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「彼女のこんだて帖」角田光代
2007 / 11 / 30 ( Fri ) 15:52:50
角田さんってどうも手が出ないんだよね。
そんな話をしたら、ほのちゃんがオススメしてくれました♪

図書館で実物を見てびっくり。
ベターホーム出版局から出してるじゃないですか!

ベターホームといったら、『お料理1年生』。
結婚当初は、このシリーズにとてもお世話になったのです。(中でも『野菜料理』と『スピード料理』の出番が多かったなぁ)

んで、この作品。
レシピ本にこじゃれた文章がついている…そんな感じの本でした。
レシピ本なんて、ここ数年手に取ったこともないけれど、
写真がきれいで、説明文が短めで、ちょっとおしゃれ。
何だか作ってみたくなる本です。

中華ちまきとピザと手作り餃子がおいしそうだったので、カラーコピーしておきました♪レシピ本は、カラーじゃなければ作る気にならないものね。

中華ちまき…もち米を水につける時間が少なかったせいか、あんまりもちもちしませんでした。(>_<)
アルミホイルに包んで蒸すんじゃなくて、炊飯器で炊いて、次の日食べたほうが美味しいかも。そのほうが簡単だし(^^)
(炊きあがったもち米は、そのまま炊飯器で保温しておくと、時間とともに「もちもち度」がアップする…というのは、つい最近発見したことです。これって常識?)

次は、餃子を作ろうかな。

あ。
そんなこんなで、角田さんがどうとか、物語がどうとか、そういうことは、読んで何日かたった今では忘れています。(ほのちゃん、ゴメン

おいしそうな本でした。
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その他の作家 TB:0 CM:6 admin page top↑
「君たちに明日はない」垣根涼介
2007 / 11 / 28 ( Wed ) 11:59:03
『明日の記憶』(荻原浩)と一緒に山本周五郎賞を獲った作品だそうです。
山本周五郎賞って幅広いのね。

★★★☆☆

リストラ請負会社に勤める村上信介。
彼が面接する相手は、仕事の発注元である相手会社のリストラ候補生。
要は、リストラ候補者に早期退職を紳士的にお勧めする仕事。
当然そこにはドラマが生まれる。
若くてカッコいい村上の、恋と仕事のお話。



軽くて読みやすい、痛快サラリーマン小説です。

リストラ請負会社という設定が目新しく、そこに助けられた感もあります。
つまらなくはないけど、そんなにおもしろいってわけでもない。
そんな感じ。

作者があとがきで、こんな言葉を残しています。

小説は、魅力的な人物像を描くことがもっとも重要だと、私は考えている。…(中略)…私が思うに、人間の存在価値は、人が持っている内面世界、つまりは、その人が自分の目に見える世界をどう捉えているかという、本人の自意識そのものにある。自意識のフレームだ。だから私は物語を組むときに、その人物の自意識のフレームが変容する瞬間を常に描いてきた。…(中略」…人生の大事は、なにも冒険犯罪という分野に限定しなくても、現実のこの世界にも厳然としてある。そう思い立ったのがきっかけで、このサラリーマン小説『君たちに明日はない』を描いた。



なるほどね。
人生の大事ね。
この作品でいえば、
たしかに、主人公が面接する人にとっては人生の大事だけれど、
主人公にとってはそうではない。
恋愛だって、本人は結構楽しそうだけれど、そこに主人公にとっての意外性というか、新たな発見というものがない。
まぁ、その辺が、「ちょっと期待はずれ感」をもたらしたのかもしれません。

余談ですが。
解説で、篠田節子さんが、信介の恋人・陽子に作者が与えた道を褒めていました。

そこには「愛のハッピーエンド」の嘘くささも、日本脱出や「とりあえず起業」の浮つき感もない。


…だそうで。
なんだか『女たちのジハード』を自己批判してるみたいで、ちょっと笑ってしまいました。

higeruの大活字読書録
たこの感想文
読書感想文とブツブツバナシ
垣根涼介 TB:1 CM:4 admin page top↑
「フライ,ダディ,フライ」金城一紀
2007 / 11 / 21 ( Wed ) 13:08:07
ど~でもいいけど金城さん、「レヴォリューション」とか、「フライ,…」の「,」とか、ひらがな入力の私には、とっても打ちにくい題名ばかりです。

