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「メタボラ」187~200覚書
2006 / 06 / 20 ( Tue ) 15:53:01
祝!200回

すごい!よく読み続けているぞ、私!!(…って、そっちです('◇')ゞ)

今日で200回目になりました。
第6章「ガープ川」…ギンジの章です。
昭光の章は、昭光の軽い語り口もあって、物語自体進んでなくてもとてもリズミカルなんだけど、ギンジはじっとりしてるというか、重いというか、暗いというか…。
ま、ギンジ、集団自殺の生き残りで、まだ「集団自殺当時」しか思い出せないんだものね。昭光みたいに弾けてはいられないよね。当たり前なんだけど。。。
あんまりにものた~としているので、ついつい読むのを忘れそうになります

ぽおさん、お待たせ♪
junさん、nagayumeさん、sumisumiさん、姫さん、よろしかったらご一緒に♪
第6章「ガープ川」

安楽ハウスのオーナー釜田に自分のことを打ち明けたギンジ。釜田の計らいでスタッフとして働くことになります。
まずは犬、ガブの散歩から。ガブは勝手にどんどん小さな川にギンジを連れていきます。
ここでギンジは、市場のおばさん、ウシさんに出会います。
ガープ川というこの小さな川は市場通りの下を通って、久茂地川に注いでいるのだと、ギンジはウシさんに教えてもらうのです。

スタッフのフウヤンや小沢やミヤちゃんは、新しくスタッフになったギンジを迎え入れますが、
1人、リンコはおもしろくありません。
リンコは自分がスタッフになろうと、釜田に気に入られるように自分から進んで手伝いなんかもしてきたものね。

リンコは、釜田のことを少しだけ、悪く言います。
釜田をかばうギンジに、リンコは怒ってしまいます。

朝からやれやれという気分だった。僕は、つくづく女が嫌いだ、と不意に思った
ギンジ。~お~い、またそっちかい
そして、
だが、昭光は女が好きだ。…昭光は、僕とは逆に女との違いを好んでいるのだろうと思ったら、自分が狭量に感じられてならなかった。
と、自己嫌悪に陥ります。さらに、
なぜか、最近の僕は自分に自信がない。磯村ギンジを演じているのか、それともこれが地なのか、どちらともつかずに生きているからだ。僕は、いつ果てるともしれない苦痛を背負ったのだ。
と、悲劇の世界に入るのでした。

そんなこんなで1カ月がたちます。

季節外れの台風の夜。
厨房担当のミヤちゃんがミャンマーに旅立つということで、送別会が開かれます。
送別会の日、釜田の婚約者、香織もやってきます。
リンコは、この香織も、何でも見透かす恐い人だと言いますが、
初対面のギンジは、
賢そうな普通の女の人でしかなかった
という印象でした。

送別会で釜田のスピーチが行われました。
「釜田さん、前はあんなこと絶対言わなかったよね。駄洒落ばっか飛ばす酔っぱらいだったのに、変わったよな。あれじゃ選挙演説じゃん」
ミヤちゃんは、呟きます。

ギンジは、
何となく混乱していた。ミヤちゃんから、釜田に対する反感を感じとったせいだった。また、釜田が演説したのにも違和感があった。
ので、皆が踊っている中、片づけに回ったのでした。

ギンジは小沢に誘われ、ミヤちゃんと小沢と3人で、飲み直しに行きます。台風は去っていったようです。月も出ています。

市場通りで、「この下をガープ川が流れているんだってね。」
と言うギンジに、小沢は出口を見に行こうと提案します。

十貫瀬橋という橋に行き着いた。そこに、やっとガープ川が姿を現した。農業市場の下から暗渠に入るガープ川は、小川のように流れが細かったが、出口ではまるで堀のごとく、川幅が太くなる。

