の話もしたけれど、それよりおとーさん(ご主人)の髪の毛の話と老後の話で盛り上がりました\(^o^)/



今日

息子のサッカー仲間のお母さんたちと総勢6人でランチ♪
こちらはぐっとくだけて、ファミリーレストランのチェーン店です。
イクラ、まぐろの細かいヤツ、おくら、納豆、温泉卵が乗っている丼(白玉汁付)を食べました。

ドリンクバーがついているし、
同系列のチェーン店で働いているお母さんが1人いたので割引も効き、とてもリーズナブル。
ステキ♪

ここでは、カテキョの営業までしてしまいました(^_^;)
お安くしまっせ~♪

部活の話や、隣中学の様子など、子供関連の話が多かったかな。
これはこれでなかなか有意義。
ここでも4時間(!)、おしゃべりしました。


どちらも共通だったのは、「またランチしたいね~♪」という言葉で締めくくられたこと。
ホント、またゆっくりお話ししたいねっ☆
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日々のつれづれ TB:0 CM:0 admin page top↑
「B型陳情団」奥田英朗
2007 / 04 / 25 ( Wed ) 17:09:49
軽いものが読みたくなって、手に取ってみました。
大正解!
おもしろくて、すごくヘン。
だけど、うんうんと頷けるところ、てんこ盛り。

★★★☆☆

B型陳情団は、毒々しいユーモアを好み、
常に疑いのナマコで世間をながめ、
フキンシンな主張をだれはばかることなく唱え、
四面楚歌をものともせず、
アホをアホと言い切る、
手前勝手に満ちた同志で結成される。
団長は、私、奥田英朗だ。
ただし、目下の所団員はゼロである…。(表紙の見返し部分より)




思いっきり人様をコケにしたら、
その矛先を自分に向けるバランス感覚。

つまらないことを考察して、
どんどん発想が飛躍していくトンデモなさ。

言葉に対する小さな違和感を大事に扱うその感性。

人を自分より下にも見ないし、上にも見ない、
フラットなスタンス。

小心者で、大胆で、
優しいんだけど優しいと言われることが面映ゆくて仕方なくて、
ちょっと悪ぶってみたくなる。

そんな奥田さんが満載です。

出版が1990年と古いので、
時事ネタが古いのが玉にキズ。
だけど、若かりし頃の奥田さんが、ここにいます。

どこか地に足がついてなくて、
どこか荒削り。

それでもぐいぐいと惹きつけられるエネルギー溢れる文章に、
奥田さんの原型を見せられたような気がしました。

何だか元気の出る本でした。

裏表紙の見返しに、作者紹介が載っています。

1959年10月23日岐阜市生まれ。血液型B型。
雑誌編集の丁稚奉公を経て、21歳のとき、
ひょんなことから、広告代理店に入社、コピーライターとなる。
現在はフリーランスで、広告から雑誌、プランニングなど、
文字に関するあらゆる仕事をこなす、〈真実の雑文家〉。
ホットドッグプレス、モノマガジンに連載エッセーを書く。



奥田さん、出世したね
奥田英朗 TB:0 CM:6 admin page top↑
極意
2007 / 04 / 24 ( Tue ) 20:54:20
今日は、息子の中学校の理事会がありました。
今日の目玉は、各委員会の委員長決め。
何せ、くじで役員大当たりを引いた(それも1度や2度のことではない^^;)スバラシイくじ運を持っている私。
それはそれはドキドキしました。
んで、苦し紛れに思いついたのが、「くじは引かない作戦」

ここに集まっている役員さんたちは、そのほとんどがくじ運が悪い人の集まりなわけでして。
ならば最後まで引かなければ、どなたか当ててくださるのではないかと。(我ながら姑息な手段だ^^;)

だから、「お先にど~ぞ♪」なんて、満面の笑顔でほかの方に順番を譲って差しあげました。

そしたら。

そしたら!!!

