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「朝日のようにさわやかに」恩田陸
2007 / 05 / 18 ( Fri ) 16:56:14
特にテーマを決めて書いたものではなく、ここ何年間か発表したものをまとめた短編集です。
だから雰囲気もまちまち、ページ数もまちまち。

★★★☆☆

恩田さんは、長編でしっかり独自の世界を描いてほしいなぁと思いました。
短編も、そこそこ雰囲気があったりして、おもしろかったはおもしろかったんだけどね。
短編だとどっぷり浸かれなくて不満。

多分私が一番好きであっただろう『水晶の夜、翡翠の朝』を既に読んでいたことも、ちょっと残念でした。

「ご案内」
もろに宮沢賢治です。

「あなたと夜と音楽と」
ラジオのDJだけで構成されるミステリー。
夜のラジオの雰囲気がよかった。
「ABC殺人事件」のオマージュだそうです。
私、元ネタを読んでない。

「冷凍みかん」
これは星新一の世界だなぁ。
彼なら、もっとクールな感じに仕上がると思うけど。

「赤い鞠」
色彩が鮮やか。
これ、長編で読んでみたい。

「深夜の食欲」
ぞわぞわ…っとするホラー。
これは、このくらいの長さで十分です(笑)
ラストの2文が怖さ倍増。

「いいわけ」
恩田さんが手慰みに書いてみたものって感じです。
あの人のニュースを見ながら書いたんだろうなぁ。

「一千一秒殺人事件」
人を食った話だ。というのが私の感想。

「おはなしのつづき」
こういうお話、私は弱い。
泣けてきます。

「邂逅について」
あら、このお話、もう忘れてる。
もう1回読んでも、またすぐ忘れそう。。。

「淋しいお城」
これ、好きです。と思ったら、そこそこページ数がありましたね。
うん、せめてこのくらいの長さを書いてもらわないとなぁと思った作品。
「ミステリーランド」の予告編なんだとか。
「ミステリーランド」って何だ?

「楽園を追われて」
恩田さんいわく「普通」の話。
これも好き。

「卒業」
やだ、スプラッタだよ。
意味なく恐い。(というか、意味がないから恐い)

「朝日のようにさわやかに」
記憶の海を旅する男。って感じかな。
ところてんと、おばさんと色男の密通って、なんか強引。
まぁ、頭の中って、そんなふうに奇妙につながっているのかも。
「私」がカッコつけで、あんまり好きじゃなかったから、
この作品もそれほどおもしろいとは思えなかったなぁ。

この作品集、図書館で借りました。
新刊本の予約本。
さすがにまだきれいだね。
気持ちよかった。

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