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「母恋旅烏」荻原浩
2007 / 01 / 18 ( Thu ) 14:57:00
破天荒なお父さんに翻弄される家族のお話です。
ほとんどの語り部である次男・寛二の幼い口調が、何ともユーモラスに、ほんわかと雰囲気を和らげています。

★★★☆☆

前半はお父さんの興したレンタル家族会社を、家族全員、嫌々ながらも手伝うお話。
後半は、お姉ちゃんが独立し、お兄ちゃんが家を出て、お父さん、お母さん、寛二の3人がお父さんの古巣、大衆演劇一座に加わるお話。

家族はいつまでも家族ではいられない。
子供は大きくなったら独立し、そして再び夫婦2人の生活に戻るもの。
……とは限らない!



人情喜劇のドタバタが基調のこの作品。
1章で意表をつかれたりもしましたが、
全体的な印象は凡打かなぁ。。。
流れが自然すぎて、家族の間の感情の絡みも分かりすぎて、
枠内に収まっているような、そんな印象が残りました。
いえ、おもしろかったんですよ。
きっとこれ、荻原さんが書いたのではなければ、
ユーモアたっぷりで楽しかったです、読後感もよかったです、で終わるような気がします。
何だか荻原さんには、それ以上のものを期待している私。
もっとハチャメチャを!!
な~んて、どっぷり笑いたいだけなんですけどね(*^_^*)
だけど考えてみると、荻原さんの作品って、ちょっと現実ばなれしたところに笑いがあって、だけど現実もしっかりそこにあって…という作品が多いかも。
あらま、もしかして私、読むタイミングをちょっと間違えてしまった???

寛二がいいです。
あまりに幼い口調なので、最初、小学生かと思いました。
が…。
という部分、お母さんも、さぞかし心配だったでしょうね。
その寛二が、旅回り一座に加わることで、少しずつ「責任」を知り、自分の力を発揮する場を得て成長していくさまが、何とも言えず嬉しくなります。
そして、寛二、頑張れと応援したくなります。

兄ちゃん・太一も、姉ちゃん・桃代も、それぞれ成長してるんですよね。
で、一皮むけて、家族のもとに戻ってくる。
これはちょっとした人情劇だわと思ったのでした。

そして、ちょっとほろ苦いお母さんの決断。
夫婦も家族も少しずつ折り合うことで成り立つものであるとすれば、これもまた至極当然な成り行きであるようにも思えます。
寛二が大人の仲間入りをしたことで、やっとお母さんも決断できたんだろうな。
そんなお母さんの意思を汲んであげることのできる兄ちゃんや姉ちゃんが、とても頼もしく思えたのでした。
父さんが全然分かってないだけに、これから先、波風が立つかもしれないけれど、うまくさばいてあげてほしいな、なんて思います。
その、「うまくさばく」ドタバタも、また見てみたいなと思ったのでした。

【こちらの記事も♪】
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  ◆夫婦も家族も少しずつ折り合うことで成り立つものであるとすれば、◆

いいこと言うなぁ>そらちゃん。。。

私またセンセイの鞄読み終わりました。
また同じところで泣いてしまいました。
by: 一陽 * 2007/01/20 20:22 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

こんばんは。

このところずーっと咳風邪でボロボロです。
※TBを2つ送ってしまったようです。すみません。

私が読んだのは1年以上前だったのですが、70点をつけていたので、水準以上と評価したみたいです。

お父さん以外の家族の成長物語だったのかな。
お母さんが独特の存在感でしたね。

by: ひろ009 * 2007/01/20 20:53 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一陽ちゃん、えへへ♪そ…そう?(*^_^*)

センセイの鞄、同じところで泣いたって、よっく分かるよぉ。
うんうん。
私のお気に入りが一陽ちゃんのお気に入りになって、うれしいですo(^▽^)o
by: そら * 2007/01/21 12:39 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

ひろさん、こんにちはっ♪
あらま、咳風邪ですか。。。
しんどいねぇ~(>_<)
咳の風邪って、腹筋が痛くならない?
土日で少しは休めたのかなぁ。
早くよくなれ~~~!

>お父さん以外の家族の成長物語だったのかな。
あはは!た~しかに。
お父さん「以外」というところが、ポイントかもねっ♪

>お母さんが独特の存在感でしたね。
独特かぁ。そうか。
私は、お母さんってすごく普通の感覚を持った人、みたいな感じがしてた。
だからあそこの家族の中では独特だったのかな?
どれだけ個性的な集まりなんだと、改めて思ってしまった(^^)
by: そら * 2007/01/21 12:57 * URL [ *編集] * page top↑
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