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「メタボラ」365~376覚書
2006 / 12 / 19 ( Tue ) 15:07:45
釜田さんとイズムとの話し合いがメインです。
そして、いきなりとんでもないことに!!
というところまで。
釜田とイズムが合同でロックフェスティバルをやるための話し合いが、いつのまにか政治の話になっていきます。
選挙に出る気満々の釜田としては、県知事選に出る宮城さんの選挙応援という意味合いもあったロックフェスですが、
イズムにそれを見透かされます。
イズム側はあまり政治とコミットしたくない立場。
イズムのカリスマ性をもって人集めをしたい釜田サイドの香織さんに対して、ビジネスとして成立させたいイズム側のユミ。
ユミは、イズムの名前をロックフェスで使うことに対して、500万を要求してきました。
100万に値切る香織さん。選挙資金の中から、それぐらいは出せると言います。
金額の応酬が続く中、
結局、
「わかった、香織。三百万出してやってよ。話をつけよう。もういいや」
の釜田の言葉で決着がつきます。

釜田はその後、県知事選に夢中になっていきます。
雄太ことギンジは、
世界を我が手にしたかのような全能感と、生まれ変わった喜びは、数日のうちに消え失せて、心は悩み多い香月雄太なのに、表向きはポジティブな磯村ギンジを演じるような、分裂した人間になっていた。
のでした。
柏崎の工場で働いていたことも夢なら、昭光との邂逅も夢。家族の崩壊も夢なら、専務と暮らしたことも夢。悪夢と良夢とが混じり合い、思い出のすべてがあいまいで、色褪せて感じられるのだった。

携帯に香織から電話があります。
イズムから来た請求書についてでした。
きちんと300万、要求してきています。
雄太は、一応釜田に確認を取ってから、今日中に払いに行こうと思っていました。
香織は、「払わなくちゃ駄目かしらね」と言い出します。
何もイズムに頼まなくても、応援している県知事候補は当選しそうな勢いがある。
イズムを慕う人たちは、はぐれ者や流れ者ばかりで票にはならない。
そんな理由を今更のように言い出す香織。
釜田もイズム抜きで何とかなりそうじゃないかと言っていると、だからお金を払うのはちょっと待っていてくれと言う香織。
雄太は納得できません。
「ビジネスが成立しなかったってだけのことでしょう。何か言われたら、気が変わったって言えばいいし」などと言う香織のことを理解できる人は、まぁいないでしょうねぇ。
雄太は不快な気分のまま、安楽ハウスの台所に行きます。
そこで、犬のガブの頭をなでている男の人を発見します。
昭光がホストクラブで師匠といって慕っていた人です。(名前は忘れた^^;)
雄太に、「ジェイクが会いたがってるから来んかー」
と言います。
この男の人、本名は島尻という名前だそうです。
ま、それはどうでもいいけれど、
島尻の後をついていく雄太。
2人はタクシーに乗ります。

前島という場所の安アパートの1階奥。
「ジェイク、ギンジだよ」
「あばっ、ギンちゃんなー」


昭光の声には違いないが、風船が破裂したように空気が抜けて何を言ってるのかわからない。…両瞼が紫色に晴れ上がっているために目はほとんど見えず、自慢の歯もかなり折れているようで、口元も無残に腫れ上がっていた。…やせ細った体も大けがをしているらしく、両手で鳩尾を抱えるような仕草をしていた。

島尻に見張られているからカーテンを閉めろと言われ、慌ててカーテンを閉めるギンジ。
どうしたのかと問うギンジに、ナイチャーのヤクザにやられたと、昭光に代わって島尻が答えます。
事情を聞くギンジに、島尻は、昭光のお客が何人も飛んで借金がかさんだところに、愛ちゃんが飛んだ。愛ちゃんは店長の客だったのに昭光が手を出したことがばれて、リンチされたのだそうです。
あぁ、そういえば、すぐにでもそうなりそうな勢いでしたよねぇ。忘れてたけど。
表でヤクザが見張っているので病院にも行けない昭光。
内臓も破裂しているのではと思えるような嫌な臭いが昭光の口から立ち上がります。
昭光のお父さんにも借金の肩代わりを頼んだけれど、
ホストをしてる息子なんかいないと断られたそうです。

