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「メタボラ」224~233覚書
2006 / 07 / 24 ( Mon ) 13:14:32
安楽ハウスの人たちは、釜田についていけないものを感じ始めています。
一方ギンジの頭の中は昭光一色。
そんな中、釜田がテレビに出演します。
前回、昭光と愛がラブホテルから出てくるのを見かけたギンジ。
ギンジは、すぐ近くまで来ているのに安楽ハウスに寄ろうともしない昭光に腹を立て、
あろうことか、「エロチカ」の銀次に会いに行き、
愛と昭光がホテルから出てくるのを見かけた、とチクリます。
そして、自己嫌悪に震えながら、
僕は、最低だ。きっと前も、弱虫で卑怯な人間だったのだろう。
と思うのです。

釜田がテレビ番組に出演することになりました。
沖縄移住者特集ということで、スタジオ生討論会もあるのだそうです。
喜ぶ釜田に、冷ややかな態度のリンコ。
安楽ハウス全体に、醒めた空気が漂っていることに、釜田だけが気づかないでいるようです。

数週間がたちます。
昭光からの連絡はいまだありません。
不安になったギンジは、ホストクラブ「ばびろん」の前まで行きますが、意気地がなくて逃げ帰ります。
帰り道、「エロチカ」の前をわざと通ると、「エロチカ」がきれいさっぱりなくなっていました。銀次も愛も、どこに行ったのでしょう。。

僕は呆気にとられ、…意外に清々した気分もあるのだった。下地銀次がいなくなれば、僕だけが、昭光の「ギンジ」を生きられる。

そうこうしているうちに、テレビ放映の日がやってきます。
テレビの前に、安楽ハウスのスタッフが集まります。

ギンジは、テレビのことよりも、やっぱり昭光が気になっています。
買ったばかりの携帯で、昭光に電話をかけたりもしています。
昭光の携帯は留守電になっていました。

もしかすると、ギンジから僕の告げ口を聞いて、昭光が怒っているのではないか、という不安もあるにはあった。だが、僕はなぜか、昭光が怒る様だけは想像できなかった。

「恋する」ギンジ。自分に都合のよい想像だけをしています。

テレビには、釜田と、それからイズムが出演していました。
イズム。

僕は複雑な思いでイズムを見つめた。パラマニで若者のリスペクトを集めるイズムは、和を乱す昭光をリンチして追い出した。しかし、沖縄に来る若者のカリスマとして、堂々とテレビ出演している。釜田と居並ぶ
と、二人の行動にたいした差はないようにも思えるのだった。


二人の紹介ビデオが流れます。

イズムを見つめる若者たちの目には憧れが籠もっていて熱く、それは釜田にはないものだった。…イズムのようにカリスマ性のある男が選挙に出たら、釜田は敵わないかもしれない、と僕はちらりと思った。

釜田とイズムは、テレビの中で激論を交わし始めます。

市民生活を営んでいる自分たちが「ナイチャー」と呼ばれることに異議を唱え、「新ウチナー」と呼んでほしいと言う釜田。
それはウチナーの人たちが決めることだと言うイズム。
イズムはさらに、文句を言う前に実践しろと言い始めます。

~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆

イズム、突然の再登場です。
これからどこに向かうのでしょう。
ギンジがイズムや釜田に興味がないように、私もあんまり興味がない。
だけどイズムと釜田の激論は、まだまだ続きそうな気配です。

ギンジは昭光ひと筋だけど、あまりと言えばあまりにひどいことをしているのよね。
ギンジの自己中心的なものの考え方、幼児性なんかがあますことなく発揮されていたような。
普通に考えて、昭光がへらへら笑いながら許してくれるとは思えないんだけど。。。。
昭光から激しく拒絶され、絶望するギンジ…が目に浮かぶようだ。
そして、それに全然同情できない私も目に浮かぶようだ。

「エロチカ」が消えた今、愛と銀次と昭光の間にあったであろう一悶着のほうが気になるけれど、この章、結構長いです。
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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

何かすすみが遅いっすね。
「もうすぐこの章も終わり」と思ってから、何日経つのやら(^^ゞ

生討論会で論破されるところは予想していませんでした
(ついでに「生」という部分を読み落としていて、「あれ?」と
思っていました。そらさんのおかげで疑問解決!!)

釜田さんの政治生命?は風前の灯火っすかね。

で、そろそろ昭光君登場かな?今度は何をしてくれるのか楽しみでありんす。

最後に素朴な疑問です。ギンジは昭光のどこを気に入っているのでしょ~か?
by: nagayume * 2006/07/24 14:06 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

そらさん、こんにちは(*´▽`*)ノ”

むゥ・・・。イズム。
またもやイキナリの登場ですね。
私、この人に良い印象ないので好きじゃないけど
釜田とイズムが争ったら面白いのにー(* ̄m ̄)プッ
・・・なんて思いました(o_ _)ノ彡☆バンバン

良い悪いは別としても「カリスマ性」では釜田負けちゃうな。

しかしギンジ!ヾ(・ε・。)ォィォィ
告げ口しちゃったですかー<(゜ロ゜;)>ノォオオオオオ!!
恋は盲目って言いますがまさに盲目っ
それでエロチカがなくなったら責任重大なのに!
何をしゃーしゃーと清清しいんだ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
意気地なしの割りに性格悪いのねーって思いましたw

うんうん、昭光がヘラヘラ笑って許してくれるなんて
私も思えないなぁ~

nagayumeさんも仰ってますが、この章長いですね・・・
私もそろそろ終わり?って思ってたのにーΣ( ̄□ ̄;;;)

また次回も楽しみに参上しまーすo(≧∀≦○〃
そらさん、ありがとう~~(((( *≧〓)ノノチューッ♪

by: 姫 * 2006/07/25 09:11 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayume さん、こんにちはっ♪
ねぇ。いつもにまして進みが遅いですよね~(>_<)
>釜田さんの政治生命?は風前の灯火っすかね。
どーなんだろ???
どうでもいいんだけどねv-8

>ギンジは昭光のどこを気に入っているのでしょ~か?
うんうん!私も知りたい!!!
昭光の軽いところ???かな????
by: そら * 2006/07/25 15:43 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

姫ちゃん、こんにちはっ♪
雨、すご~く降ったみたいね。
大丈夫だったかな????

