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映画「ルワンダの涙」
2007 / 02 / 16 ( Fri ) 16:02:56
今週のレディスデーに観てきました。

ちょっと前に『ホテル・ルワンダ』を観ていました。
まぁ当たり前のことですが、
『ホテル…』と流れは同じでした。

ただ両者で絶対的に違うのは、『ホテル…』は救いがあったけれど、『ルワンダの涙』は救いがなかった…ということでしょうか。

国連の措置の非道さが、より克明に描かれていたと思います。
あれは…見捨てたと言われても仕方ない行為だった…のではないかな。
確かに国連のルワンダ駐在大尉が言うとおり、彼らは「ソルジャー」であり、命令に遵守することが第一優先であると叩き込まれている人たちであり。
彼らの、命令と自身の良心との葛藤を考えると、
現場にいた軍人を、安全圏から非難することには
ためらいを感じるけれど。
命令を出す側が適切な措置を決定すればよかったのだ。
当たり前の正論だと思うし、そうであればよかったのにと怒りも込めて思うけど。
でも、大体が組織の頭なんて、現場のことを知らないものです。
で、現場に即さない決定がなされることは、小さな組織も大きな組織もありがちな話です。
そんな中で、個人がどれだけ自分の良心に従った行動をとれるのか。
私はその場で、自分の良心が自分のやるべきことを訴えてくれるかどうか、そこからして自信がない。(まぁ、情けない話ではあるけれど。。。)

また、青年教師が、「Why did you leave me ?」と虐殺を免れた少女に問われ、死ぬのが恐かったと答えたシーンに、私の中にも同じ弱さがあることを感じます。
あの場にいても何もできず、1人も救えず、ただ虐殺されるのを待つだけだった。
私も逃げただろうなぁ。。。

あの場にいた多くの人々が感じたであろう、人ひとりの無力感や、
結果引き起こされた惨劇に、打ちのめされる気持ちになります。

この映画、原題を『shooting dogs』といいます。
自分たちに攻撃を向けられない限り、自分たちから攻撃はできない。
そんな「規則」を遵守している国連大尉が、クリストファー神父に頼みます。
「衛生管理上、フェンスの向こうの虐殺死体に群がる野犬を銃撃したい。ついては、フェンスのこちら側に避難している人々に、パニックを起こさないように言ってもらえないか」
温厚な神父は、声を荒げます。
「犬があなた方を先に攻撃してきたのですか」
「あなた方の論理では、先に攻撃してこなければ、撃てないはずだ」
「衛生管理の問題なら、フェンスの向こうで鉈を持っている人々が、さらに問題を作るだろう」
…銃を持っているにも関わらず、今、目前で繰り広げられている虐殺に何もできない現実。

メッセージが聞こえる原題でした。

フツ族の青年が、「おれたちフツ族はツチ族の奴隷にされ、そして殺される。」と話す場面があります。
あの虐殺の根っこにあるのは、そんな恐怖だったのだろうか。
…そういえば、『ホテル…』を観ても、『ルワンダ…』を観ても、フツ族のことは何一つ分からなかったかも。

エンドロールで、この映画に携わったツチ族のスタッフが紹介されます。
自分の両親、兄弟、親族を失った人ばかり。
今生きているツチ族の人の中で、虐殺により親族を失わなかった人は1人もいないのかもしれません。
…この人たちは今こうやって笑顔を見せているけれど、
大事な人を失ったことを、「あれは仕方なかったことだ」と思える日は来ないだろう…と思います。
大事な人の命を奪った人を許せる日も来ないだろう…と思います。

まるでシーソーのようにバタンバタンと憎悪と恐怖を投げつけ合う関係は、「○○族」、「○○教」、「○○人」のカテゴリーが存在し続ける限り、なくなることはないのだろうか。

やっぱり思っていたとおり、どっぷり暗くなったのでした。
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*Comment  Thank you*
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  ◆◆

みたのですか?えらいなあ。なんとなくチャンスのないこといいことに見ないでいます。
辛いものなあ。
by: saheizi-inokori * 2007/02/17 12:39 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟さん、こんばんはっ♪
これね、長女と次女が先に観ていて、何で観ないのと迫られたのだ(^^;)
まぁ、そうでもなければ、やっぱり辛くて観られないよぉ。
『ホテル…』のときは、それでも「知ることは少しは意義あることかも」と思えたけど、今回は、「今さら知っても、亡くなった人は還ってこないし、起こった出来事は変えられない」と、何だか虚しさが募ったよ。
by: そら * 2007/02/17 20:34 * URL [ *編集] * page top↑
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