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「ワイルド・ソウル」垣根涼介
2006 / 08 / 15 ( Tue ) 17:12:25
おもしろかった!
でも私的には「16禁」なので、次女に勧められないのが残念(>_<)

★★★★☆

衛藤は国の移民政策に乗り、ブラジルへ家族とともに旅立った。
そこは、アマゾンの奥深く。とても農作業に向く場所ではなかった。
開墾しても雨季の雨が全てを流してしまう土地。蔓延する疫病。帰りたくてもパスポートまでもが取り上げられ、泥水を飲むような生活を強いられる移民たち。
「棄民」…国を、外務省を、呪い、そして土に還った仲間の怨嗟。
衛藤の移民仲間、野口の息子ケイ、マフィアに育てられ組織の幹部となっている松尾(ノブ)、そして衛藤が金鉱山で出会った山本は、国や外務省に一矢報いるべく東京に集まる。



テーマは重く、社会性に富んでいます。
最近、ドミニカ移民訴訟が裁判所で棄却されましたが、謝罪の言葉が首相談話として発せられています。
世紀の愚策とまで言われたドミニカ移民政策。ブラジルでもまた同じことが起きていたようです。
私、何も知らなかった。
その過酷さや想像を絶する生活の苦しさは、作品中1章分しか描かれていません。
けれども、その記述は生々しく、想像力に欠ける私たち読者の胸をえぐります。

そんな重たいテーマにもかかわらず、読後の印象はカラッとしてます。
これには、ケイのブラジル人らしいラテンの乗りが大きく貢献しています。
ケイの養母、エルレインの開けっぴろげで情の濃い性格も、何かしら救いに思われます。
エルレイン…肝っ玉かあさんですね。
ケイがこの人に育てられてよかったな~と思います。

ケイたちの「復讐」が手間ひまかかっているわりにおとなしいもの(?)であったことも、本当にそんなので満足したの?と思う反面、怨恨の連鎖を感じずにラストを迎えられたことに清々しさを感じました。

【こちらの記事も♪】
読書感想文とブツブツバナシ
たこの感想文
それにしても。。。。
想像力の欠如。
自身に降りかからない火の粉は見て見ぬ振り。
ここに描かれている外務省の役人にかかわらず、今も昔もこういうスタイルが主流なのかな~と、いろんなことで感じています。
組織に生きている以上、上からの命令に背けない、異議を唱えても仕方ない、、、、長いものには巻かれろ式の生き方は、日本人にはしっくりくる生き方なのかもしれません。
本当は、だれもがそんな生き方を好んで選んでいるわけでもないだろうにね。
こそこそ陰口なんか叩いてないで、嫌なら嫌って言えばいいじゃん。
やらされてしまったかわいそうな自分に浸って、愚痴ったってつまんないじゃん。
もっとさ、楽しくカラッと暮らそうよ。
最近何だかそんな気分
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  ◆◆

知らなくてはいけないのに知らないことが多く、知ったら今度はどうしていいかも分からないことが多く・・そーして今の自分を甘やかしている。俺だって頑張ってるんだもん!と。
やはり間違いだと思う。一歩前に出るか、それも怖ければ話すか、首を横に振るか、なんかできるはず。それなのに心にもないお世辞まで言ってしまうんだから・・。
読んでみたい本ですね。
by: saheizi-inokori * 2006/08/16 11:47 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

コレ読んでいたので、
ドミニカのニュースには反応しまくりでした。
結局、賠償と首相の謝罪を勝ち取ったんすよね??
結末があいまい。。(笑)

この物語は爽快でよかったですよね!!
by: じゅん * 2006/08/17 10:29 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟さん、おはよっ♪
梟さんみたいに1本芯が通ってる人がその当時、その地位にいたら、また違ったものになっていたかもしれないね。
昨日、たまたま娘と「男気」の話をしたの。いつの時代にも、どんな職種にも必要なものだよね~と。娘は女の子だけど、「男気」は持ってほしいと思ったのでした。
by: そら * 2006/08/17 10:36 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

じゅんさん、こちらにもありがと~\(^o^)/
私ももうちょっと早く読んでいれば、ドミニカのニュースのときに、もっと反応できたのにな~と思いました。
あれね、結局訴訟は裁判にかかることなく棄却されたんだよね。確か、年月がたちすぎていたことが問題だったような。。。。だけど首相が謝罪して、賠償金額も含めた和解が成立したんじゃなかったっけ?
ホント、もっとよく見ておけばよかった('◇')ゞ
>この物語は爽快でよかったですよね!!
うんうん!(*^_^*)
by: そら * 2006/08/17 10:44 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

はじめまして。たった今、『外務省が消した日本人』(若槻泰雄・毎日新聞社)という本を読了し、南米移民のことを知りたいと思って、ネット検索しているうちにこちらに漂流しました。この本もすごい本です。主にアマゾンとボリビアで移民事業に携わった著者が内部から外務省を批判告発しています。
by: starstory * 2006/08/22 08:57 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

starstoryさん、はじめまして♪
コメント、ありがとうございました\(^o^)/
『外務省が消した日本人』、正にこのこと!という本のようですね。
オススメ、ありがとうございます。
読むのに勇気が要りそうだけど、
探してみます。メモさせていただきました。

もしよかったら、また遊びに来てくださいね。
お待ちしてます♪
by: そら * 2006/08/22 17:56 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

これ「16禁」なんだ!!
ははは~^^そうだよね~~^^

面白かったよね~。
読後も嫌な気分にならずに、むしろ爽やか!!
今年の上半期1位です!

by: でねぶ * 2006/08/23 18:17 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

でねちゃん、こんばんはっ♪\(^o^)/
そうだよ~♪
まぁ、「18禁」ではないけどねっ(^_-)-☆

>読後も嫌な気分にならずに、むしろ爽やか!!
今年の上半期1位です!
あ~、分かるな~(*^_^*)
私は何だろう。。。
今、読んでいる『亡国のイージス』がいいところに来てる気がする。
おもしろいっ☆
でねちゃん、読んだ?(*^_^*)

by: そら * 2006/08/23 20:43 * URL [ *編集] * page top↑
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