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「螢川」宮本輝
2005 / 10 / 19 ( Wed ) 17:36:15
映画「泥の河」のイメージのせいでしょうか、
全編セピア色の映画を観ているようでした。

★★★☆☆

「泥の河」「螢川」の2編。
再読です。といっても以前に読んだのは17歳のときだから、
もうかれこれ10年前(大嘘)

「泥の河」
高校のときは今いちピンとこなかった風景が、
切なく猥雑に意味を持って見えました。
蟹の場面が「情緒溢れる懐かしい物語」以上の奥行きと闇を映し出し、暗い輝きを放っています。

「螢川」
蛍の飛び交う場面は、幻想的な美しさが印象的だったのですが、
今読んでみると、そのなまめかしさにたじろぎます。

高校生の私に出会いつつ、新しい発見もあり、
気恥ずかしく、むずがゆい作品でした。
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  ◆>「螢川」宮本輝◆

私が読んだのも18歳のときだから、かれこれ20年前か。
これでも大嘘。あーあ。。。

「泥の河」は小栗康平の映画を先に観たので、その印象があまりにも強く、原作は割を食ってしまいました。映画は原作に忠実だったのでしたっけ?
映画では銀子ちゃんときっちゃん姉弟が可哀想で可哀想で・・・(;_;)
父親の田村高廣、母親の藤田弓子、姉弟の母親・加賀まりこが見事でした。

「蛍川」2人が蛍の光の渦に包み込まれる(?)ラストが印象的だったような記憶があります。
え? 官能的だった? 読みます!
”なまめかしい”は官能的とはちょっと違うか。
by: ひろ009 * 2005/10/19 22:37 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆>「螢川」宮本輝◆

ひろさん、おはよっ♪
私も、20年前でも大嘘だよん。v-8
ひろさんも映画のほうが先だったのね。同じだわ~。
加賀まりこがきれいだった。
私、銀子ちゃんは全然印象に残ってないんだけど、
きっちゃんがかわいそうだった。
原作では、きっちゃんがもっとかわいそうです。e-263

官能的シーン。
いや、、、、、明言は避けようv-8

by: そら * 2005/10/20 08:16 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

【ワシは蓮の花が好きじゃあ 泥の中に咲く花じゃけん 他のどんな花よりも美しいのよ。】
~宮本輝『流転の海』

「泥の河」いいすよね。
「蛍川」もとても綺麗だけど、こっちのほうが断然好きです。
ちなみに映画は見てません。

私は20歳前後の時に読んで、思い出した頃にたまに再読。
最近では2年前ぐらいによんだかな?
密かにメチャ影響受けてます。
実はこういう世界観にメチャヨワイんです。
ワタシのキャラからは想像できないでしょ?

むむむ、なんかまた読みたくなってきたぞ。

by: アトマツ * 2005/10/20 16:16 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆>「螢川」宮本輝◆

アトマツさん、こんばんは♪
アトマツさんは「泥の河」がお好みですか。
うんうん、少年たちが何とも懐かしく切ないよね~。
映画もよかったですよ。(いまだ残っている印象では)
もし機会があれば、ごらんあれ。v-221

>ワタシのキャラからは想像できないでしょ?
そ、そう?v-16

時を置いて読み続けられる本というのもいいものですね。
この本は薄いし、気軽に再読できますね(違っv-355
by: そら * 2005/10/20 17:59 * URL [ *編集] * page top↑
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