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2006'07.19 (Wed)

「DIVE!!」上・下 森絵都

おもしろかった!!!
素直にそう言える作品です。

★★★★☆

水泳界のマイナースポーツ、ダイビング。
世間の関心の低さから、知季たちの通うダイビング・クラブも存続の危機に瀕していた。
存続の条件はオリンピック出場。
急に現実味を帯びてきたオリンピック。
彼らは、それぞれがそれぞれの思いを昇華させながら、最高の一瞬を目指して飛ぶ。

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天賦の才能を持つ中学生知季、両親ともにオリンピック選手だったサラブレッド富士谷要一、野性味あふれる個性を持った沖津飛沫。
この3人が軸となり、突然出現した女コーチ、麻木夏陽子(かよこ)やクラブメイト陵、レイジ、知季の弟弘也、恋人未羽、飛沫の恋人恭子etc.etc...多くの人が登場し、そしてダイビングに賭ける少年たちを応援します。おっと忘れてはいけない。飛沫の同居人、大島コーチもね。

一人ひとりの個性が際立っているので、多くの人物が登場しても混乱しません。そして、一人ひとりに作者の目が行き届いているので、どの人物も愛おしく、すべての人を紹介したくなります。

少年たちがスポーツに打ち込む。
このシチュエーションだけでもかなり爽やか路線なのですが、
若さゆえの不器用さとか、無謀さとか、自覚のなさとか、
「ほろ苦さ」もまぶされていて、それが余計に少年たちをキラキラと輝かせます。

心も体もまだ幼かった知季が化けた瞬間。
しがらみに絡み取られていた飛沫が解放された瞬間。
プリンス要一が誇り高き決断をした瞬間。

読者に直球ど真ん中を投げてきます。

最後の試合の場面、もう涙が出そうになりました。
ただの点数の羅列で涙なんて、初めてだわ。

この作品は4部構成になっています。
第1部、知季、
第2部、飛沫、
第3部、要一、を軸として物語が進み、
第4部、オリンピック選考会でラストを見る。
人間ドラマとして分かりやすくできているのではないかと思います。

ただ、私は知季がとても気になっていたので、
第2部では、中国合宿で何を学び取ってきたんだろうとか、
第3部になると、このとき知季は何を感じていたんだろうとか、
作品中では触れられないことに、もどかしさを感じたりもしました。

知季。この子の、闘争心のなさや、素直といえば素直、単純といえば単純なところ、人の心の機微に疎いところ…何だか息子に似てるな〜と思います。(もちろん天賦の才能は、うちの息子は授からなかったようですが)
知季が、母親に気迫が足りないだの、勝とうという意気込みが足りないだのとさんざん言われたと思い出しているシーン。ちょっと笑ってしまいました。これって、夫やコーチが息子によく言ってることだよな〜、なんて(^^;)
特にいい暮らしをさせているわけではないけれど、今すぐ飢えて困る生活をしているわけではない、安穏と暮らしていられる世代ですからね。
こういう闘争心のない子、もしかしたら増えてるのかな〜なんて思ってみたり。
そんな親近感もあったせいで、知季が自分のスタイルで高みに上っていくのを見るのは、何やらドキドキしたのでした。
15:24  |  森絵都  |  TB(6)  |  CM(17)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

★いいですよね!

私も大好きです!この作品。
こういう青春スポ根小説大好きです^^
皆一生懸命でいいですよね〜。
こういう純粋に飛び込みをする姿は素直にカッコいいです。
応援したくなっちゃいます。
苗坊 | 2006年07月19日(水) 23:28 | URL | コメント編集

苗坊さん、おはよっ♪
昨日はすれ違いだったのね。おもしろいね♪
青春スポ根ものかぁ。
夏にピッタリだよねv-221
そら | 2006年07月20日(木) 10:35 | URL | コメント編集

どうもー
いやーオモシロカッタ!それに尽きますよね(笑)
こういう純粋なのはあまり読まないから、
余計にまぶしく感じました。

TB成功!
実は昨日、「重力ピエロ」に全然できなくて、
結局あきらめたんです。。
じゅん | 2006年07月20日(木) 18:09 | URL | コメント編集

じゅんさん、こんばんはっ♪
>こういう純粋なのはあまり読まないから、
余計にまぶしく感じました。
うんうん、まぶしかったですo(^▽^)o

TB、何度もトライしてくれて、ありがとね♪
前からよく迷子になってはいたんだけど、最近、とみに多くなってきました(>_<)
認証制とか、制限とかしてないんだけどなー。。。。
じゅんさんのが成功して、よかったよ〜\(^o^)/
そら | 2006年07月20日(木) 21:28 | URL | コメント編集

★こんにちは♪

森さんの作品は、始めて読んだんですが、面白い!!
最後はドキドキして、でも、誰と誰がオリンピックにいけないのか読むのが怖くて、でも、気になってページを捲る手が止まらない、そんな作品でした。
他の森さんの作品も読んでみたいなあ。
かずは | 2006年07月20日(木) 22:50 | URL | コメント編集