パターン的には『SPEED』に似てるかな。
だけど私、このパターン、好きだわ♪

★★★★☆

さえない中年サラリーマン、鈴木一が娘の仇討ちをしようと立ち上がる。
師匠は舜臣。
ともすれば挫けそうになる気持ちを奮い立たせて、
守りたい者を守るため、鈴木一は闘いに向かう。



私の頭の中では、常にスピッツの『空も飛べるはず』が流れていました。

♪君と出会った奇跡が、この胸にあふれてる♪
♪きっと今は自由に空も飛べるはず♪

鈴木一の出入り(?)の場面では、何だかこの歌と一緒に盛り上がってしまって、胸が詰まりました。(*^_^*)

『空も飛べるはず』→『白線流し』→『長瀬智也』の連想からか、
舜臣は長瀬智也で決まり。
まぁ年齢的には無理があるけど、いいのいいの。気にしない。

舜臣、深い思索を巡らせているだけあって、いいこと言うね。
闘うとはどういうことか、彼なりの思いを鈴木さんに託し、最後までどっしりと鈴木さんを見守っている…そんな感じがとても頼もしい高校生です。
ジェットコースターがダメなのも、ご愛敬。

鈴木一が遥のビデオを見るシーン。
荒ぶる心がホッと安らぐ。
好きなシーンです。

なあ、遥。
私はまだ鷹には程遠いけど、今、飛べそうな気がしてるんだ。
どうしてかな。
いますぐにでもおまえに会いたいよ。
もう少しだけ待っていてくれ。
今から、
飛んで行くよ。



鈴木さん、カッコいいよ!

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金城一紀 TB:7 CM:16 admin page top↑
「レヴォリューションNO.3」金城一紀
2007 / 11 / 20 ( Tue ) 18:53:09
落ちこぼれ高校生たちの愉快な冒険譚。
おもしろかったです。

★★★☆☆

『レヴォリューションNO.3』「君たち、世界を変えてみたくはないか?」ドクター・モローに乗せられて、僕たちは聖和女学院の文化祭を襲撃することにした。グループ名は「ザ・ゾンビーズ」今年は襲撃3回目。さて、どうするか。

『ラン、ボーイズ、ラン』 最後の襲撃から3カ月後。僕たちは停学期間にバイトをし、卒業式後に沖縄に行くはずだった。けれども簡単に事は進まない。

『異教徒たちの踊り』 高校3年の夏休み。僕たちはストーカーに悩まされている女子大生を守ることになった。それは、井上いわく「もっとも危険なゲーム」の始まりだった。「何があっても踊り続けるんだ」

 

「僕」ってだれだ?ずっとそんなことを考えてました。
ああ、そうか。南方ね。

南方、舜臣、萱野、山下、アギー、そして板良敷ヒロシ。

SPEED』でおなじみの面々にまた会えました\(^o^)/

世界を変えることと頭のいい子にモテることが同列で、
なんかちっちゃい。
だけど一生懸命。
そこがすごくおかしくて愛おしい。

楽しかった。

その一言です。

舜臣の背景とか、ヒロシのこととか、南方だっていろいろあるし、
そんなこんなに関しても、いろいろ感じることだってあるけれど、何かつけ加えようとすると、なんか違うものになってしまう。
そんな感じ。

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金城一紀 TB:3 CM:6 admin page top↑
「愛しの座敷わらし」荻原浩~最終回~
2007 / 11 / 19 ( Mon ) 17:24:50
今日、朝日新聞夕刊に連載していた新聞小説『愛しの座敷わらし』が最終回を迎えました。
気持ちがほっこりと温かくなる終わり方でした。

あのかわいらしい座敷わらしに会えなくなるのかと思うと、さみしいなぁ。。。。

荻原浩 TB:0 CM:0 admin page top↑
「ア・ソング・フォー・ユー」柴田よしき
2007 / 11 / 17 ( Sat ) 12:14:38
フォー・ディア・ライフ』『フォー・ユア・プレジャー』そして『シーセッド・ヒーセッド』に続く、ハナちゃんシリーズ第4弾。
待ってましたよ~♪
今回は4編からなる短編集。