見事一番に引いた方が大当たり♪(委員長)
私の前の方が小当たり♪(副委員長)
何かちょっと「ごめんなさい」って気もしなくはないが。。。。

いや~、私はくじ引きの極意をつかんだねと思いました\(^o^)/

…帰宅後、得意になって次女に極意を披露したら、「今頃気づくの、遅くない?…(ΘoΘ;」と言われました。

うん。確かに。



日々のつれづれ TB:0 CM:6 admin page top↑
「神の火」挫折
2007 / 04 / 23 ( Mon ) 20:16:05
随分前から亀の歩みだった『神の火』(高村薫)。
潔く撤退することにいたしました

なんかね、もう、北も、ソヴィエトも、原子力発電所も、ぷらとんもトロイも、ぜ~んぶど~でもよくなってきた。。。。

高村さん、ごめんなさいです。

作品自体、おもしろそうな気はしたんです。
高村さん特有のじとっとした感情の揺れも、
それはそれで引っ張ってくれていたし、
事態も刻一刻と動いていたし。
良は、今でも気になってはいるんです。

だけど、きっと読む時期が悪かったんだわ。

こういう本を読むときには、
一気に読める余裕のあるときでなくてはね。

新学期が始まって、次々いろんなことを言ってくるこの時期には、
高村さんの作品にどっぷり浸かろうと思った方が
間違ってたよ。

…ということで、上巻も読み終わらないまま、
眠ってもらうことにしました。

また、いつか読めるといいなぁ(*^_^*)

高村薫 TB:0 CM:4 admin page top↑
今日の図書館本
2007 / 04 / 22 ( Sun ) 15:02:08
長女と次女が読みたがっていた『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎)の順番が回ってきたので、図書館に行きました。
…私はまだ『神の火』の上巻4分の3までしか読んでないんだよなぁ。
火事の後、島田が拉致られたところ。
高村さんの作品にしては動きがあるから、おもしろくないことはないんだけど、なぜか読み始めると睡魔が襲ってくるという条件反射ができてしまったようで。。。
今借りてる本も、1冊も読んでない

ということで、私好みの本がない!とブツブツ言ってた次女のために借りてきた本。

【虹を操る少年】東野圭吾
【B型陳情団】奥田英朗
【カウンセラー】松岡圭祐

あ、あと
【アヒルと鴨のコインロッカー】伊坂幸太郎

図書館に貸出冊数制限がなくてよかった♪
読書メモ TB:0 CM:2 admin page top↑
銀なら5枚
2007 / 04 / 18 ( Wed ) 16:39:08
チョコボールのくちばしについている銀のエンゼル。
以前から、長女と息子が2人で力を合わせて(?)集めていました。
そして昨日。
とうとう5枚目が当たりました(*^_^*)
ホントに5枚も集まるものなのね~。

「おもちゃの缶詰って何が入ってるのかなぁ?」
「なんだろうね~」

なんて会話をしながら、いそいそと応募ハガキにエンゼル5人を貼る2人。
これでいいのか?中学生&高校生???o(^▽^)o
日々のつれづれ TB:0 CM:8 admin page top↑
「神の火」上巻の半分
2007 / 04 / 17 ( Tue ) 17:14:27
この作品、いつものように寝る前に読んでいては全然進みません
次の日、続きを読もうとしたら、「封筒って何だっけ?」とか、登場人物の行動が追えなくなっていて、前に戻って読み直すところから始めなければいけません。
う~む、先は長いぞっと。

今現在、裏表紙にあるあらすじ説明の1行目、「原発技術者だったかつて、極秘情報をソヴィエトに流していた島田」まで、島田が何者かも分かってないかな。北と関係があるらしい、ロシア語が堪能だ、ということまでは分かったけど(^^;)
ど~でもいいけど、ロシア語って文字がきれい。

上巻半分で、ぷらとんの3人が殺された(?)ところです。
島田が、良のことが気になって仕方ないのはなぜかなぁと自問したりしています。
やっと、歯車がゴロンゴロンと動き出した感じです。
惰性でもいいから、このまま動き続けるんだぁ~!
高村薫 TB:0 CM:2 admin page top↑
飲んだo(^▽^)o
2007 / 04 / 16 ( Mon ) 12:41:04
昨日はたくさん飲んだなぁ。
まずお昼。
ビアホールで「おめでと~&お疲れさま」会。
今春大学受験が終わった子を持つ、母さまたちのお祝い会。
…という名目で(!)楽しく4時間半を過ごしました。
すご~く現実味あふれるお話から、
大腸菌のキャラクター人形まで、
まぁ、イロイロと。
ビールを何杯飲んだか、分かんないや('◇')ゞ

