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「狐笛のかなた」上橋菜穂子
2008 / 10 / 22 ( Wed ) 15:17:38
『闇の守り人』がドーンと来たので,小休止にシリーズ外の作品を。

★★★☆☆

夕暮れの枯野を火色の毛皮を光らせて駆ける子狐はふしぎな娘に出会った。“あわい”に生まれ、使い魔として生きる野火。“聞き耳”の力を受け継いでしまった小夜。そして、森陰の屋敷に幽閉されている少年小春丸。彼らは、隣り合うふたつの国の、過去の因縁と呪いの渦に巻きこまれていく。孤独でまっすぐな二つの心の物語。(Amazonより)



「ぼうぼうと生い茂るススキが,風に波打つ秋の野」
「夕暮れの枯野,浅い春の宵闇に漂う梅の香り,薄紅の雲のような桜」

これぞ日本人の原風景。


【こちらの記事も♪】
生きることにも心急き,感ずることも急がるる


私,新潮文庫で読んだのですが,
子ども向けの理論社のハードカバーを読んだほうがよかったかも。
何せ漢字が難しい(^^;)

出だしは快調だったんです。
霊狐の野火と小夜,そして小春丸の出会い。
小夜と小春丸の秘密の逢瀬。ここは「禁じられた遊び」のメロディー付で。
そっと覗いてみている野火も含めて,かわいらしく,そして切なかった。

だけどだんだん話がややこしくなっていき。。。
これ,児童文学だよね?と作者さんに尋ねながら読んでました。

物語終盤は,やっと物語世界に慣れてきたのか,いろんなものが掘り下げられて分かりやすくなったのか,かなりさらさらと読みやすくなりました。

そんなこんなで苦戦した作品でしたが,
終わってみると,しみじみといいお話だったような気がしてくるから不思議。

野火の一途さや小夜の穢れのなさが,はらはら散った桜の花びらように掌に残っているような作品でした。

何とも消化不良なこの作品。
またいつか再読したいなと思います。

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  ◆『禁じられた遊び』はよかったですね◆

そらさん、こんばんは。

レビューを拝見して、そうそう、確かに二人の幼い逢瀬には、『禁じられた遊び』のギターのメロディがぴったりだと思いました。

ぼくもこの作品のしみじみとした所が気に入っています。
娘たちには、「長くて、難しそう」と敬遠されてしまいましたが、いつか読んで欲しいなあと思っています。
by: touch3442 * 2008/12/23 23:17 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

touch3442さん,こんばんはっ♪

ね,ねっ♪
あの哀愁漂うメロディーが流れてきそう…でしたよねo(^▽^)o
「ぴったり」って言ってくださって,どうもありがとう♪

>ぼくもこの作品のしみじみとした所が気に入っています。

何とも余韻のある物語りでしたよね~。
これが分かるようになるには,
touch3442さんのお嬢さんたちも,うちの息子も,
もうちっと人生経験が必要なのかもしれませんね~。
うん,いつか読んでもらいたい作品です。
by: そら * 2008/12/24 19:43 * URL [ *編集] * page top↑
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『狐笛のかなた』上橋菜穂子著(新潮文庫)
狐笛のかなた  以前、『夕刊ゲンダイ』で、子どものために、上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』を買った父親が自分の方が夢中になって、「バルサ」シリーズを揃える羽目になったという記事を読みました。そこで、ぼくも娘のために、『精霊の守り人』を買い与えたのですが... 生きることにも心急き、感ずることも急がるる…【2008/12/23 23:18】
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