『ブルーライト・ヨコハマ』

ハリウッドスターの妻、旧姓丸山恵美子から頼まれたのは、15年前、たった2回会っただけの高校生を捜してほしいというものだった。



周囲の大人たちによってたかっていじめられる子どもが、今の世の中、ものすごくたくさんいるでしょう。その子たちに、パワーを与える助けをしたいんですよ。俺にとって、藁人形がそうだったみたいに、心のよりどころをね、探してやりたい。(藁人形を持っていた高校生、柏原圭介)



小学生のときに、大人の頑迷な無理解によって大きく心を傷つけられていた柏原圭介…ハナちゃんの期待に応えます。
幸せの倍返しかぁ。いいなぁ。

ここでは、安岡の「姉」が出てきます。
尊敬していた先輩刑事を射殺されたことで、ハナちゃんを恨んでいるはずの安岡。
けれど。

あの男の憎悪だって、時の力で少しは劣化する


時間薬という言葉を思い出します。
どんな悲しみも恨みも憎しみも、時が少しずつ少しずつ浄化されていくのかと、そんなことを思います。


『アカシアの雨』
前作で電話をかけてきたウルガのことを、ハナちゃんはちょこっとだけ思い出します。
いつも気にかけているんだね。
ウルガ。どうしているんだろうね。

まるで捨て猫のようにビルのすき間に棄てられていた赤ちゃんを、ハナちゃんは拾った。
そして今回の依頼は、オカメインコを探すこと。




捨て子の母親捜査に関連して、ハナちゃんは安岡に会うことになります。

死による喪失は、絶対なのだ。安岡にとって、俺は、すべてを二度と戻れない状態へと壊してしまった憎い仇だ。…人を殺す、ということはそういうことなのだ。…ただそれでも、もし、時が少しずつ安岡の心をときほぐし、わずかでも俺を赦そうと思う気持ちをその底に芽生えさせてくれたのだとしたら、俺は素直に、時に感謝したいと思う。



まず、夢乃は本当に、婚約者外村が言うように統合失調症なの?という思いを持ちます。
まぁこの点は、ハナちゃんも判断を留保していたけれど。
鳥と会話して何が悪いのか、私にはよく分かりません。
「異常」であることが日常生活を脅かしているわけでもないしね。
まぁ、鳥のほうが寿命が短いから、死んだときが大変かなぁとも思うけど。
その辺の危機感が、私には今ひとつピンとこなかったのでした。

『プレイバックPART3』

靴磨きのカンちゃんが、若い女の子に大けがをさせられた。
彼女を探して。



『アカシアの雨』での遺棄事件の全容が解明します。
悲しすぎるね。
ミヤさんが言います。
本当に。
悲しすぎるね。

ここまで、本当におもしろかった。
子供が大人の身勝手や理不尽にさらされていることに対するハナちゃんの怒りや悲しみがストレートに感じられ、
ハナちゃんを取り巻く人々の暖かいまなざしやちょっかいに口元をほころばせ、
山内練に関する噂に「いやいや、その前があるんだって」とツッコミを入れ。
時間軸の長さに人の心の変化を見て、
こんなこともシリーズならではなんだよなぁとか思ったりして。
すごくいい作品集だったと思います。
ここまでは、ね。

『骨まで愛して』

カンちゃんにけがを負わせた「若い女の子」、洋。
彼女はやっかいな問題をハナちゃんに持ち込んだ。
山内の依頼は、洋の母親(?)のヒモを探すこと。
もう1つハナちゃんが請け負ったのは、ハナちゃんの恋人、理紗からの依頼。
骨壺ごと遺骨を盗んだ神保ひかるに事情を聞き、穏便に骨を取り返すこと。



これね。
う~ん。。。ぐちゃぐちゃです。
それからおまけに、柴田さん、やっちゃったよ(-_-)

元木が新宿で何をしようとしていたのか。元木の計画って一体何?
さらには小田原で何をしようとしていたのか、別れをすませてきたというのは、単に実家に帰ったことを意味するものではないような。(深読みしすぎ?)
練がハナちゃんに頼んだのは、元木を武藤に差し出すためだったのではなかったの?
後半では、何だか練のために殺される人材を捜していた…みたいになっているけれど、そのつながりがよく読めない。(最初からそういうつもりで話が進んでいたのに、私が理解してなかっただけかな?)
「つくし」の女将、紘子の弟が交通事故で亡くなったのが国道だったことを聞いて、何でハナちゃんは声がうわずるの?