昭光が、へへっと笑った気配があった。
「お前、何で笑うんだよー。こんな酷い目に遭ってさー」
気がつくと、僕が泣きじゃくっていた。

のでした。
愛ちゃんの借金の分も含めて347万。
雄太は、
「僕が払うから、沖縄銀行の浮島通り支店で、二時半に会おうって言ってくれ」
と島尻に頼みます。

そのまま浮島通りの安楽ハウスに戻り、
雄太は事務室に走り込み、金庫を開けて、貸金庫室に入るカードキーと、金庫の鍵をつかみました。
雄太が管理していたので、金庫には380万ほどあることを知っていたのでした。
リンコが声をかけてきます。
「ギンちゃん、どうしたかー」
まさかこんな別れ方をするとは思ってもいなかった雄太でした。
人生はいつも、意外な形で終わりがくる。封を切った煙草、使いかけのパスネット。僕は父の最期を思い出し、はっとした。やっとわかったよ、父さん。

何も言わずに放っておいてくれと頼む雄太。
リンコを制して、雄太は自分の身の回りのものと、以前イズムのところから持ち帰った昭光の荷物を昭光のリュックに放り込みます。

「出て行くんだね」
「そう。行かなきゃいけないことが起きた。リンコ、頼みがあるんだ。今、僕を見たことはお願いだから、誰にも言わないで」
リンコは何度も頷いた。その目にみるみる涙が溜まっていく。僕は目を背けて部屋を飛び出した。


~ここまで~

香織さん、甘いよ。契約は口頭でも成立するんじゃないのかな?(うろ覚え^^;)しかも最終的には釜田が了承したんだもの。このまま知らんぷりは通らないでしょう。気が変わったと言えば、相手もそうですかと引っ込むと、本気で思っているのかな~。
と呆れていたら、あらあら、すごいことになってきました。
昭光、派手にやられましたねぇ。
だけど、随分時間がたっているところからすると、あちこち逃げ回っていたのかな?
雄太ことギンジは無事お金をくすねることができるか?
そして昭光の借金を清算することができるか??
がこれからの注目ですが、
さぁ、これからどうなる?!

久々に新聞が待ち遠しい今日この頃。
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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

いよいよ大詰めですな。明後日で終わりでしたっけ?
それにしても香織さん、めちゃくちゃっすね。そこで
金をけちるか?

じぇいくのけん
>随分時間がたっているところからすると
時間たってるのかな?過去の思い出の時間に連載の
時間をとられただけで、実際の時間はたってないような
気がするのですが、気のせい?読み落としたかな?

>やっとわかったよ、父さん。
全然分かりません ギンジ(^^ゞ


私はまだ悟りを開いていないようです(^^ゞ ちなみに、このフレーズ、私は読み落としていました。ある意味これは主人公の最大のメッセージの1つなのにねえ。まだまだ修行が足りませぬ。






by: nagayume * 2006/12/20 09:19 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

終わりが近づいたら急にバタバタと話が進みます。
愚老は常識が無い老人ですが、300万円もの大金の受け渡しがこんなに簡単なやりかたで良いのでしょうか、疑問です。契約書などの書類の交換、前金と残金の分割支払いなどの方法、をとるべきなのではないでしょうか?どなたか教えて下さい。

雄太は昭光に代わって借金を支払うことよりも、真っ先に警察に通報すべきではないでしょうか。すぐパトカーと救急車が来て昭光を病院に連れて行きます。警察が関係者を取り調べます。

最終段階で作者桐野氏の展開の仕方に疑問、不可解。
by: たなか・さとひろ * 2006/12/20 11:14 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん、こんにちはっ♪
え~っ!明後日で終わりなの???
これ、終わるのかなぁ('◇')ゞ

>過去の思い出の時間に連載の時間をとられただけで、実際の時間はたってないような気がするのですが
あり?そう言われたら、そんな気も(^^;)
なんか、雄太が回想を終えてからも時間がたったような気がしてたんだけど、そんなに時間たってないのね。そう言えば。

>全然分かりません ギンジ(^^ゞ
私も分かりません(^^;)

