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「第三の時効」横山秀夫
2005 / 10 / 21 ( Fri ) 09:56:28
横山さんの「警察小説」短編集。(ちょっと「警察小説」にこだわっている ^^;)

お正月に読みました。
お正月にふさわしい本だったかどうかは別にして
大変おもしろく読みました。

★★★★☆

ごく普通の人の人物像がそれぞれきっちり描き分けられています。
短い言葉で簡潔に表現されています。

私は「モノクロームの反転」が一番印象深かったです。
………読んだ当初に書いた感想はこれだけです。(苦笑)
思いっきり短くて、でも書き足そうにも、
悲しいかな、既にほとんど内容を覚えていません。
まぁ、無理して長くすることもないから、それはそれでいいんだけどね。
ちょっと蛇足。

「モノクロームの反転」は、認知科学を扱っていて(なのかな?)、これがとても興味深かったです。
この作品では色彩の見え方がポイントなのだけど、
私、「見える」とか「聞こえる」ということに、ちょっと興味があるもので。
例えば「見える」。
生まれつき目が見えなかった人が手術などによって「見える」機能を回復しても、訓練をしなければ目の前のものが何だか分からないのだそうです。
触ってみればすぐに”はさみ”と分かるのに、目で見ても”はさみ”だとは分からない。
脳が認知しないんですね。
こういう話を聞くと、「見える」って何だろうとか。
私が「見えてる」この世界も、実はほかの人の世界とは微妙に違っているんだよなとか。
人間の見え方とほかの動物の見え方もまた全然違うから、
人間が感じている世界に住んでいるのは人間だけなんだよなとか。
何だかゾクゾクしてきます(*^_^*)
ホントにとっても蛇足でした♪
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  ◆>「第三の時効」横山秀夫◆

そらさん、はじめまして。「半落ち」は映画が期待していたほど面白くなかったので、まだ読んでいませんが、「第三の時効」はかなり前に読みました。横山さんの短編は結構おもしろいですね。
短編ではないのですが、私が一番最近読んだ横山本は「ルパンの消息』(光文社・カッパノベルズ)です。デビュー前に書いた作品だそうですが、十分引き付けられると思います。
by: こっこ * 2005/10/21 15:41 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆>「第三の時効」横山秀夫◆

こっこさん、はじめまして♪
コメント、ありがとね\(^o^)/
>横山さんの短編は結構おもしろいですね。
うん、結構ね♪
「ルパンの消息」、おもしろかったのね。
早く古本屋さんにデビューしないかな~と思っています。
また、遊びに来てくださいね。
私も今度、お邪魔します♪
by: そら * 2005/10/21 19:32 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆>「第三の時効」横山秀夫◆

また来ましたよん。

「第三の時効」。文句無しの傑作!
私が高く評価したのは表題作の「第三の時効」と「密室の抜け穴」。二人の班長に度肝をぬかれました。

「モノクロームの反転」はほんのかすかに記憶に残っている程度ですv-16。小さな穴から見た車の色でしたっけ?

>私が「見えてる」この世界も、実はほかの人の世界とは微妙に違っているんだよなとか。

横山作品からこのような感想が出てくるとは!
うーん、そらさん恐るべしv-10
by: ひろ009 * 2005/10/21 23:23 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆>「第三の時効」横山秀夫◆

ひろさん、おはよっ♪
>また来ましたよん。
ありがと~e-266
私も、「第三の時効」にへぇ~と思った記憶があります。
もう一回読んでみようかなv-16
>横山作品からこのような感想が出てくるとは!
いや、だからv-531v-540だってばv-356
だけど、本を離れて違うこと、考えたりすること、あるよね。
そんなものも書けるのって、何だかうれしいな~と思ったのでした。v-290
by: そら * 2005/10/22 10:05 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

>そらさん、こんばんは!

今日はこの作品と、石田衣良さんの『4teen』ぶっ続けで読みました。目がショボショボv-237

この厚みにして、どっさり詰め込まれた短編集でしたね~。
それぞれが、長編並みの内容と思いました。
これが初横山秀夫さんだったのですが、面白いけれど毎日はとても読めない、体力消耗作品でした。

どの刑事さんも個性的でしたが、「笑わない男」朽木氏が、一番印象的でした。ライバル刑事にネタを提供する『モノクロームの反転』には、感動して胸が一杯になりました。小さな棺には、誰もが心を痛めるけれど、朽木氏は、いつまでも小さな子の死を忘れないのだな、と。

ちょうど昨日『手紙』をタイムリーで読んでいただけに、
誰かの死に責任を感じながら生きていくことの重みを、
「一生笑わない」朽木刑事にあらためて教わりました。

これからも横山作品を読んでいきたいです。
あの男臭さと、ユーモアのかけらもない展開が重たいけれど・・・もうちょっとくだいてくれないかな・・・
by: nao * 2006/06/15 20:28 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

naoさん、おはよっ♪
1日に2冊も読んだの?
そりはすごい!v-315
石田衣良の『4teen』。私も読んだことある。
あんまり…だった記憶だけれど、入院するなら聖路加病院がいい!と思いました(笑)

朽木さんね。うんうん、今でも覚えているわ。
何も言葉のかけようのない方。でしたね。
『モノクロームの反転』。私も一番心に残りました。

>あの男臭さと、ユーモアのかけらもない展開が重たいけれど・・・もうちょっとくだいてくれないかな・・・
あはは!とっても分かる!!
けど、それは無理かもv-8


by: そら * 2006/06/16 10:21 * URL [ *編集] * page top↑
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第三の時効(横山秀夫)
第三の時効(集英社) ★★★★☆:90点 最近2週間で「半落ち」「顔-FACE」「深追い」「第三の時効」と横山作品を集中して読みましたが、「第三の時効」が断然良かったです。順位をつけるとすると、第三の ひろの東本西走!?【2005/10/21 23:15】
(書評)第三の時効
著者:横山秀夫 F県警捜査一課強行班。そこに属する3班を描いた短篇集。『沈黙のア たこの感想文【2005/11/23 13:43】
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