2007'08.28 (Tue)
「夏の庭」湯本香樹実
一言でいうと少年たちの成長物語といったところでしょうか。
映画『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる作品でした。
★★★★☆
この作品、今日読むのが2度目です。
2週間ほど前に読んだ作品ですが、正直言って、ほとんど何も覚えていませんでした。
覚えていたことは、「感想文の書きやすい作品」かなという印象だけ。
死に対する恐怖や、死の受容、戦争のむごさ、老いることについてなど、ある意味、とても「らしい」感想文が書けるだろうと。
最初はその印象のまま、あまりおもしろくもなかったのですが(!)、
おじいさんとの交流が始まってから、少しずつ物語に色が付いてくるような錯覚を覚えました。
洗濯物を干すシーン、包丁を研ぐシーン、庭に蒔く花の候補を挙げるシーンなど、女性らしい描写が秀逸でした。
一方で。
物語の低音部に暗く流れている、バランスを崩した家庭の姿。
河辺はどこか精神的に不安定なところを持っているし、木山のお母さんは毎日ワインばかり飲んでいるし。
これが現代なのかなぁという要素も含まれているところが、この作品のよさなのか、それとも最近の児童書の特徴なのか。
よく分からないまま、物語は進みます。
おじいさんと種屋のおばあさんのシーンで、木山は思います。
山下は、卒業式の日に2人に言います。
終盤に向かうにつれ、作者の優しい世界観がじんわりとにじみ出る。
繊細な作品でした。
【こちらの記事も♪】
苗坊の読書日記
ひろの東本西走!?
映画『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる作品でした。
★★★★☆
この作品、今日読むのが2度目です。
2週間ほど前に読んだ作品ですが、正直言って、ほとんど何も覚えていませんでした。
覚えていたことは、「感想文の書きやすい作品」かなという印象だけ。
死に対する恐怖や、死の受容、戦争のむごさ、老いることについてなど、ある意味、とても「らしい」感想文が書けるだろうと。
最初はその印象のまま、あまりおもしろくもなかったのですが(!)、
おじいさんとの交流が始まってから、少しずつ物語に色が付いてくるような錯覚を覚えました。
洗濯物を干すシーン、包丁を研ぐシーン、庭に蒔く花の候補を挙げるシーンなど、女性らしい描写が秀逸でした。
一方で。
物語の低音部に暗く流れている、バランスを崩した家庭の姿。
河辺はどこか精神的に不安定なところを持っているし、木山のお母さんは毎日ワインばかり飲んでいるし。
これが現代なのかなぁという要素も含まれているところが、この作品のよさなのか、それとも最近の児童書の特徴なのか。
よく分からないまま、物語は進みます。
おじいさんと種屋のおばあさんのシーンで、木山は思います。
そんなにたくさんの思い出が、このふたりの中にしまってあるなんて驚きだった。もしかすると、歳をとるのは楽しいことなのかもしれない。歳をとればとるほど、思い出は増えるのだから。そしていつかその持ち主があとかたもなく消えてしまっても、思い出は空気の中を覆い、雨に溶け、土に染みこんで、生き続けるとしたら…いろんなところを漂いながら、また別のだれかの心に、ちょっとしのび込んでみるかもしれない。時々、初めての場所なのに、なぜか来たことがあると感じたりするのは、遠い昔のだれかの思い出のいたずらなのだ。そう考えて、僕はなんだかうれしくなった。
山下は、卒業式の日に2人に言います。
だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それってすごく心強くないか!
終盤に向かうにつれ、作者の優しい世界観がじんわりとにじみ出る。
繊細な作品でした。
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苗坊の読書日記
ひろの東本西走!?
苗坊 | 2007年08月28日(火) 21:00 | URL | コメント編集
こんばんは。
私はこの作品では主題とは直接関係のない(?)3人のおばあさんと、山下が包丁を研ぐシーンが印象的でした。
私はこの作品では主題とは直接関係のない(?)3人のおばあさんと、山下が包丁を研ぐシーンが印象的でした。
苗坊さん、おはよっ♪
出だしは何となく文章が淀んでた感じがあって、
最初は好きになれなかったというの、分かる気がする。
まぁ、苗坊さんは、道義的にどうなのよというのもあったのかな。
私は、「男の子って死体に興味あるのかなぁ」なんて、『スタンド・バイ・ミー』を思い起こしながら読んでいたけど
出だしは何となく文章が淀んでた感じがあって、
最初は好きになれなかったというの、分かる気がする。
まぁ、苗坊さんは、道義的にどうなのよというのもあったのかな。
私は、「男の子って死体に興味あるのかなぁ」なんて、『スタンド・バイ・ミー』を思い起こしながら読んでいたけど

ひろさん、おはよっ♪
3人のおばあさん。
おじいさんの奥さんと、種屋のおばあさんと、サッカーコーチのばあちゃんだね。
3人の存在感は、主役を食った感があるよね
山下が包丁を研ぐシーン。再読するまで忘れてました
父親に対する尊敬の念だとか、職業に対する憧れだとか、山下の好感度がぐぐ〜っと上がるところだったのにね。
…すいかを目の前にして、10分も待てるかい
と思ったのが、さくっと忘れた原因のような気がする
3人のおばあさん。
おじいさんの奥さんと、種屋のおばあさんと、サッカーコーチのばあちゃんだね。
3人の存在感は、主役を食った感があるよね

山下が包丁を研ぐシーン。再読するまで忘れてました

父親に対する尊敬の念だとか、職業に対する憧れだとか、山下の好感度がぐぐ〜っと上がるところだったのにね。
…すいかを目の前にして、10分も待てるかい
と思ったのが、さくっと忘れた原因のような気がする
この本はヤンさんのトピで紹介されていたので
私も読みました。忘れん坊の私でも結構覚えている
いい本でした。
あのトピのこと懐かしく思い出しました。
皆さん、お元気でしょうかね〜。
私も読みました。忘れん坊の私でも結構覚えている
いい本でした。
あのトピのこと懐かしく思い出しました。
皆さん、お元気でしょうかね〜。
はまゆう | 2007年08月29日(水) 13:14 | URL | コメント編集
はまゆうさん、こんにちはっ♪
そうそう、ヤンさんとこで話題に上っていましたよね。
やっと読めました。
ヤンさんところは、私もときどき懐かしく思い出します。
みんな、それぞれ元気で過ごしているといいなぁと思います。
そうそう、ヤンさんとこで話題に上っていましたよね。
やっと読めました。
ヤンさんところは、私もときどき懐かしく思い出します。
みんな、それぞれ元気で過ごしているといいなぁと思います。
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2008/01/07(月) 14:16:06 | ゆきの記録
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私はこの作品は最初は好きになれなかったんです。
死ぬ人間の観察なんて。
でも、おじいさんと関わるようになってからは面白かったですね。
いい友情が芽生えたなぁと思いました。