みんなやることがめちゃくちゃで、どんなオチになるのか、
楽しみだv-8
by: そら * 2006/12/20 14:53 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たなか・さとひろさん、こんにちはっ♪
>300万円もの大金の受け渡しがこんなに簡単なやりかたで良いのでしょうか、疑問です
ビジネスって言ってるわりには、いい加減ですよねぇ(^^;)
けど、それを踏み倒そうなんて、絶対良いわけないよね~v-355
さらにそれをくすねようなんて、もっと良いわけないよね~v-359

まぁ、それもこれも、きっと最終回に向けての布石なんでしょう(だと思いたい*^_^*)
by: そら * 2006/12/20 15:03 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

初めまして。
今日こちらを見つけて一気に読みました♪
明後日で終わりなのですね。。。v-12

始めの方や何回か読めなかった日があったので覚書を読むことが出来てとてもスッキリしました☆ありがとうございましたm(__)m

後2回でどうなるのかとても気になりますね。
by: まりも * 2006/12/20 17:24 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

フィクションだから小説として面白ければよいのであって、なにも常識的に健全に話を作らなくてもよいのでした。そこに気がつかず作者桐野氏に腹を立てたのは愚老のはやとちりかも知れません。最後まで落ち着いて拝見、いや拝読することにします。

それにしても非常識、不適切な話にも程度問題がある、この最終段階の話にはおおいに疑問。

愚老は途中から朝日新聞から他社の新聞に変えたのでそらさんの覚書が唯一のたよりです。よろしくお願いします。
by: たなか・さとひろ * 2006/12/20 17:49 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

どうでもいいことですが、一言。
>なにも常識的に健全に話を作らなくてもよいのでした
これは、いわゆるビジネスではありません。だから、
ノンフィクションだとしても、こんな感じではないかと思いますよ。

#私はそんな世界には足を踏み入れたくはありませんが。

>真っ先に警察に通報すべきではないでしょうか
>警察が関係者を取り調べます。
その通りです。

で、同時に、島尻と主人公はどんな目にあわされるのか、
あまり想像したくありませんな。

by: nagayume * 2006/12/20 20:31 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん、コメントありがとうございました。

>これは、いわゆるビジネスではありません。だから、
ノンフィクションだとしても、こんな感じではないかと思いますよ。

そういうものかなあ・・・。ここで進行しているのは沖縄の県会議員選挙の予備運動であり沖縄の人々にとって重い沖縄県政の問題、ただし本土の我々の多くは他人事として軽く受け取っていますが。作者桐野氏はもっと重く物語を構成すべきと思うのですが。

警察に通報した場合、

>で、同時に、島尻と主人公はどんな目にあわされるのか、
あまり想像したくありませんな。

昭光が重傷を負っているのですから昭光を入院させるのが最優先の仕事です。警察が来ればナイチャーのヤクザは島尻にも主人公にも手出しは出来ません。島尻は暴行の傍観か幇助で罪に問われるかも、主人公は集団自殺未遂の取調べを受けるでしょう。それも昭光の命を助けることにくらべればささいな事です。

この小説の終わりになって作者の考え方が分かりません、力量があり高名である桐野氏が不気味に思えて来ます。

by: たなか・さとひろ * 2006/12/20 21:53 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

まりもさん、初めまして♪
せっかく初めましてなのに、もう最終回ですねえ。。。
ちとさみしいぞ。。。
今度はほかのところにも、遊びに来てくださいねっ☆

by: そら * 2006/12/21 09:37 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たなか・さとひろさん、おはよっ♪
新聞、替えたの?
今日、最終回を迎えましたよ。
「不適切」はこんなふうになるんだぁ。。。なのでした。
近日中にまとめるから、もうちょっと待っててね♪
by: そら * 2006/12/21 09:46 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん、おはよっ♪
さとひろさんとnagayumeさんのやりとりが聞けなくなると思うとさみしいな~(-_-)と思ったそらでした(*^_^*)
by: そら * 2006/12/21 09:50 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たなか・さとひろさま
>ここで進行しているのは沖縄の県会議員選挙の予備運動
すみません。勘違いです。
たなか様の仰っているのは、イズムからの請求書の話ですね?