んでもって、夜。
息子の友達の母さまと一緒に、
近所でちょこっと(?)飲みました。
ここでも、息子のことや中学校のことや、
その他あれやこれやとイロイロと(^_^;)
カシス生グレープフルーツ…とやらがおいしかったです♪

そして今日。
何だかよく分かんないけど、妙に元気。
朝、寝坊したかと焦ったぐらい、たっぷり寝た~!という気分で、
すっきりしゃっきり起きました。
多少、人とおしゃべりしてテンションを上げておくと、
朝も血圧が上がるみたいだ。
でも、毎日つき合ってくれる人はいないよねぇ。さすがに。
日々のつれづれ TB:0 CM:6 admin page top↑
今週の図書館本
2007 / 04 / 14 ( Sat ) 15:48:35
今週の図書館本はこちら。

【凍りのくじら】辻村深月
【断鎖】五條瑛
【まひるの月を追いかけて】恩田陸
【スリーピング・マーダー】アガサ・クリスティー

…多分、2週間では読めないだろうな。

今、高村薫の『神の火』を読んでます。上下巻あるのに、まだ上巻の4分の1しか進んでません
相変わらずの高村さんで、工事現場の描写が長く、しかも「それ、何?」という名詞がたくさん出てきた。
これ、おもしろいのかなぁ。
「良」の存在が不気味…かも。
読書メモ TB:0 CM:4 admin page top↑
「ぼくのメジャースプーン」辻村深月
2007 / 04 / 13 ( Fri ) 16:33:30
罪と罰。正義。復讐。
考えれば考えるほど袋小路に入ってしまうこれらのことを、
真正面から取り上げた作品です。
あまりにも真正面から取り上げていた作品だけに、
途中は少し疲れましたが、
最後まで目の離せない、真摯で愛の溢れた作品でした。

★★★★☆

「ぼく」は小学四年生。不思議な力を持っている。
忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。
目撃者である、「ぼく」の幼なじみ・ふみちゃんは、ショックのあまりに心が壊れてしまった。
笑わないふみちゃんを助け出したい「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもとへと通い、犯人に与える罰の重さを計り始める。「ぼく」が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは!?(Amazonより一部抜粋。加筆あり)



小学4年生の主人公「ぼく」。
この子、すごいです。すごすぎです。
抽象的言語能力の高さ。思慮の深さ。
とても小学4年生とは思えません。

「条件ゲーム提示能力」と聞いて、ハテナが飛んだ様子もなく、
「Aという条件……Bという結果」という説明を聞いて、自分の具体例を当てはめてみる。そしてその上で質問までしています。

こんな4年生、いないよぉ~と、ちょっと突っ込みたくなります。
が。
小4の子が聞いているんだから…と、せっせと秋山先生の講義を読んでいる自分を発見し、主人公を4年生に据えたのは、こうやって読者が本を放り出さないように、作者が考えた「作戦」なのかなぁなんて勘ぐったりもしました。
もしその辺も狙っていたとしたら、作者はなかなかやるなぁと。

まぁ、あんまり本筋とは関係ない話ですが。。。

作品自体の感想は内容に触れていますので、「つづきをよむ」から。

【こちらの記事も♪】
たこの感想文
AOCHAN-Blog
higeruの大活字読書録
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やぎっちょのベストブックde幸せ読書!
続きを読む
辻村深月 TB:4 CM:6 admin page top↑
「凪」五條瑛
2007 / 04 / 12 ( Thu ) 15:31:46
文庫版『熱氷』に書き下ろされた小品です。
ちょこっと立ち読みしてきました(本屋さん、ごめんなさい