伏線だけであとは放りっぱなしって感じの描写がちょこちょこあったような気がします。
まぁ、これはね。私の読解力がなかったってことかもしれないし、よく分からんけどまぁいいかって思うけど。

登場人物の背景がコロッと変わってしまうのは、ねぇ。

交通事故で亡くなったのが紘子の弟のはずだったのに、
後半では紘子の息子になっています。
ひろちゃんには子供はいないよという焼鳥屋の主人の話が
全部うそなのか?
でもうそつく必然性がないしなぁ。
ハナちゃんも全然突っ込まないしなぁ。

やっぱり明らかなミス…って気が。

私が言うことではないけれど、
早急に手直しして、整合性あるストーリーにしていただけるとうれしいなぁと思います。

ということで、今回は☆はなし(笑)
柴田よしき TB:0 CM:2 admin page top↑
「ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル 」今野敏
2007 / 11 / 16 ( Fri ) 15:47:48
皆さん、お元気でしたか~?の久しぶりのSTシリーズ。
おなじみの面々が揃っただけで、何だか嬉しくなってしまう。
もう、作品としておもしろいかおもしろくないか、正直なところ、よく分からなくなってきました(笑)

★★★☆☆

心霊テレビ番組の収録中、スタッフが首を骨折して死亡した。密室での出来事は事故死と処理されかけたが、警視庁科学特捜班は殺人の可能性を追う。スタッフ間の反目、霊能者、タレントらの人間関係が入り組む事件の真相はーー。警察小説の名手が放つ、ST文書担当の青山翔が活躍する「色」シリーズ第1弾!(Amazonより)



青山翔、期待したほど活躍しません(笑)
まぁでも、「僕、帰ってもいい?」と言わないだけ、
彼としては頑張ったのかな?

そういえばと思い出したのですが、『黒いモスクワ』もこの作品も、
事件の背景がばればれです。
そして事件の犯人も、火曜サスペンス並み(といったら失礼か。←どっちにだ??^^)に意外性がありません。
つまり推理小説としてはちょっと弱い…のかなぁと思います。

だけど、このシリーズはそれでもいいの。
特殊能力を持った5人の活躍を
頭を空っぽにして楽しめるところが、
この作品の最大の魅力ではないかなと思うのです。

今回は、higeruさんちでキャスティングされていた方々を活躍させてみました。
というか、これがやりたくなって、この作品を読みました。

赤城…竹野内豊
黒崎…反町隆史
青山…堂本光一
結城…小池栄子
山吹…筧利夫

途中でなぜか、赤城(反町隆史)、黒崎(竹野内豊)に入れ替わっていたけれど。
山吹は、いつの間にか違う人(顔は思い浮かんでいるんだけど、名前も何に出ていたかも覚えていない^^)になっていたけれど。
んでもって、さらさらヘアーだったはずの青山の髪の毛にウェーブがかかってしまい、堂本光一からちょっと離れてしまったけれど。

楽しかった♪

まだまだ続くこのシリーズ。
何だかしばらく楽しめそうです。

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今野敏 TB:0 CM:4 admin page top↑
「6時間後に君は死ぬ」高野和明
2007 / 11 / 15 ( Thu ) 20:33:54
前作の『夢のカルテ』以来、私の中ではすっかりスピリチュアル作家の地位を不動のものにされていた高野さん。
higeruさんのところで、福井晴敏さんも同じようにおっしゃっていたと知り、ちょっと自信を持ってしまった(笑)

そんな高野さんの新作です。

★★★☆☆


回りつづける運命の時計未来を賭けた戦いが始まる!
稀代のストーリーテラーが放つ、緊迫のカウントダウン・ミステリー
運命の岐路に迷う時、1人の予言者が現れる。
「6時間後に君は死ぬ」。街で出会った見知らぬ青年に予言をされた美緒。信じられるのは誰なのか。「運命」を変えることはできるのか。
未来は決まってなんかいない 明日を信じて、進むだけ(Amazonより)