ギンジは欄干に寄りかかりながら、ガジュマルを見上げ、
僕は、自分は北ほうの人間に違いない、と何となく思った
のです。

3人は、台風の夜にそこだけ開いていた『エロチカ』に入ります。
銀次がいるところです。
店の中は2人の米兵がいます。
店を見回すと、前より品揃えが減っています。
前章で愛ちゃんが昭光に言っていたように、ここの経営もなかなか苦しいようです。

ギンジと銀次が顔見知りらしいと知った小沢とミヤちゃんは、ギンジの前歴を聞こうとします。

冷や汗が噴き出た。僕の知らない僕の過去。不意に、ガープ川の暗渠を連想した。市場通りのコンクリート通路の下を流れる川。僕は今、暗渠の中を流れる川なのだった。陽の光を浴びて滔々と流れたいのに、暗いトンネルから出られない。


適当に話をごまかしたギンジ。
突然、ミヤちゃんは、釜田が変わってしまったことを嘆きます。

前は暢気なゲストハウスのおっさんだったのに、香織さんと結婚すると決めてから、妙に政治的になった。…あの人、今に選挙に出るんだと思うよ

それが何で香織さんと関係あるのか、小沢はミヤちゃんに尋ねます。
で、香織さんの過去が小沢の口から語られる場面に入ります。
                
                       ~ここまで~


~~~~~
なるほどね~。ガープ川は、ギンジの内面の暗喩でもあったのね。
暗渠を流れる川、ですか~。気づいたら水かさが増している川、でもあるのよね。
ギンジ、どうでもいいけど、もう昭光のことは忘れたら?(笑)
10数回の中で1回だけ、とってつけたように思い出すのよね。
ちょっと不自然だよ、ギンジ。。。。

ふむふむ、香織さん、意外と重要人物らしい。
リンコも怖がっていた香織さん。釜田を変えた香織さん。
この香織さん、ギンジのホ○疑惑に拍車をかけなければいいけれど。何だかそっち方面に行きそうな予感

釜田が選挙に出ることは、このお話にどうかかわってくるんだろう?
ギンジがそこで利用されてしまうとか。
将来に希望を持てない若者を出してはいけない!みたいにね。
でもって、信用していた釜田に裏切られたギンジは、昭光に走る!?

いやいや、もとい。

選挙が趣味だと昭光に酷評されていた昭光の父ちゃんが、釜田の敵役として登場したりして。
昭光の父ちゃん、とっても俗物みたいだから、登場すると覇気が出るかもね。

…覇気!
そう、覇気!
この章、覇気がなさ過ぎなんだ~。。。
仕方ないとは思うけど。
ギンジは1つのところをぐるぐるぐるぐる。
そしていつも悲劇の主人公。。。
昭光の章になると、ギンジ、今頃どうしているだろうと気にかかり、ギンジの章になると昭光の軽さが懐かしくなります(*^_^*)
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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

ダンケ、そらさん!
あなたのおかげで、朝日新聞が読めない日々もなんの苦痛にもなっていないようです。(ちなみに今は、我が家に届くY新聞の角田光代の暗い連載、読んでます。&池澤夏樹もじめじめって感じで、朝からどんよりしてしまうのが難ですが。)
連載小説は短いからいいのか、いらいらなのか?
また、お願いいたします。
by: ぽお * 2006/06/20 23:19 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆おひさしぶりです~◆

そらさん、こんばんはぁ
私のことまで覚えていてくださり、嬉しいですぅ
(#^.^#)

>ギンジは1つのところをぐるぐるぐるぐる。
そうそう!そうなんですよね~
仕方ないけど暗い!
>昭光の章になると、ギンジ、今頃どうしているだろうと気にかかり、ギンジの章になると昭光の軽さが懐かしくなります

同感です!!!
そらさんの予想が当たるのかな。おかげでさまで、これからがますます楽しみです。銀次も関わってきそうですし。
またお邪魔しますね~
by: jun * 2006/06/21 00:24 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

> なるほどね~。ガープ川は、ギンジの内面の
>暗喩でもあったのね
