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「償い」 矢口敦子
2008 / 09 / 10 ( Wed ) 09:12:59
初・矢口さんです。
ちょっとくどいところがあるけれど,読みやすい文体でした。
何というか「青さ」を感じる作品なのだけど,作者さん,意外と私より年上なのね(笑)

★★☆☆☆

36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。(Amazonより)



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珍しく新刊本です。
文庫には帯なんかもついてます。

人の肉体を殺したら罰せられるのに,
人の心を殺しても罰せられないのですか。

心に沁みる,ミステリの隠れた傑作。
温かい感動の輪が広がり,50万部突破!!



釣られた読者がここに1人。うまいなぁ。(笑)

私がこの作品で物足りなかったのは,主人公・日高の罪悪感や後悔が身体感覚として伝わってこなかったところにある…ように思います。
客観的というかどこか人ごとのような感じを受けてしまい,なので日高がホームレスにまで落ちぶれたという設定も,何となく悲劇の主人公を演じてるだけのような,そんな浅い感じを受けてしまう。
また,日高が唯一のよりどころとしていた「善行」が,実は余計なことだったのではと悩むシーンは,
すごく傲慢にも思えたし,悩みどころを間違えて自家中毒起こしてるみたいにも感じられました。

そういえば,自分が助けた少年が実はモンスターだったのでは…というマンガ,ありましたねぇ。
私,最後まで読んでないけど。
比べるものではないけれど,モンスターならモンスターなりに,殺人鬼なら殺人鬼なりに,
この作品も,もうちょっと描き切ってくれればよかったのになぁ。なんて。

アイディアはいいんだけど,全体的に何だか詰めが甘いなぁ。という感じ。

ついでに言ってしまえば,ラスト,やたらと言葉が軽かったです。

「生きていてもいいんだよ」

これね,『永遠の仔』(天童荒太)の最後の1行でした。
何だかちょっと,踏みにじられたような気さえしました。

同じ言葉なのにね。
一方は心に響き,一方はちょっと引ける。

何かが違うのだけれど,何が違うのでしょう。

もしかしたら日高は,最後まで自分のことしか考えていなくて,自分のために言葉を絞り出していて,
だから心に届かないのかもしれないなぁ。
今,ラストだけを読み返してみて,そんなことを感じました。

…何だか文句タラタラの感想になってしまいましたが(^^;)
どうも苦手とか,読んで後悔とか,そういう感じでは全然なくて。
むしろ一気に読めたんだから,おもしろかったんじゃないかなぁ。
だけど。う~ん,なんか惜しい感じなんです。。。

この作者さん,すごく誠実で真面目な人なんじゃないかなぁという印象を持ちました。
そのうちスマッシュヒットが来そうな予感(*^_^*)

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*Comment  Thank you*
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  ◆そらちゃん、こんばんわ◆

江口香織の【赤い長靴】を読みました。
初江口さんでした。

本屋さんでぱらぱらめくって文体が
気に入ったので読み始めたら。。。
面白い。一気に読んじゃいました!
by: 一陽 * 2008/09/11 18:25 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一陽ちゃん,おはよっ♪

江國香織の【赤い長靴】…面白かったんだ\(^o^)/
江國さんの作品って,私,ほとんど読んでないけど,
イメージ的に一陽ちゃん好みな気がする。いや,何となく(*^_^*)
by: そら * 2008/09/12 11:25 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

私も償いを読みました。
後味も悪くなく、サクサク読めるし、面白いんだろうな。って思ったの。
でも、何かが足りない。
何だろう。
うーーん、何だろう。
共感出来る部分が少ないのかなぁ~。
どうだろう^^
ってか、内容をかなり忘れてますぅ~。
by: デネブ * 2008/09/16 16:18 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

でねちゃんも読まれたのね\(^o^)/

>でも、何かが足りない。
何だろう。
うーーん、何だろう。
共感出来る部分が少ないのかなぁ~。
どうだろう^^

うんうん,まさしくそんな感じでした\(^o^)/
印象って残るものなのね~♪と思った私(*^_^*)
by: そら * 2008/09/17 00:21 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

こんばんは~!

コメントいただきありがとうございました。

『永遠の仔』の 「生きていてもいいんだよ」
私もこのフレーズ思い浮かびました。
永遠の仔ではここで、涙がドッと流れました。
でも、この小説で心にでグッとくる場面は
ありませんでした。
by: kazu * 2008/10/06 20:14 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

やっと読み終えました。
最後は、ばたばたっと終わった感じ。

ナースの彼女の、犯行にいたる心境なんかが弱い。
刑事とのからみも、最後は「なんだったのかな~」
結局、いろんな伏線が、最後に生かされてない。


まあ、とにかく終わったので、やっと
東野圭吾の「黒笑小説」を読めます♪
by: 一個 * 2008/10/06 20:48 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

kazuさん,こんにちはっ♪

>『永遠の仔』の 「生きていてもいいんだよ」
私もこのフレーズ思い浮かびました。

ひゃ~♪なんか偶然ですね~♪
鳥肌ものだわ~\(^o^)/
「ほかの人にはよ~分からん話だろうなぁ」と思いながら書いたので,
余計に思いがけず,また嬉しかったです\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

>永遠の仔ではここで、涙がドッと流れました。

うんうん。私も私も。
いきなりドバ~ッと決壊して,自分で自分に驚きました。
でも,泣きながら満たされるものも同時に感じていました。

また,気が向いたら遊びに来てくださいね~♪
お待ちしてます(*^_^*)
by: そら * 2008/10/07 15:04 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一個さん,お疲れさま~♪

読み終わったのね\(^o^)/

>ナースの彼女の、犯行にいたる心境

うっv-356もうすでに忘れてる(^^;)

まぁ,話題の作品(というか,出版社さん猛烈プッシュの作品?)を読んだということで,ヨシとしましょ~\(^o^)/

次は『黒笑小説』かぁ。これは読みやすいかも!
秋の夜長,読書を楽しんでくださいね~♪
あ,読んだら感想も教えてねっ☆
by: そら * 2008/10/07 15:08 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

こんにちは、私もこの本を読んだのですが、面白くないって訳じゃ
なかったのですが、、、なにか・・こう、惜しいな!って
思いました。
この次ぎに「証し」というのも読んだのですが・・・・

永遠の仔は素晴らしい作品でしたよね。
言葉の重みが違うと私も思いました。
TBさせて下さいね☆
by: latifa * 2008/10/22 09:15 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

latifa さん,初めまして♪
TB&コメント,ありがとでした\(^o^)/

>なにか・・こう、惜しいな!って
思いました。

ですね~。この作品,なーんか惜しいんですよね~。


>永遠の仔は素晴らしい作品でしたよね。
言葉の重みが違うと私も思いました。

あら,やっぱり?だよね,だよね♪
同じことを感じられたlatifaさんにと~っても親近感。
何だかうれしいなぁ。

また,いつでも遊びに来てくださいねっ☆
お待ちしてます\(^o^)/
by: そら * 2008/10/22 15:26 * URL [ *編集] * page top↑
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