これ、短編連作集なんですね。
私はてっきり『グレイヴディッガー』並みのハラハラドキドキスピード感あふれる長編かと思っていました。

まぁ、期待は裏切られましたが、「客観的には」いい作品集だと思います。

5編のうち真ん中3編は、私はあんまり好きじゃなかった。

いや、おもしろいんですよ。
うん。
決して悪くありません。
そこにある主張も、コツンと胸に響くしね。
だけど…何というか…私が高野さんに期待しているのは、
こういういかにも女性が好きそうな柔らかいお話ではないんです。
これがほかの作家さんだったら、例えば、そうだな、小川洋子や梨木香歩や森絵都だったら、あるいは乙一だったりしたら、多分とても満足していたと思うんです。

ということで。
私は『6時間後に君は死ぬ』と『3時間後に僕は死ぬ』の2つだけで十分満足したのでした。
おもしろかった!
高野さん特有のスピーディな展開とか、リアルに思い浮かぶシーンとか、どうするどうする!のハラハラドキドキとか。

まぁ、新たな分野を確立しつつある作家さんに対して、
あんまり過去を懐かしんでいてはいけないと思いますが(笑)、
こんな感じの長編をまた書いていただきたいなぁと
切に希望したくなったのでした。

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高野和明 TB:2 CM:10 admin page top↑
「ビター・ブラッド」雫井脩介
2007 / 11 / 14 ( Wed ) 17:03:58
なかなかナイスなお父さんです。

★★★☆☆

ベテラン刑事の父親に反発しながらも、同じ道を歩む息子の夏輝。夏輝がはじめて現場を踏んでから一カ月が経った頃、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部が疑う内部犯行説に、曲者揃いの刑事たちは疑心暗鬼に陥るが…。初の現場でコンビを組む事になったのは、少年時代に別離した実の父親だった―。(e-hon本より)



あらすじだけを読むと重たい気分になる作品かと思いますが、
何の何の。
軽やかな読後感です。

冒頭から蚊の話がしつこく出てきていたし、
題名も『~ブラッド』だし、
キーワードは「血」かと思ったのですが、
どうやら外れたようですね。
でも蚊の話は、ちゃんと落としどころがありました。
なるほどね~。ふ~ん。そうなのかぁ。。。なのでした。

ストーリー自体は、ちょっと私には複雑だったかも。
複雑というか、いろんな事件を蒸し返して…というお話なので、
何か見落としているのでは…という気になりました。
ラストまでいくと、もうどうでもよくなって(失礼!)
ただただ相星が残念でした。

相星。なぜだか夏輝をかわいがる情報屋さんです。
彼が出てくると、あたりがパッと明るくなります。
全くもう、シニアって(笑)
いいときにいい情報を提供してくれるし。
愛すべきキャラクターです。

この作品、刑事さんにそれぞれあだ名がついています。
ジェントルにジュニア。チェーサー稲木にスカンク富樫、アイスマン鍵山にバチュラー古雅。
まるで太陽にほえろみたい。
個性的な面々も、この作品に軽さを与えているのかもしれません。

でも何と言ってもジェントル島尾。夏輝パパ。
夏輝にとって「自分たち家族を棄てた」「憎い」父親であるはずなのに、
夏輝のそんな気持ちも何のその。
マイペースでとぼけてます。
ジャケットプレーって何なのさ…とブツブツ言いたくなる夏輝の気持ちも思いっきり空回り。
おまけにここぞというときにはなぜか必ず足がつる。
かなりいい味を出していました。

修羅場になりそうな親子関係。こういうときには、徹底的に相手の土俵に上がってあげないというのも、いい手かもしれないなぁと思ったのでした。(お父さんは素でしたけれど)

最近、雫井さんの作品が続々と映画化されていることだし、
個性的な登場人物と軽いノリの雰囲気は、いつか映画化されるかもしれないという思いを抱きます。
映画化するなら、ジェントル島尾はぜひとも本家本元の郷ひろみに。なんてね。