>釜田とイズムが争ったら面白いのにー(* ̄m ̄)プッ
争ってます争ってます♪
もっと、全面的に争ったら、釜田、選挙どころじゃなくなるでしょーね~\(^o^)/

ギンジねぇ。
>意気地なしの割りに性格悪いのねーって思いましたw
うんうん!ギンジの過去も、ロクでもない気がしてきました(-_-)

>そらさん、ありがとう~~(((( *≧〓)ノノチューッ♪
きゃっ(///ω///)テレテレ
by: そら * 2006/07/25 15:50 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

そらさん、こんばんは~
お久しぶりです。いつもありがとうございます~

仕事しながら(ToT)ちょっと寄り道です。
(また午前9時から会社ですが・・・)
ほんと、最近進んでいかないですよね~
イズムがここで出てくるのか~って思いながらも私も昭光と銀次と愛の修羅場のほうが気になって・・・
釜田の選挙活動はそれほど興味がなかったんですが、
が!!!
今日(日付では昨日ですね)の最後のひとことに「え?」って感じでした。
(すみません!フライングしちゃいました)
あぁぁ、ギンジはどうなるんだろう。
急に昭光じゃなくて安楽ハウスの方が気になってきました。

でも、これでこのままアキンツに移っちゃうかな・・・
どうなんでしょう?


by: jun * 2006/07/27 01:46 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

junさん、おはよっ♪
お仕事、ホントにお疲れさまだぁ。。。v-12
早くお休みが来るといいね~。
今日も一日、がんばって♪v-353

>今日(日付では昨日ですね)の最後のひとことに「え?」って感じでした。
あはは!フライングしたくなるの、と~っても分かる!!
びっくりだよねぇ、釜田。。。。。(-_-)

>急に昭光じゃなくて安楽ハウスの方が気になってきました。
うんうん、私も。

>でも、これでこのままアキンツに移っちゃうかな・・・
いやいや、それはなしでしょう…って思うんだけどねv-16
by: そら * 2006/07/27 08:45 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆はじめまして◆

はじめまして!

「メタボラ」は連載途中から読み始め、しかも時々抜け落ちているので
ここの部屋を発見できて、とても幸せです*^^*
1~最新まで一気に読破しちゃいましたv-10

お話をまとめるのは大変でしょうが
かげながら応援してます、頑張ってくださいね!

リアルタイムでは大変な展開になってるみたいですね
また、更新を楽しみにしてますv-22
by: あげは * 2006/07/31 21:12 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

あげはさん、はじめまして♪
一気読み、ありがとうございましたv-315

お話をまとめるのはそんなに大変な事じゃないんだけど、
どこでまとめたらいいのか、全然分からない私(^^;)
なんか、ヘンなところで切れてるけど、許してね♪

>リアルタイムでは大変な展開になってるみたいですね
ね~。大変な展開になったと思った途端、
今日から、また章替わりしたんだよね(^^;)
近いうち、忘れないようにまとめてみます。(宣言!v-290
by: そら * 2006/08/01 20:16 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆パンドラの箱ひらく◆

そらさん、いつも覚書ありがとうございます。愚老のコメントにご感想もお寄せ頂き、重ねて御礼申し上げます。

釜田のパンドラの箱がひらいて安楽ハウスのスタッフはショック、連動してギンジの箱もあけられてしまいました。夢の中の女性は「見届け屋」という不気味な人間でした。こんな人間が実際に居るのだろうか?フィクションとしての小説にこんな疑問を提出するのはお門違いでしょうが問うてみたい事です。

人は皆パンドラの箱を持っています。人様の箱がたまに開いて周囲がショックを受けることは我々も経験します。それよりもこわいのは自分自身のパンドラの箱の中味です。こわいのでふだんは意識下のレヴェルに抑圧しています。

白状すれば私の箱の中に「見届け屋」の一種が居ます。私の年齢74歳になると知人友人の訃報にしばしば接します。その時、哀悼の気持が起きることは希です。それどころか競争で自分を負かした相手の訃報を聞くと気分が良いのであります。他者の死を期待し、喜ぶこわーい心。
by: たなか さとひろ * 2006/08/01 21:08 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たなかさとひろさん、おはよっ♪
こわ~いお話、ありがとうございました。
いや、それはたしかにコワイよ。。。。v-356

恩田陸の『黒と茶の幻想』の中で、登場人物が、だれでも自分の中に森がある…ということを言っていたことを思い出します。
何だかね、森って、ず~っと見てると木の葉や木々の連なりが怪物に見えてしまう。
そんなことをちょっと思い出したのでした。
たなかさとひろさんが感じていることが幻想だというつもりはないけど、
それは確かな感覚なのだと思うけど、
やっぱりパンドラの箱は開けちゃいけない…と思ってしまう臆病な私(^^;)

見届け屋ね、私も、こんな商売ホントにあるの?と思いました。
by: そら * 2006/08/03 09:11 * URL [ *編集] * page top↑
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