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「野生馬の谷」上下~エイラ地上の旅人(3)(4) ジーン・アウル
2011 / 09 / 01 ( Thu ) 21:23:48
以前に読んだ「ケーブ・ベアの一族」の続編です。
この失速感,ど~しましょ(苦笑)

★★★☆☆

エイラの旅は続く! そして運命の出会いが!
過酷な旅の途中、野生馬の子ウィニーやケーブ・ライオンの赤ん坊ベビーと出会い、束の間の安らぎを得るエイラ。そしてついに、エイラと同種族の運命の男性、ジョンダラーに出会う日が来る! (Amazonより)



この作品を児童文学として翻訳したバージョンがあるらしいのですが。
…大丈夫なんだろうか?



            

上下巻,合わせて結構な分厚さですが,
そのうちの4分の3は,
ネアンデルタール人の氏族を追われたエイラの孤独な日々と,
クロマニヨン人のジョンダラーとソノーラン兄弟の旅が,
交互に描かれます。

エイラは馬を友とし,次の年にはケーブ・ライオンの子とも一緒に暮らし。
火打ち石を発見し。
馬とともに狩りをする方法を考え出し。

孤独に苛まれながらもたくましく生き抜く姿が生き生きと描かれ,
読み応えがあるのですが。

ジョンダラー・ソノーラン兄弟の章になると,
間延びした感が否めません。

この章は,今後エイラがクロマニヨン人と共に暮らすための予備知識として読めばよいのだろうけど。

…どうも乗らない。

はっきり言って,突然登場したソノーランもジョンダラーも,
興味なかったりしたのでした。

そうこうするうちに後半4分の1になり。
ソノーランが死んでジョンダラーがエイラと出会って。

読むスピードが加速しました。
ネアンデルタール人に育てられたエイラと
クロマニヨン人であるジョンダラーとの
異文化交流とでも言うべき
細々としたすれ違い・勘違いは,
エイラがクロマニヨン人にどう映るのか…という
別の視点が生まれ,
ちょっとおもしろかったです。

だけどね~。。。
異文化交流の行き着く先は官能の世界(笑)

まぁ,「これって自然でしょ」みたいなノリの描写なので,
昔の人は大らかなのね…って感じでもあるのですが。

うーみゅ。
作者さん,「女性も性交渉に喜びを感じる」あるいは「感じさせようと男性が努力する」ところに,現生人類に通じるクロマニヨン人の特性を見出しているような気がします。

ま,「官能」って言葉もあるくらいだし。
「生殖目的以外の目的で性交渉を持つのは人間くらいなものだ」みたいな言い方,(今はしないでしょうが)以前はときどき聞かれましたし。
あながち間違ってはいないのだろうとは思うんだけど。

…思うんだけど,なんかとってもイヤ。

なぜイヤなのか,ちょっと自分の中を探ってみました。
(まぁ,嫌なものは嫌ってだけの話でもあるんですけど^^)


クロマニヨン人が,ネアンデルタール人がという大きな話が
いきなり矮小化されてしまった…みたいな気分があるような気もするし。

「歓び」って言葉自体に嫌悪感を抱いたってこともあるだろうし。
(何でって聞かないでくださいね。嫌なものは嫌なんです^^)

それからもうひとつ。
エイラを小さい頃から知っているので,
エイラの究極のプライベートを知りたくない
って気持ちが強い…のかもしれないなということも,
ちょこっと思ったりしました。

たとえば近所に住んでいる「私の娘の幼なじみ」の女の子。
彼女の生き方を応援し,
彼女の幸せを願っていたりするけれど,
性に対して何を感じ,どうしたこうした…みたいに
とってもデリケートな部分をがっつり披露されてしまったら,
私,もうどういう顔して会ったらいいか分からなくなる。

そんな困惑といたたまれなさを
エイラに対して感じた…ような気もします。

まぁそれは,
多分前シリーズの『ケーブ・ベアの一族』に
どっぷりはまった反動でもあるんだろうとも思ったのでした。

この先もエイラの旅は続きます。

エイラの息子・ダルクがブラウドの一族でどんな生活をしていくのか,
ブラウドは族長であり続けるのか,
ダルクは一族の幸せに導くことが出来るのか,
エイラとダルクの再会はあるのだろうか,

いろいろ知りたいことも多いけれど。

とりあえず,私はもうこれで終了です。

バイバイ,エイラ。
元気で幸せに暮らしてね。

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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

ああ、ここでこのシリーズから撤退したのでした。最初は鉱脈を掘り当てたかと思ったのでしたが。
かったるくなってきたのです。
by: 佐平次 * 2011/09/02 11:22 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟佐平次さん,こんばんはっ♪
> ああ、ここでこのシリーズから撤退したのでした。

あはは!
私と同じだねv-8

>最初は鉱脈を掘り当てたかと思ったのでしたが。
> かったるくなってきたのです。

うんうん。分かるわ~(*^_^*)
最初の勢いはどこへやら…でしたよね~(>_<)

この後,読み続けたらおもしろくなるんだろうかと思って,
ちょっと検索してみたら,
さらに「ハーレクィーンロマンス化」されるらしく。。。
ハーレクィーンロマンスって私は読んだことないけれど,
何となく言わんとしているところが分かって,
「もういいか」って気分に落ち着きましたv-8

シリーズ化されている物語で,
最後まで勢いと面白さをキープし続けるお話は,
私が今まで思っていたより
ずっとずっとすごいのかもしれない…と,
逆に思ったりもしました(*^_^*)
by: そら * 2011/09/02 19:10 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

この本は全く知りませんが、そっち方面に進みすぎる作品は、あんまり好きになれないなあ。品行方正がいいとか、そういう意味ではないけれど(そこまで品行方正な人間ではないので(^^ゞ)、どんな表現をしようが、そこの割合が多くなると、どうしても、主張がおかしくなる気がします。

 原作を知らず、そらさんの感想だけを見て思うのが、フロイトの心理学。あれも、行き着くところが全部「性」にいっちゃうので、うんざりします。あんたの理論では、「すべてはそこだ」という主張だけど、なんか、そらさんが、この作品に(たぶん)感じたような感じになってしまいます。

じゃあ、どーしたらいいかは分からないんだけどね(^^ゞ
by: nagayume * 2011/09/04 19:38 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん♪

> この本は全く知りませんが、そっち方面に進みすぎる作品は、あんまり好きになれないなあ。品行方正がいいとか、そういう意味ではないけれど

うんうん♪私もそーゆー感じ(*^_^*)
なんか浅くなっちゃう感じがあります。

「そっち方面に進みすぎ」ていて,かつ,なにがしかの心動かされるような物語も,たま~にあったりもするんだけどね(例えば『サウダージ』とか^^)

>  原作を知らず、そらさんの感想だけを見て思うのが、フロイトの心理学。あれも、行き着くところが全部「性」にいっちゃうので、うんざりします。あんたの理論では、「すべてはそこだ」という主張だけど、なんか、そらさんが、この作品に(たぶん)感じたような感じになってしまいます。

あー。そっか!
私が感じたのも,そういう「うんざり」だったかもv-221
すご~く腑に落ちてしまいました(*^_^*)
by: そら * 2011/09/05 15:22 * URL [ *編集] * page top↑
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