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雫井脩介 TB:4 CM:4 admin page top↑
ワインわいんわい~ん
2007 / 11 / 13 ( Tue ) 11:59:16
先週金曜日、と~ちゃんにめでたいことがあったので、
両親と弟一家とそらの家一家で集まって、お食事しました。
お祝いに、ワインを持っていきました。

ワインは、先日映画を観たときに、フランス通のぷらんちゃんに選んでもらった、多分とってもおいしいワイン。(ぷらんちゃん、ありがと~\(^o^)/)

でもこのワインがくせ者で

家を出たのが午後4時半。
息子と2人、チャリリ~と駅に向かっていた途中、
林の中ではっと気づいた。
「ワイン忘れた」
んでもって、家に逆戻り。
あらあらとちょっと焦りながら、駅で次女と合流し、
やけに空いている上り方向の電車に乗車。
すぐに座れて、ワインは重たいから網棚に。

『ST』に読みふけっているうちに、終点上野。
さぁ、ここから地下鉄よ♪
私についていらっしゃいと地下鉄の改札口を入ったところで、またまたはたと気がついた。
「ワイン忘れた」

…やっちゃったよ。それも2度。
いつもの私ならここで挫けるところだけど、でも挫けるわけにはいかないわ。
だってあのワイン、もう1回買い直すほど安くない。
と~ちゃんだって、後でもらうより、今日もらったほうがうれしいものね。
JRの駅に戻り、事情をお話しすると、駅員さんが時刻表を調べてくれて、「○番線の事務室に行ってください」と改札口を通してくれた。
こういうとき、入場券をくれるんだね。
○番線が、また遠いのよ。。。
事務室だって一番端っこにあるし。。。
かなり疲れたけど辿り着いて、もう1回事情をお話。
そしたら、ここにはないと駅員さん。
時刻表をペラペラ広げて、「×番線のほうですね」とおっしゃった。
「内線してみたけれど、今ホームに立っていて事務所にはいないみたい。行ってみたほうが早いと思いますよ」と教えられ。。。。

はいはい、今度は×番線。
あ、たしかに降りたのはこっちのホームだわ。
上野駅ってなんて広いの。
駅員さんに聞いてみると、確かにあるとのお答え。
あ~、よかった。
無事、ワインと再会できたのでした。

「ごめんよ~」と息子と次女に謝ると、
「いいよ、いいよ。3人で忘れちゃったんだもん」と優しいお言葉。
いい子じゃ。

もう忘れないぞと、その後はしっかり膝の上。
歩くときは息子の手。
待ち合わせ場所に15分遅刻して皆に会った瞬間に、
「君が渡しなさい」とばかりに、さっさと弟にワインを託しました。

その後、みんなで楽しく食事をして、
さぁ帰りましょうというときに、
弟が「あっ!」という顔をして、ワインをごそごそ出してきた。
弟もすっかり忘れ去っていた(ようだ^^)

まぁ、メインはワインじゃなくて、弟があちこち探し回ってくれたワインセラー。こちらはカタログだけだったけど、それもごそごそ鞄から出して、何やらボソボソ言いながらと~ちゃんに手渡した。
…いや、こういうのって、最初に渡したりするんじゃないの?と思ったけど、私も弟に託した段階で、いつ渡すとかそんなこと、まるっきり考えちゃいなかったから、帰る前に渡せてよかったねと思ったのでした。

赤い包装紙に包まれたあのワイン。
妙に存在を主張しないワインでした。

無事に福岡まで、と~ちゃんについていったかなぁ。
どこかで置き忘れたとしても、
きっとと~ちゃんとか~ちゃんはナイショにしてるだろうから、
ちょっと心配(*^_^*)
日々のつれづれ TB:0 CM:2 admin page top↑
10月に読んだ本&本記事一覧
2007 / 11 / 13 ( Tue ) 11:14:01
あれよあれよという間に11月も半ばです。
2学期は学校行事が多くて、何だかバタバタしてる間に10月が終わってしまいました。


10月に読んだ本は、小説7冊、マンガが1作品。(これ、23冊とか言っちゃうのはちょっと心苦しい^^)

まぁまぁ読んだほうだわ(自画自賛♪)

