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「黄昏の百合の骨」恩田陸
2006 / 10 / 31 ( Tue ) 10:35:20
麦の海に沈む果実』の続編です。

★★★★☆

水野理瀬の育ての親であるおばあちゃんが事故死した。理瀬は、祖母の遺言に従って、かつて亘や稔と過ごした「百合の館」に戻る。
そこには、梨椰子、梨南子姉妹が住み着いていた。
理瀬にとっておばさんに当たるこの2人。
何かを企んでいるのか、いないのか。
隣の家に住む理瀬の同級生脇坂朋子、慎二姉弟。
慎二は館の秘密を知っているらしい。
朋子の幼なじみ勝村雅雪、朋子に恋してる田丸。
田丸が失踪?
祖母の法要のために帰ってくる亘、稔。
おばあちゃんは、なぜ理瀬に自分の死後半年間は住むように遺言したのか。
「百合の館」に隠された秘密は何?
ジュビターとは?
おばあちゃんは、本当に事故死だったのか?



たくさんの「?」がついて、まるでミステリーみたいです。
まぁ、ミステリーなのかもしれないけれど、読んだ感じは、どこまでも「理瀬のお話」です。

この「百合の館」が、また雰囲気たっぷりのお屋敷で、
何かが起こりそうな予感を覚えます。

この作品、やっぱり『麦の…』を読んでからのほうがいいかもしれない。
読まなくてもストーリーについていけないことはないのだけれど、
理瀬の持っている重たい雰囲気の背景や複雑な家族関係が、多少なりとも理解しやすいかもしれません。
理瀬がときどき思い出す黎二やヨハンも、『麦の…』にしっかり登場します。
『図書室の海』に入っていた『睡蓮』は、理瀬と稔、亘の関係を描いています。これも読むと、今の理瀬と稔、亘の微妙な感じが、より伝わりやすいかも。

理瀬。何も知らなかった無邪気な頃を通り過ぎて、
随分大人になっていました。
まだ高校生なんだけど、もう人生悟ってしまっています。
影のある愁いを帯びた少女です。人生に対する諦念すら感じられます。
善は悪のほんの上澄みに過ぎないなんて、そんなこと言うなよ~と悲しくなるけれど、今までの理瀬に起きた出来事を思うと、仕方ないのかな~なんて。
それに、こんなに悪意漂うお屋敷に住んでいると、善意が信じられなくなってしまうかも。

雅雪、いいですね。
人を見る目がある。
理瀬も、自分のよき理解者と感じていたけれど、
そんな人、滅多にいるものではないですからね。
今後も理瀬の人生にかかわってくれるといいな~なんて思います。

恩田さんのお話は、雰囲気は最高にいいんだけど、ラストが今イチというものも多いのですが、
これはとても余韻があって、好きでした。
意外にも、大きな謎が解決したし。

2人のうち、どちらがこの後絡んでくるのかなぁ。

まだまだ理瀬の物語は続きそうです。
きっとそのうち、続編が出るでしょう(と期待したい♪)
そのときは、理瀬もすっかり大人になって、
ヨハンと結婚していたりして。
理瀬。幸せになってほしいけど、う~ん、理瀬の弾けるように笑った顔って思い浮かばない。。。

【こちらの記事も♪】
苗坊の読書日記
AOCHAN-Blog
(追記)
稔と亘と理瀬。
稔=織田裕二
亘=伊藤英明
理瀬=沢尻エリカ
のキャスティングで本を読んだnaoさんのマネッコをして、私はだれに演じてもらおうかな~とつらつら考えていました。
理瀬はね、決まっているの。蒼井優。若い女優さんはよく分からないんだけど、何となく大人しそうだけど芯が強そう。
稔は、切れ長の目で、美しくて、触ると切れそうな冷たさを持った人。
亘は、少年っぽくて、目はくりくりしてたほうがいいな。安心感のある大らかな感じの人。
う~む。。。むむむむ。。。。
そのうち、ポッと思い浮かんだら、ここに書こう♪
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comment
  ◆こんにちは。◆

コメントありがとうございました。
この作品、好きですね~^^
謎がいっぱいですけど、恩田さんの作品には珍しく納得いくラストだったので^^
雅雪は素敵ですよね~
黎二に何となく似てますし^^
シリーズ新作に期待大ですね。
by: 苗坊 * 2006/10/31 15:33 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆そうだった◆

恩田作品で単行本になったものはほとんど読みつくしました。いつもイッキ読み。でも、なにせ図書館派ですから手元にほとんどないのです。「黄昏・・・」そうでした・・・。むせ返るような百合の香が漂ってくる気がしました。魅力的な少女と美しい青年達。このパターン多いですけど、しっかり頭の中で絵になりやすいです。
by: パステル * 2006/10/31 22:15 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

そらさん、おはようございます♪

>理瀬がときどき思い出す黎二やハンスも
ハンスではなく、ヨハンでは??

この本、ムードタップリな中にも鋭さが感じられて好きです。
赤川次郎さんの文庫でおなじみになっているイラストも、
このシリーズに合いますよね~~。

理瀬のイギリス生活を書いた続編の構想があるそうで、
早く飛行機嫌いを克服して、執筆に取りかかっていただきたいですね。
by: nao * 2006/11/01 08:34 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

苗坊さん、こんにちはっ♪
私も、この作品好き。
雅雪も、いいよねっ☆
by: そら * 2006/11/01 14:54 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

パステルさん、こんにちはっ♪
むせかえるような百合の香り。
うんうん、しっかり最後まで漂ってました!
恩田さんの作品って、美しい青年が多いの?言われてみれば、そんな気も(*^_^*)
うんうん、確かにそうかも。
そこがまた、作品の雰囲気作りに一役買っているかもね♪
by: そら * 2006/11/01 14:58 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

naoさん、こんにちはっ♪
そうだよ、ヨハンだよ!
ハンスとか言ったら、何だかイメージがガラガラと崩れるね~(^_^;)
記事、修正しておきますね。ありがと~\(^o^)/

>理瀬のイギリス生活を書いた続編の構想があるそうで、
あ~、やっぱり?o(^▽^)o
これ、絶対次はイギリスの留学生活だと思ったんだ。
でもって、ハンスもといヨハン(^^;)と絡みがあると。
う~ん、楽しみだぁ\(^o^)/

飛行機がお嫌いなら、何なら船なんかど~なんでしょうね♪
by: そら * 2006/11/01 15:04 * URL [ *編集] * page top↑
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