★へ。。。

またしても面白そうだわん。

今日はだいぶ読み進みました。

春君と泉水くんから目が離せません。
一陽 | 2006年07月20日(木) 23:29 | URL | コメント編集

★TBさせていただきました

>一人ひとりに作者の目が行き届いているので、どの人物も愛おしく、すべての人を紹介したくなります。

そうですね、これがあるから第4章がすごくよかったですね。
ろっく | 2006年07月20日(木) 23:45 | URL | コメント編集

かずはさん、初めまして♪
ホント、上下巻なんて気にならない。一気読みの作品でしたね\(^o^)/
ほかの森作品。読んだら感想、聞かせてくださいね♪
また遊びに来てください。
お待ちしてます♪
そら | 2006年07月21日(金) 11:34 | URL | コメント編集

一陽ちゃん、おはよっ♪
これ、文句なくおもしろいよ。
一気読みだよ。
爽やかだよ。
…読みたくなってきた?(笑)

『重力ピエロ』、進んでますねぇ。
泉水と春、いい兄弟だよねぇ。
そら | 2006年07月21日(金) 11:42 | URL | コメント編集

ろっくさん、はじめまして♪
TBありがとです。迷子になってるみたいね。
こういうこと、ホント最近多くて、申し訳ないです。

>これがあるから第4章がすごくよかったですね。
そうそう、どの子にもがんばってほしくてね。
勝つか負けるかだけど、みんなに勝ってほしくてね。
読む手に力が入りました。(笑)
そら | 2006年07月21日(金) 11:44 | URL | コメント編集

★完読しました!

面白かったよ。すっごく。。。
解説にもあったけど、かっこよすぎない泉水の書き方が
いいんじゃないかなぁ。。。
2人のお母さんの描き方も面白かった。

スポーツものなのよね。これは。。。
普段本を読まない息子もこれなら読むかしらん。
まずは私が読んでみるかな。
一陽 | 2006年07月21日(金) 23:24 | URL | コメント編集

そらさん、こんばんは。
そらさんも読まれたんですね。
鬱陶しい長雨を吹き飛ばすようなさわやかな物語で、よかったです。
>ただの点数の羅列で涙なんて、初めてだわ。
ぼくも、泣きこそしませんでしたが、要一の順位が少しずつ上がってくるのを、ワクワクしながら読みました。
最初、知季の章を読んでいる時に、「面白いから、読んでみたら」と中一の娘に勧めたのですが、飛沫の章を読んで、しまったと思いました。
娘が「『DIVE!!』貸して」と言ってきたらどうしようかと、ちょっぴり思い悩んでいる今日この頃です。(^^;)
今日は、TBうまくいくかな。
touch3442 | 2006年07月22日(土) 00:23 | URL | コメント編集

一陽ちゃん、おはよっ♪
おぉ〜、読み終わったのね\(^o^)/
おもしろかった?
>2人のお母さんの描き方も面白かった。
審査員のお尻を叩くところとか、なかなかのお母さんだよね。
あまりぐちゃぐちゃ悩まないお母さんのような感じがした。
だからいいんだろうな〜と思った。

『DIVE!!』はスポーツものの王道を行く作品だと思う(*^_^*)
息子さん…なら、下のtouch3442さんのように悩まなくて済むかもo(^▽^)o
飛沫、うらやましいぜ〜!!!かもねっv-8
そら | 2006年07月22日(土) 11:19 | URL | コメント編集

touch3442さん、おはよっ♪
>娘が「『DIVE!!』貸して」と言ってきたらどうしようかと、ちょっぴり思い悩んでいる今日この頃です。(^^;)
o(^▽^)oo(^▽^)oo(^▽^)o
思い悩んでいる父親、touch3442さん、何だかとってもほほえましいわ♪
中1ですかぁ。たしかにビミョーなお年頃だわねぇ。
うちの娘は高2と中3なので、まぁ、読ませるのにさほど抵抗はないのですが。。。(もう勝手に読んでるしv-356
あ、でも、もしかして夫は渋い顔するかも(^^;)
おとーさんって、娘に対しては特別な思いがあるのよね。
がんばれ!おとーさん♪なのでした(*^_^*)

TB、何度もトライしていただいているのに、ごめんなさい。
う〜ん、、、、、何が悪いんだろ?
そら | 2006年07月22日(土) 11:59 | URL | コメント編集

★ろっくさん♪

TBのリトライ、ありがとうございました\(^o^)/
今度は反映されたようで、よかったです。
また、いつでも遊びに来てくださいね。
お待ちしてます♪
そら | 2006年07月23日(日) 15:25 | URL | コメント編集

> 第2部では、中国合宿で何を学び取ってきたんだろうとか、第3部になると、このとき知季は何を感じていたんだろうとか

あ、これ、私も同じこと考えました。とっても気になりますよね。こういう細かいところで、同じ事を思っている人を見つけると、嬉しいですね。TBさせてください。
ゆうき | 2006年08月24日(木) 00:48 | URL | コメント編集

ゆうきさん、おはよっ♪
TB、せっかくしていただいたのに、反映していないみたいね(>_<)
ということで、記事にリンクさせていただきました。
>こういう細かいところで、同じ事を思っている人を見つけると、嬉しいですね
うんうん!!\(^o^)/
そら | 2006年08月24日(木) 09:12 | URL | コメント編集

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