ほんの数ページのエピローグ的作品。
恒星の名前が懐かしく、表題どおり心が凪いでいくような、
穏やかな気持ちになりました。
恒星と朱音の幼い会話も、何だか愛おしいものに感じられたのでした。
五條瑛 TB:0 CM:0 admin page top↑
入学式
2007 / 04 / 10 ( Tue ) 19:45:24
昨日は息子の入学式。
今日は次女の入学式でした。
かたい挨拶もかたい椅子も、お腹いっぱいでございます。ハイ。(^_^;)

息子の入学式では、式が終わった後に役員決めという難関がありました。立候補してくださるような奇特な方はいらっしゃるわけもなく、くじ引きになりました。
くじ引き。くじ引き。。。。イヤ~な予感がしてたのよね~。
私、なぜか「ここは当たりを引いちゃいけない」場面で、必ず大当たりを出すんです。
何でだろう?すごく不思議。やっぱり弱気がいけないのかなぁ。ど~しても弱気になってしまうものなぁ。。。
そして昨日も、見事に赤い印のついた「役員おめでと~\(^o^)/」くじを引き当ててしまったのでした。
役員は、まぁ自ら進んでやりたくはないけれど(学校まで行くのがめんどくさい^^;)、どうしてもやりたくない…ってわけじゃないんです。
今まで何度も役員をやったけど、一度も嫌な思いをしたことがないし、むしろいいお友達がたくさんできたし。
だけどね。この決まり方が何とも。。。
以前に同じ場面を見たことのある人たちからは、何と言って慰めてよいのやらという顔をされたり、逆に大笑いされたり。
「宝くじを買ったら?」とありがた~いアドバイスも、何人かからいただきました。それ、いいかもね。

う~む。。。4月末には、決まった役員の中から委員長なるものを決めるそうで。んでもって、これもやっぱりくじ引きだそうで。
何とか「その他大勢」の中に入りたいものです。
どなたか、秘訣があったら教えてください!!!

で、次女の入学式。
次女は、中高一貫校にもかかわらず、親しい友人が軒並み外部に出てしまったので、「残った子の中でやっていけるかな」と不安がいっぱいだったみたい。
ま、だけど今日一日過ごしてみて、何とかやっていけそう…と自分なりに思ったようです。よかったよかった。
中3のときの担任の先生がまた担任になってくださったこともラッキーでした。
楽しい高校生活が送れますように!
日々のつれづれ TB:0 CM:8 admin page top↑
「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ
2007 / 04 / 06 ( Fri ) 21:09:00
読んで何日かたっているのですが、いまだに自分の感情に近い言葉が出てきません。

★★★★☆

読み始めてすぐ、わたし(キャシー)がどういう立場にあるのか、大体予測がつきます。
だから。
キャシーは、はっきり言葉にしたくない。
私もはっきり言われたくない。
秘密を共有するような、分かり切っていることをあえて触れたくないような、そんな不思議な気分になります。

キャシーの語り口は淡々としています。
どことなく『やかまし村のこどもたち』を思い起こしました。

キャシーの友達であるルースもトミーも、大人が思うようないい子では決してないのだけれど、そこがまたリアルで。

読んでいて、彼らの立場をときどき思い出しては胸が痛くなったのでした。

途中、新井素子の『今はもういないあたしへ』を思い出し、
どちらが人道的な判断なんだろうなんて思ったりして。

それから、どうしてキャシーたちは従容としてその運命に従うの?という思いから、教育と洗脳って紙一重なんじゃないかなぁと感じます。
人間(?)物心ついたときから同じ価値観を植え付けられると、
それに反抗するとか、疑問に思うとか、なかなか考えつかないものなんだなぁという気が、とてもしました。
洗脳というと禍々しいものに思えるけど、
私だって、今の社会に順応できるような価値観を知らず知らずのうちに植え付けられているんですよね。それ以外の価値観に実感が伴わないという面が、確かにあると思うのです。
そういう価値観の刷り込みが、ある意味その社会における教育…でもあるんだよね。