 私が指摘していたのは、主人公が、ジェイクの借金を返すシーンです。そこで、契約書なんぞはいらないでしょう?というのが私の突っ込み。

イズムの件は、至極ごもっとも。当然の疑問です。
ただ、私の見方は少し異なっています。ご指摘の通り、ああいうお金のやりとりはおかしい。それは、作者が省略したというのではなく、当事者(特に釜田サイド)が、それくらいのことも分からないど素人であるということを暗示しているのではないでしょうか。つまり、彼らは、調子に乗って動いているけど、最後は破滅に向かうということ。私はそんなことを考えながら読んでいました。

#まあ、終わってしまいましたから真相は闇の中ですが。


>警察が来ればナイチャーのヤクザは島尻にも主人公にも
>手出しは出来ません
その場ではね。

by: nagayume * 2006/12/21 10:00 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

こんにちは、そらさん。お初にお目にかかります。
ずっと朝日新聞の『メタボラ』を読んでいたのですが、
3ヶ月ほど前から海外へ出てしまったため、
物語の進行を知るにはそらさんの覚書きだけが頼りです。
それに、もともと読書好きな人間ですが、
こちらではなかなか日本の小説が手に入りにくいので、
そらさんの『メタボラ』以外の感想文も拝見させていただいています。
そらさんの文章は要点を掴んで簡潔に感想をまとめられていて、
とても分かりやすいので、毎回更新を楽しみにしています!
by: みんみん * 2006/12/21 13:40 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん、おはよっ♪
>彼らは、調子に乗って動いているけど、最後は破滅に向かうということ
私も、同じことを感じました。
まぁ終わっちゃったから、確かに真相は闇の中だけどね(>_<)
釜田サイドは、ホント、危なっかしさ満載でしたね~。

あとは、「300万」というお金のありかを引き出したかったがための設定という気も、しましたよん♪

by: そら * 2006/12/22 09:36 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

みんみんさん、初めまして♪
せっかく初めましてなのに、もう『メタボラ』、終わっちゃいましたね~(>_<)

>3ヶ月ほど前から海外へ出てしまったため、
おぉ♪海外からのコメントですかぁ\(^o^)/
遠路はるばるありがとでした♪
今までも読んでいただいてたのね\(^o^)/
ありがとです♪

本好きなのに、本が手に入りにくいのは、さみしいですね~。
みんみんさんは、どんな本がお好きなの?
また気が向いたら、いつでもどの記事にでも顔を出してくださいね☆
お待ちしてますよん♪
by: そら * 2006/12/22 09:45 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさんのご指摘

>当事者(特に釜田サイド)が、それくらいのことも分からないど素人であるということを暗示しているのではないでしょうか。つまり、彼らは、調子に乗って動いているけど、最後は破滅に向かうということ。

で、作者の言わんとしていること、沖縄県政という現地の人にとっては重い問題を軽率に扱っている当事者、釜田サイドの様子を意図的に示した、と愚老も納得しました。
実際、重要な問題が舞台裏ではお粗末に処理されていることがよくあるそうです。ある法案の国会審議をずっと傍聴していた人の報告では与党の出席者が殆ど欠席し、最後の採決の時にだけ出席、国側が提出した資料は穴だらけ、実質的な審議なしで国会を通過した法案があったそうです。
国政レベルだけでなく日常的にも重要な問題が意外にお粗末に処理されています。これも現代社会の一面でしょうか。
by: たなか・さとひろ * 2006/12/22 10:42 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

>国政レベルだけでなく日常的にも重要な問題が意外にお粗末に
>処理されています。これも現代社会の一面でしょうか。

「現代」は不要かと。
by: nagayume * 2006/12/22 13:49 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

>沖縄県政という現地の人にとっては重い問題を軽率に
>扱っている当事者、釜田サイドの様子を

あまりに考えすぎかなと思います。
「沖縄県政という現地の人にとっては重い問題」ではなく、
政治の世界に進出するということをノー天気に考えている
という解釈ではないでしょうか。

by: nagayume * 2006/12/22 13:52 * URL [ *編集] * page top↑
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