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「誘拐の果実」上・下 真保裕一
2009 / 01 / 05 ( Mon ) 15:30:43
年明け1冊目で何ですが,一言叫ばせてもらっていいですか?
ダメって言われても叫んじゃう。

ふざけるな!バカヤロー!

あー,すっきりした(*^_^*)

★★☆☆☆

逆転につぐ逆転、衝撃と興奮の傑作巨編。
病院長の孫娘が誘拐された。犯人の要求は、病院に身を隠す財界の大物の命。挑戦か陰謀か? 悪魔のゲームの幕開けか!? 前代未聞の人質救出作戦が始まるなか、第二の誘拐事件が…。(上巻)
恐るべき誘拐ゲームは、やがて感動のラストへ!
秘密裏に警察の協力を得ながら、人質救出に奔走する病院長一家に、重く長い時が流れる。同時期に発生したもう一つの誘拐事件では、被害者宅へ血まみれの生爪が届く。謎と疑惑は深まるばかり…。(下巻)(Amazonより)



作品自体は,決して悪くなかったと思います。
ただ私が親であるがために,ラストの描き方が許せなかった。。。


【こちらの記事も♪】
たこの感想文



            


立て続けに起こる誘拐事件。
被害者は17歳女性と19歳男性。
なぜ誘拐しやすく,後から証言もとりにくい子供をターゲットにしなかったのか?
被害者の年齢に不自然さを感じる刑事たち。
2つを結ぶ糸は株式会社バッカス。
薄皮をめくるように少しずつ明らかになっていく事実関係。

1章から4章までの物語のうち,3章まではなかなかおもしろかったです。
ときどきまどろっこしさを感じたりもしましたが,
それも,少しずつ真実に近づいているという緊張感や期待感を高める
よい効果を生んでいたように思います。
恵美ちゃん(誘拐された女子高生)のお父さん,辻倉の葛藤や後悔も,
工藤巧(誘拐された大学生)の伯母さんの忸怩たる思いも,
物語りに厚みを加えていたと思います。

4章で真相が明らかになりますが,
これも,若い2人の考えそうなことというか,若いからこその正義感だと思える動機で。
それをまぁ,よくもここまで複雑怪奇に作り上げたと感心したりもして。
だから,決して,うん,決して悪くはないんですよ。全体的には。

ただね。。。。

何で狂言誘拐をしでかした2人を怒る大人がいないんだろうと。

だれもが,その志の高さに清々しさを覚えていたりしちゃってさ。
目的が純粋だから,何をしてもいいわけじゃない。
優しい悪魔だなんて,よく言うよ。

と思っちゃったわけでして。

私が恵美ちゃんの親だったら。

真相が分かった時点で,恵美ちゃんをひっぱたきますね。
そして,君達は同じ過ちを2度犯したんだと言いたいです。

自分たちがデートにうつつを抜かしていたから,守君を守ってあげられなかったと。
自分たちの気持ちを優先させたから,彼の信頼,ひいては人生を踏みにじってしまったと。
では,この事件はどうなの?
彼に対する贖罪のために,家族に死ぬほど辛い(死んじゃった方がマシだと思えるほどの)心配をかけたことは,やっぱり自分たちの気持ちを優先させて,家族の気持ちをないがしろにしてるってことじゃないの?
…同じじゃない。
と思うわけです。

私にも17歳の娘がいます。
彼女が誘拐されたら,とてもじゃないけど生きた心地がしないだろうし,
無事生還しても,その間どんな扱いを受けたのか,娘を見るだけで気が狂いそうになりますね。
この気持ちって,「実はウソでした」の言葉1つで片づけられたらたまらないよなぁ。
恵美ちゃんのお母さん,あんまり登場してなかったけど,その後,正常に精神を保つことができたのかしら。。。私だったら,なんか無理っぽい。
ま,そんな気がしたわけです。

私,親の気持ちに必要以上に感情移入してしまったのかもしれません。
作品読んで,カタルシスが感じられなかったから,ちょっと叫びたくなったのでした(*^_^*)

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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

あけまして、おめでとうございます。
今年も、よろしくお願いいたします。

>ふざけるな!バカヤロー!

ですよね(笑) 私も、色々とありながら、何でそんなに、みんな「いい人」で終わらせちゃうの? という違和感ばかりが残りました。
若者2人の暴走した正義感は、まぁ、理解できなくないとしても、それを「そうだったんだ。じゃあ許す」というだけで済ませてしまうのは、結局、他人事、っていうだけで何にもなっていないように思いますし。表面的な「いい人」で終わってしまうのは、本当、どうかな? という風に思います。
途中までのサスペンスフルな展開や、そこでの心理描写は良かっただけに、余計に、このラストシーンは…と思いました。
by: たこやき * 2009/01/05 18:47 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

思わず首をすくめてしまったよ。
順番逆になりましたが、おめでとう。
って、もういったっけ?
by: 佐平次 * 2009/01/06 10:26 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

思わず首をすくめてしまったよ。
順番逆になりましたが、おめでとう。
って、もういったっけ?
なかなか送信が難しいのです。
何回やっても不正です、なんてまるで私を知ってるみたいなこと言われて返されてしまう。
by: 佐平次 * 2009/01/06 10:28 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん,明けましておめでとう♪

今年もよろしくお願いしますね(*^_^*)

> >ふざけるな!バカヤロー!
>
> ですよね(笑)

だよね,だよね♪
たこやきさんも同じところで違和感を持たれたのね。
ちょっとうれしい(*^_^*)


> 若者2人の暴走した正義感は、まぁ、理解できなくないとしても、それを「そうだったんだ。じゃあ許す」というだけで済ませてしまうのは、結局、他人事、っていうだけで何にもなっていないように思いますし。表面的な「いい人」で終わってしまうのは、本当、どうかな? という風に思います。

うんうん,そうなのよ~。そこなのよ~。
周りの大人がみんな物わかりよすぎちゃって,そこがね,ちょっとね(*^_^*)

> 途中までのサスペンスフルな展開や、そこでの心理描写は良かっただけに

だよね~。ラストだけ,なんかもっと違う描き方があったんじゃないかって感じます。

いやいや,言いたいこと,全部言ってくれてありがと~\(^o^)/
すんごくすっきりしたわ~♪

今年もたくさんお話できればうれしいです♪
五條さんの次回作『誘魔』,早く出ればいいね(*^_^*)
by: そら * 2009/01/06 13:09 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟佐平次さん,今年もよろしくお願いしますねっ♪

うはは!ちょっとびっくりさせちゃった?
失礼失礼。
当の私はすっきりしましたo(^▽^)o
また,気持ちよ~く真保さんの作品読めそうです♪

送信,数字を入れるところがダメなのかなぁ。
あれ,ひらがなで書かれていたり,カタカナで書かれていたりして,読みにくいっていうのもあるんだよね。
もっと見やすい画像が選べるといいんだけどなぁ。。。
あ,あと梟さんもかな入力だったよね。
半角英数字に変え忘れてるとか。(これは私がよくやることなんだけど)
お手数おかけしてますが,挫けないで送信してねっ♪
待ってますよ~(^o^)/
by: そら * 2009/01/06 13:25 * URL [ *編集] * page top↑
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