…う~ん、やっぱりうまく言葉にできないなぁ。
私がこの作品から感じたことは、もっともっとひたひたと心に迫るものだったのだけど。。。

【こちらの記事も♪】
梟通信
じっちゃんの誤読日記
国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ


その他の作家 TB:1 CM:8 admin page top↑
「魔王」伊坂幸太郎
2007 / 04 / 05 ( Thu ) 16:36:12
ファシズムや憲法改正がテーマではないという伊坂さんのあとがきが一人歩きしている感のあった作品です。
なので主義主張の強い作品なのかと思っていましたが、それほどでもありませんでした。
それがかえって、私には読みやすかったし、おもしろかったです。

★★★★☆

安藤兄弟の仲の良さがほほえましいです。
まずこれが一番。
『重力ピエロ』の泉水と春を思い起こします。
この兄弟と弟・潤也の恋人の詩織ちゃんを加えた3人の会話が、どこかちょっとずれていて、ユーモラスで、独特の雰囲気があって好きです。

『魔王』
兄の、大きな流れの中で立ち止まって考えてしまうその性格や、考えたあげくに授かった能力を十二分に発揮できない中途半端も、とても共感できるものがあります。
みんなが同じ方向を向いてるときに感じる恐い「思い」とか、
それは歴史に逆行するのではという「印象」とか、
私も持つことはあるけれど、
それは、あくまで感覚であり、印象であり。
そのどこが悪いんだと理論武装で対抗されても困るんだよね。
そんな感じ。

じゃあ君に世の中を変えられる(かもしれない)力をあげよう。だから世の中を違う方向に変えてみろ…と言われても。
何ら思想体系を持たない、よるべき所が自分の感覚というフワフワしたものであるがために、
やっぱり私も、安藤のように何をしていいのか分からなくなるんだろうな。
(蛇足ですが、安藤の授かった能力の描写がすごくおもしろかったです。なんかバカバカしいんだけど、ちょっと試してみたいな~なんて。)

戦争しているイラクに行くなんて、その先何が起こっても自己責任だよって、そんな空気に埋め尽くされていた頃。
それは違うんじゃない?と言えない空気が、
その頃あったと思います。
「何だかそれってさ、イラクでボランティアしてる人がヒーローになったらイロイロめんどうだっていう政府の意向をもろに反映してないか?」…なんて言えなかったよなぁ。
思わぬところから噛みつかれそうな気もしたし、何より空気に向かって何をどうすればいいのか分からなかったし。
そんな思いを持ってる私は、
めくれているスカートを直してあげる人になりたいと、
声高らかに言うだけの自信はありません。
もし安藤がその場にいたら、何をしたかなぁなんて思います。

『呼吸』
兄ちゃんとは反対に、直観に生きる弟・潤也。

「まだまだ大丈夫と思っているうちに、少しずつ少しずつ変わっていく」(うろ覚え)という赤川次郎の言葉を思い出しました。

作品を通じて、コツンとくるせりふが多々ありました。
だから伊坂さんの作品はやめられなくなるんだよなぁ。
相手を言い負かして幸せになるのは、自分だけ
まぁ、書き出してしまうと何ということのないせりふだけど。
一番、そうだよな~なんて思いました。

【こちらの記事も】
苗坊の読書日記
読書感想文とブツブツバナシ
粋な提案
伊坂幸太郎 TB:3 CM:14 admin page top↑
2月、3月に読んだ本と読まなかった本
2007 / 04 / 04 ( Wed ) 20:36:00
今日は、4月というのに東京に雪が降ったとか。
まだまだ油断はできないぞっと。

2月に読んだ本の一覧を作るのを忘れていました(^^;)
なので、今月は2ヵ月分です。

まずは2月に読んだ本。
【伊坂幸太郎】死神の精度
【井上尚登】リスク
【荻原浩】ママの狙撃銃
【柴田よしき】シーセッド・ヒーセッド
【矢崎存美】クリスマスのぶたぶた

2月はとても少ないですね~。全部で5冊です。

そして3月。
【荻原浩】誘拐ラプソディー
     明日の記憶
【恩田陸】ネクロポリス 上・下
     球形の季節
【五條瑛】熱氷
【近藤史恵】天使はモップを持って
【笹生陽子】楽園のつくりかた
【服部真澄】鷲の驕り
【ロバート・ネイサン】ジェニーの肖像