【あさのあつこ】ランナー
【池井戸潤】不祥事
【荻原浩】サニーサイド・エッグ
【金城一紀】SPEED
【五條瑛】スリー・アゲイツ
【東野圭吾】どちらかが彼女を殺した
【松浦寿輝】川の光

【中条比紗也】花ざかりの君たちへ(1~23巻)
月別・読了本 TB:1 CM:0 admin page top↑
映画「ヘアスプレー」
2007 / 11 / 08 ( Thu ) 21:30:12
水曜日のレディースディ。
行ってきました、できたてのシネコン。

思ったより人も少なく、じゅうたんはまだふかふか。トイレもきれい。
いいんじゃない?と思ったのでした。

で、観た映画は『ヘアスプレー』
長女の部活最後の舞台で演じた作品でした。
しょっぱなからやられてしまった。。。。
「グッドモーニングボルチモア」…これを主人公が歌うところから、ストーリーが始まるんだよね。
長女たちの舞台では、初めて主役を務める後輩の子がこの歌を歌うところから始まって。
うわ~(>_<)すんごい緊張感だろうなぁなんて思ったことを思い出して。
主人公の女の子、トレーシーが、またそっくりなの。
しぐさとか、笑顔とか。
後輩の子、すごく研究したんだろうなぁ。
いつもはとっても大人しくて、後ろでにこにこしてるような子だって、後で長女が言ってたなぁ。
何だかそんなことを思い出していたら、ボワーっと涙が出てきてしまった。
いや、ここ、泣くとこじゃないから(-_-)

映画は、まぁ、ストーリー的には知っていたけれど、
字幕があった分(長女たちのは英語劇だった^^;)、人種差別とか、あなたはあなたのままでいいのよ的なメッセージが色濃く伝わってきたかな。(まぁ、私的には、だからどうだってこともないんだけど
あと、長女たちの舞台より、トレーシーのお父さん、お母さんの出番が多かったような気がします。
まぁ、それで内容的に膨らみを持たせていたような気もするし、
逆にトレーシーたちの弾けるような若さが若干削がれていたような気もするし。
お母さん、なんか気持ち悪い(失礼!)と思っていたら、
あれ、ジョン・トラボルタだったのね。
意味分かんな~いと思ったのでした。
ダンスに往年の切れもなかったぞっ。

んで、ラスト。「You can't stop the beat」
このときも、トレーシーの友人、ペニー役だった長女のお友達が
泣きそうになるのを頑張って頑張って一生懸命歌っていて、
その顔を見たほかの出演者たちも無理やりのような笑顔を作って歌っていたのを思い出したりして。
はい、泣きました。

これ、結構恥ずかしいぞ…と思ったけど、
エンディングロールが長かったから、よかったわぁ。
ケロッとした顔して映画館の外に出ましたとさ。

ミュージカルは舞台がいいかな。
この夏、ブロードウェイのミュージカルが来てたんだよね、『ヘアスプレー』。観たかったな。
映画だと、スクリーンがある分、距離があって。
音楽もダンスも、なんかちょっと私と離れたところにあって。
音楽は、空気が直に揺れる生のほうがいいかなぁなんて、
ふだんそんなに音楽なんか聞かないクセに思ったのでした。

私、すっかり出不精になってるから。
1人では映画も行かなくなった私。
また一緒に行こうねっ☆Myuさん、ぷらんちゃん♪
あ、旧ママさんは、しっかり腰を治すんだよ♪
映画 TB:0 CM:6 admin page top↑
「花ざかりの君たちへ」1~23巻
2007 / 11 / 06 ( Tue ) 16:38:24
最後まで読みましたぁ\(^o^)/

いや~。せっかく借りたからと思って読むことが、こんなに苦痛だったとは(苦笑)

設定自体は「いかにもマンガ」の世界で、それはそれでおもしろかったけど、もっと短くてもよかったよなぁ。

女の子の理想世界をちょっと垣間見た気がいたしました。はい。

…あぁ、もうそんな世界に戻れない(笑)
マンガ TB:0 CM:5 admin page top↑
予約本がざくざく(*^_^*)
2007 / 11 / 06 ( Tue ) 16:17:15
予約本がまとめてたくさん届きました\(^o^)/
そして、今日もまた、本の準備が整いましたとメールが来ました\(^o^)/

…読めるだろうか???

