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「ミミズクと夜の王」紅玉いづき
2007 / 05 / 20 ( Sun ) 10:40:50
心の琴線に触れそうな作品だ…という予感のあった作品です。
だけど、う~ん、、、、鐘2つ!という感じ。

★★★☆☆

綺麗に死にたいミミズクと、人嫌いの夜の王。
感情の壊れたミミズクが出会った世界。
ただ見守ってくれていたフクロウ。
愛情を与えてくれたアン・デュークとオリエッタ。
ミミズクは涙を知り、愛を知り、自ら選び取る人生を知る。



基本路線は私、好きです。
オリエッタが「よく、ここまで…ここまで、生きて来たね…」と抱きしめるシーンは胸が詰まる。

だけど。
大事な登場人物(?)である夜の王、フクロウの心理描写がすっぽり抜け落ちているせいなのか、
お話自体にミミズクの自己陶酔のような匂いが残る。

いいのになぁ。
もったいないなぁ。

というのが率直な感想です。

私、安い話が書きたいの。



あとがきによると、作者が友達によく言っていた言葉だそうです。
あ~、これなのかなぁと思います。
「安い話」…言いたいことはよく分かる。というか、その後の補足説明で、作者の目指しているところは伝わってくる。
だけど、それを「安い話」と言う、「使い捨てでいい」と言う、作者の言葉に対する感覚を、私はどうしても(いいように解釈しようと思っても)受け入れられません。
作中のあちこちで、テンポを外されるようなひっかかりを感じたのは、
こういう安易な言葉の選び方にあるのかもしれないなぁ。
(テンポがずっこけるのは、ミミズクの間延びした話し方のせいかもしれませんが。)

…あらま、随分けなしてしまった。。。

けなしついでに有川浩さん。
解説を書いていらっしゃいます。

白状します。泣きました。奇をてらわないこのまっすぐさに負けた。チクショー。
(中略)
よって勝ち負けでいうと私の負け。ああ、負けたとも文句あるか!



……「負けた」って何???と思ったのでした。
これも言いたいことは分かるけど、言葉が違う気がするんだけど。。。

何だか、若い人にはついていけんわ(苦笑)

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「ミミズクと夜の王」紅玉いづき
タイトル:ミミズクと夜の王著者  :紅玉いづき出版社 :メディアワークス読書期間:2007/10/15 - 2007/10/16お勧め度:★★★[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス | Book off ]魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されること AOCHAN-Blog【2007/11/29 21:20】
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