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「ア・ソング・フォー・ユー」柴田よしき
2007 / 11 / 17 ( Sat ) 12:14:38
フォー・ディア・ライフ』『フォー・ユア・プレジャー』そして『シーセッド・ヒーセッド』に続く、ハナちゃんシリーズ第4弾。
待ってましたよ~♪
今回は4編からなる短編集。

『ブルーライト・ヨコハマ』

ハリウッドスターの妻、旧姓丸山恵美子から頼まれたのは、15年前、たった2回会っただけの高校生を捜してほしいというものだった。



周囲の大人たちによってたかっていじめられる子どもが、今の世の中、ものすごくたくさんいるでしょう。その子たちに、パワーを与える助けをしたいんですよ。俺にとって、藁人形がそうだったみたいに、心のよりどころをね、探してやりたい。(藁人形を持っていた高校生、柏原圭介)



小学生のときに、大人の頑迷な無理解によって大きく心を傷つけられていた柏原圭介…ハナちゃんの期待に応えます。
幸せの倍返しかぁ。いいなぁ。

ここでは、安岡の「姉」が出てきます。
尊敬していた先輩刑事を射殺されたことで、ハナちゃんを恨んでいるはずの安岡。
けれど。

あの男の憎悪だって、時の力で少しは劣化する


時間薬という言葉を思い出します。
どんな悲しみも恨みも憎しみも、時が少しずつ少しずつ浄化されていくのかと、そんなことを思います。


『アカシアの雨』
前作で電話をかけてきたウルガのことを、ハナちゃんはちょこっとだけ思い出します。
いつも気にかけているんだね。
ウルガ。どうしているんだろうね。

まるで捨て猫のようにビルのすき間に棄てられていた赤ちゃんを、ハナちゃんは拾った。
そして今回の依頼は、オカメインコを探すこと。




捨て子の母親捜査に関連して、ハナちゃんは安岡に会うことになります。

死による喪失は、絶対なのだ。安岡にとって、俺は、すべてを二度と戻れない状態へと壊してしまった憎い仇だ。…人を殺す、ということはそういうことなのだ。…ただそれでも、もし、時が少しずつ安岡の心をときほぐし、わずかでも俺を赦そうと思う気持ちをその底に芽生えさせてくれたのだとしたら、俺は素直に、時に感謝したいと思う。



まず、夢乃は本当に、婚約者外村が言うように統合失調症なの?という思いを持ちます。
まぁこの点は、ハナちゃんも判断を留保していたけれど。
鳥と会話して何が悪いのか、私にはよく分かりません。
「異常」であることが日常生活を脅かしているわけでもないしね。
まぁ、鳥のほうが寿命が短いから、死んだときが大変かなぁとも思うけど。
その辺の危機感が、私には今ひとつピンとこなかったのでした。

『プレイバックPART3』

靴磨きのカンちゃんが、若い女の子に大けがをさせられた。
彼女を探して。



『アカシアの雨』での遺棄事件の全容が解明します。
悲しすぎるね。
ミヤさんが言います。
本当に。
悲しすぎるね。

ここまで、本当におもしろかった。
子供が大人の身勝手や理不尽にさらされていることに対するハナちゃんの怒りや悲しみがストレートに感じられ、
ハナちゃんを取り巻く人々の暖かいまなざしやちょっかいに口元をほころばせ、
山内練に関する噂に「いやいや、その前があるんだって」とツッコミを入れ。
時間軸の長さに人の心の変化を見て、
こんなこともシリーズならではなんだよなぁとか思ったりして。
すごくいい作品集だったと思います。
ここまでは、ね。

『骨まで愛して』

カンちゃんにけがを負わせた「若い女の子」、洋。
彼女はやっかいな問題をハナちゃんに持ち込んだ。
山内の依頼は、洋の母親(?)のヒモを探すこと。
もう1つハナちゃんが請け負ったのは、ハナちゃんの恋人、理紗からの依頼。
骨壺ごと遺骨を盗んだ神保ひかるに事情を聞き、穏便に骨を取り返すこと。



これね。
う~ん。。。ぐちゃぐちゃです。
それからおまけに、柴田さん、やっちゃったよ(-_-)

元木が新宿で何をしようとしていたのか。元木の計画って一体何?
さらには小田原で何をしようとしていたのか、別れをすませてきたというのは、単に実家に帰ったことを意味するものではないような。(深読みしすぎ?)
練がハナちゃんに頼んだのは、元木を武藤に差し出すためだったのではなかったの?
後半では、何だか練のために殺される人材を捜していた…みたいになっているけれど、そのつながりがよく読めない。(最初からそういうつもりで話が進んでいたのに、私が理解してなかっただけかな?)
「つくし」の女将、紘子の弟が交通事故で亡くなったのが国道だったことを聞いて、何でハナちゃんは声がうわずるの?

伏線だけであとは放りっぱなしって感じの描写がちょこちょこあったような気がします。
まぁ、これはね。私の読解力がなかったってことかもしれないし、よく分からんけどまぁいいかって思うけど。

登場人物の背景がコロッと変わってしまうのは、ねぇ。

交通事故で亡くなったのが紘子の弟のはずだったのに、
後半では紘子の息子になっています。
ひろちゃんには子供はいないよという焼鳥屋の主人の話が
全部うそなのか?
でもうそつく必然性がないしなぁ。
ハナちゃんも全然突っ込まないしなぁ。

やっぱり明らかなミス…って気が。

私が言うことではないけれど、
早急に手直しして、整合性あるストーリーにしていただけるとうれしいなぁと思います。

ということで、今回は☆はなし(笑)
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  ◆お気に入り◆

 最近一番のお気に入りシリーズ!
 ハナちゃんはじめ脇を固めるキャラがいいし、地の文が最高にいかしてる。

 ちなみに本作はもうじき文庫落ちするようなので、つなぎに『聖なる黒夜』を買ったんだけど…やっぱエグイのかぁ…。
by: higeru * 2010/12/23 15:33 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

higeruさん,こっちにもありがと~\(^o^)/

>  最近一番のお気に入りシリーズ!

ハナちゃんシリーズ,いいよね♪
私も好きだけど,次女も大好きだよ(*^_^*)

>本作はもうじき文庫落ちする

そっか。改稿してくれてるかな。
もう一度読んでみたいな♪

>『聖なる黒夜』を買ったんだけど…やっぱエグイのかぁ…。

エグイよぉ~~~v-8
by: そら * 2010/12/24 16:37 * URL [ *編集] * page top↑
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