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「聖母の深き淵」柴田よしき
2005 / 07 / 20 ( Wed ) 07:29:53
「RIKO」シリーズ第2弾。
第1弾、「RIKO-永遠の女神」を読んでから早2カ月。
そろそろ毒気も抜けたので、RIKOに会いに行きました。

★★★★☆

この作品では、RIKOは一児の母となっています。
子供を預けながら働く未婚の母、RIKOは、前作のあまりに女性を前面に出していたRIKOとは少し印象が違います。

…と思いながら読んでいたのですが、やっぱりRIKOはRIKO、だったかな。
何でそこまでギリギリのつき合いになるのかな~とも思うのですが、
彼女はこうなんだよなぁと、その不器用さに胸が痛くなりながら、思いました。

夜泣きをする子供、眠れない母親、明日の仕事を言いつのり協力してくれない父親。

この構図、今も昔も変わらないですね。

「どうしてあなたは…あなたの手で真人ちゃんを育てる手伝いをしようとしなかったの。一日や二日、眠らなくたってよかったじゃないの。」
というRIKOの言葉に、よく言ったと喝采を送った女性も多いと思います。

私もまた、そういうときもあったな~とほろ苦く思い出しました。

「母であればだれでもが内側に抱いている底なしの闇」
結構分かってしまう自分にどこかゾクッとしました。

この作品にはTGあるいはTSという言葉が出てきます。
自分の肉体と精神が一致しない人々を指すこの言葉、
久しぶりに聞いた気がしました。
性同一性障害という言葉のほうが根付いたのでしょうか。
この作品が発表されて以降、
人気ドラマ「金八先生」でも性同一性障害を取り上げたり、
性転換手術が日本国内でもできるようになったり(制限がありますが)
戸籍の性別の変更が認められたり(これも著しい制限があるようですが)
少しずつ、こういう人たちの存在が世の中に認識されるようになってきているとは思います。
昨日より今日、今日より明日、
少数派であるがゆえに泣く人が一人でも減るといいなと思います。
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  ◆◆

わぁ♪
アチコチ変わってて楽しい~
素敵ですね☆
この本のタイトル、聞いたことある~
どの小説も人生経験を重ねるほどに深く心に染み入るものがありますよね。。
あぁ☆キラキラが可愛いです~
by: ゆー * 2005/07/20 11:49 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

キラキラ、いい感じだよね(^o^)

私も結構好きだわ♪

この本のタイトル、聞いたことある?
1作目は「性愛小説」とも書かれているよ。
私、この間、友人に手相を見てもらって、「結構エッチ」って言われた
(≧M≦)
うはははは(^o^)あまり心に沁みちゃいけないかも(*^_^*)
by: そら * 2005/07/20 17:00 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

初めまして!
柴田よしきさんの本は1冊読んだことがあるのですが、文章がとてもキレイで他の作品も読んでみたいな、と思っていました。
この記事を見て「聖母の深き淵」、読んでみたいと思います!きっかけになる紹介、どうもありがとうございます♪

by: アキ * 2005/07/21 08:16 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

アキさん、初めまして♪
ご訪問&コメント、ありがとうございました。

柴田さんは何を読まれたんですか?
私はまだRIKOシリーズの2冊しか読んでいないので、ちょっと興味があります(^^)

また、遊びに来てくださいね。

この記事、私が三重投稿してしまっていました(>_<)
なので、コメントを移動させていただきました。
ごめんなさいねm(_ _)m
by: そら * 2005/07/21 08:34 * URL [ *編集] * page top↑
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