手元にある本
【6時間後に君は死ぬ】高野和明
【ビター・ブラッド】雫井脩介
【青の調査ファイル ST警視庁科学特捜班】今野敏
【蛍坂】北森鴻
【充たされざる者】カズオ・イシグロ
【ア・ソング・フォー・ユー】柴田よしき

図書館で待機中
【レヴォリューションNO.3】金城一紀
【彼女のこんだて帖】角田光代
【ジェネラル・ルージュの凱旋】海堂尊

最初、【6時間後に君は死ぬ】を読んでいたのだけれど、途中で次女に奪われた(*^_^*)
ので、今、【ビター・ブラッド】を読んでいるところです。
なかなかなお父さんです。
彼が蚊に刺されないのは、何か理由があるのかなぁ。
読書メモ TB:0 CM:0 admin page top↑
全国大会
2007 / 11 / 06 ( Tue ) 16:00:36
とあるボランティア団体の全国研修大会なるものが、地元で3日、4日、5日にありました。
私もちょこっとかかわっているので、チョロチョロと参加してきました。

3日。
記念講演 「水谷修~いま、子どもたちは」

 声が通る。大事なことは繰り返す。そして話は立て板に水。さすが、元先生だわ~なんて、ちょっと変なところで感心しました。
最後に、「あなたの近くにも水谷はいます」「私の後追いをしないでください」とおっしゃっていました。
何だか一番心に響いた言葉でした。
水谷さん、これが言いたくて、病に冒された体にむち打ってでも全国を回っているような、そんな気がしてしまいました。


4日。
分科会

これはお手伝い。楽しかった♪

5日。
全体会。

何やら難しいことを言ってました。(特にシンポジウム)
ハテナがたくさん飛びました。

と、こんな感じ。
3日間、外に出て、何だかどど~っと疲れた私。
皆さん、学校や会社に毎日行っているのよね~。
エライなぁ。

まぁ、ある意味、充実した週末でした。
1つ心残りだったのは。
土曜日、「もう寝たら?」の言葉をスルーして、夜中の1時半まで延々愚痴り続けた夫の相手ができなかったこと。
日曜夜に勤務先の近くの仮住まいに帰っていきましたが、
いつもと違って、何だか声に元気がなかったんだよなぁ。
お~い!ちゃんと笑ってますかぁ(と、伝言板代わりにしてみる^^)
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「川の光」松浦寿輝
2007 / 11 / 01 ( Thu ) 09:32:11
梟さんのところで気になった作品です。
最初はとっつきにくかったけど、ドキドキハラハラ。
おもしろかった\(^o^)/

★★★★☆

チッチとタータはねずみの兄弟。
お父さんと一緒に川のほとりに住んでいる。
ある日、川で工事が始まった。
「川の光を求めて!」
タータたちの冒険が始まる。



とっつきにくかったのには、2つ理由があります。
1つは、文章がとても文学的なこと。
何だか翻訳本を読んでいるみたいで、こういう高貴な文章は、
私、ちょっと苦手(-_-)

でも、話が進むにしたがって、
スピード感が出てきて、どんどん読みやすくなっていきました!

もう1つの理由は、名前。
ねずみのチッチにタータ。
猫のブルー。
ほかにもいろいろ。
すご~く擬人化された描写が、最初は何だか気恥ずかしくて。


タータの冒険には、まぁ、いろいろと意味づけがあるんだろうなぁと思います。
だけど私はそんなことより、タータたちの冒険に釘付け。
ドキドキハラハラの連続でした。
次から次へと襲いかかる難題。
最後の最後まで気が抜けない展開。
思いがけない手助け。

おもしろかったなぁ。

しばらくタータたちの世界に浸っていたくなりました。

挿絵も、いつかどこかで見たような、柔らかいタッチのかわいい絵。
裏表紙の地図も大好き。

最終章の変にくどい哲学的な文章は、私は要らないと思います。
さらっとスルーしてしまいました。
作者にしてみれば、ここが一番力の入ったところなのかもしれないけれど。
作者さん、ごめんなさいなのでした。

【こちらの記事も♪】
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粋な提案
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