全部で10冊。
3月は行事が多かったり旅行に行ったり、私にしてはアクティブな1ヵ月だったけど、思ったよりたくさん読めました。
…でも、『鷲の驕り』なんて、もっと前に読んだような気がするな~。
この月のイチオシは、『誘拐ラプソディー』と『ジェニーの肖像』、そして『熱氷』。
あら、3冊もある。
五條さんは、これからも読んでいきたい作家さんです。

そして、3月に放り出した本はこちら。
【浅倉卓弥】雪の夜話
【乙一】銃とチョコレート

『雪の夜話』は、第1章はおもしろかったんだけど、第2章になると、急に読むのがかったるくなってしまいました。
『銃とチョコレート』は、挿絵がなぁ。。。だったのです。
表紙を開けると、いきなり不気味な少年の絵がカラーで載っています。
何だかうなされそうな絵でした。それでも少しは読んだんだけど、やっぱりどうしてもあの絵がイヤで、読むのをやめたのでした。

月別・読了本 TB:0 CM:0 admin page top↑
今週の図書館本
2007 / 04 / 03 ( Tue ) 17:54:18
予約していた本がさくさく入ったのでo(^▽^)o
今週も図書館へ。

『きつねのはなし』森見登美彦
『T.R.Y.北京詐劇』井上尚登
『ぼくのメジャースプーン』辻村深月
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
『誘拐ラプソディー』荻原浩…これは、「読みた~い」と言った長女のため。


まずは『わたしを離さないで』から読みます♪
読書メモ TB:0 CM:4 admin page top↑
「熱氷」五條瑛
2007 / 04 / 02 ( Mon ) 10:26:08
初・五條瑛作品です。
おもしろかった!五條さん、いい!です。

★★★★☆

姉弟として育てられた朱音の突然の訃報を、氷山ハンター石沢恒星はカナダ沖の氷山採取船で聞く。帰国後、朱音の遺児・光晴と心を通わせるが、光晴は誘拐されてしまう。「俺は人は撃たない。撃つのは氷だけだ」という石沢に、総理を狙うテロリストは、解放の条件として“仕事”を課した。息詰まる3日間の攻防。(Amazonより)



伯父・伯母に当たる両親と義姉、朱音に慈しみ育てられた石澤恒星。
朱音の忘れ形見、光晴。
朱音の元婚約者、荻原と姉の結婚相手佐々木。
恒星の仕事仲間、滑川純。
純の仲間、マヤ、飛麗。
飛麗を愛した元警察官、鎌倉。
そして、武器屋の双子の兄妹、スワローとグース。
菅原家側(?)の尾道、赤柳、野村。

多くの人物が登場し、互いに絡み合います。が、混乱することなくスムーズに読めます。今、こうして名前を書き出してみただけで、一人ひとりの顔が思い浮かぶような気さえします。

純とマヤ、朱音を巡る男たちにはもちろんのこと、
スワローとグース、
鎌倉、野村。
脇役であるはずの人たちにも生き生きとした物語がそこにあり、人物に豊かな色彩をつけています。

主人公、恒星。いいですね。
家族を思うまっすぐな気持ちも、それに基づく単純明快な行動も、私は好き。
そんな恒星にならしめたのが、朱音や両親の愛だったんだよね。
「家族愛の連鎖」を強く感じた作品でした。
そして、そういう「正の感情」が流れているからこそ、この作品に清々しさを感じるのだと思ったのでした。

物語の構成も、また秀逸でした。
「テロリストの系譜」がなるほどね~なのでした。
実はかなりドキドキハラハラしていた私。不覚にも涙が出そうになったのでした。
犯人もあぁそうか…でしたし、
ラストの狙撃も、なるほど~でした。

五條さんの作品、次は何を読もうかな。

【こちらの記事も】
☆GREEN HEART☆
徒然な日記(20%増量中)
新・たこの感想文


五條瑛 TB:2 CM:10 admin page top↑
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