さすがでございます。「何でタイトルがガーブ川なんだろう」と思っていたのですが、疑問が氷解しました(というか、その行は頭に入っていなかった。まだまだ甘いです)。

>10数回の中で1回だけ、とってつけたように
>思い出すのよね。
>ちょっと不自然だよ、ギンジ。。。。

 このおかげで途中出場組(途中から読み始めた人)は、話の筋が分からなくなるんでごぜえますよ。

では、次回の突っ込みを楽しみにしております。
by: nagayume * 2006/06/21 10:38 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

どういたしまして、ぽおさん♪
角田光代さん、お名前はよ~く聞く方ですが、私は読んだことない作家さんだわ。暗い連載って、ギンジとどっちが暗いかな??
新聞小説って、結構有名どころ(というのか?)の方が連載しているんですね~。

>連載小説は短いからいいのか、いらいらなのか?
どうなんだろ???
まぁ、じっくりまったりつき合っていかなきゃなんでしょうね~。
先を急いではいけないv-219…な~んてねv-8
by: そら * 2006/06/21 14:05 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

junさん、こんにちはっ♪
何げにお名前、呼んじゃったv-8

私の予想、絶対当たらないと思う!(*^_^*)
予想を裏切るびっくりする展開になってほしいな~。

銀次かぁ。『エロチカ』がつぶれて安楽ハウスに転がり込む…な~んてね。『エロチカ』は随分傾いてるみたいだから、このまま、ってことないでしょうね。どう絡んでくるのかな。
by: そら * 2006/06/21 14:14 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん、こんにちはっ♪
途中出場組ですかぁ~。
稲本みたいだ(*^_^*)
>このおかげで途中出場組(途中から読み始めた人)は、話の筋が分からなくなるんでごぜえますよ
そうか~、にゃるほど~。

>次回の突っ込みを楽しみにしております。
あはは!私、突っ込んでた?
大人し~く読んでるつもりだったのにv-8
次回もまた、遊びに来てね♪(いつになるか分からないけどv-356
by: そら * 2006/06/21 14:44 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

またまた御世話になります♪

ふむふむ。
なかなか緩やかな進み具合ですね(* ̄m ̄)
ギンジってやっぱ・・・・○モの気があるんでしょうかw
何気に必ずこのボヤきがありますよねー。
(;¬д¬) アヤシイ

そして香織さんが重要人物の予感ですね♪
ああ・・・次回の香織さん話がきになるゥ・・・
新聞だから一気に読めないのって辛いですねぇ。
これが文庫本だったら寝ずに読んで解決させてます(笑)

そろそろ昭光懐かしいかもです。

また読みにきますねー(*´▽`*)ノ”
ありがとですー!
by: 姫 * 2006/06/21 14:52 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

姫さん、こんにちはっ♪
ギンジの疑惑、どうなのかな~と思ってるんだ。
作者さんはそっちに持っていきたいみたいなんだけど、
ど~もピンと来なくて(^^;)
ギンジが昭光のことが気にかかるのって、
ひな鳥が孵化して最初に見た動くものを親と間違えてしまう、
あの刷り込みにとっても似ている気がするんだわ~。

>これが文庫本だったら寝ずに読んで解決させてます(笑)
そうそう、ここが普段の読書とは全然違うところだよねっ♪
まったり進む連載にあわせて、読む方もまったり読まなきゃなんだな~と、最近やっと分かりました(笑)

>そろそろ昭光懐かしいかもです。
昭光が語っているときは、「はいはい(-_-)」って感じなんだけどね。
妙に懐かしくなるよね♪
昭光とギンジ、2人の語り口で物語が進むから、飽きずに読めるのかもしれないね。

>また読みにきますねー(*´▽`*)ノ”
おぉ~!ぜひともぜひとも♪
お待ちしてます(*^_^*)
by: そら * 2006/06/21 15:12 * URL [ *編集] * page top↑
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