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「トンコ」 雀野日名子
2009 / 02 / 18 ( Wed ) 09:38:55
長女が友達から借りてきた本です。
雀野さんというお名前も,失礼ながら初めて聞きます。
ちょっとね,グッときました。


★★★★☆

高速道路で運搬トラックが横転し、一匹の豚、トンコが脱走した。先に運び出された兄弟たちの匂いに導かれてさまようが、なぜか会うことはできない。彼らとの楽しい思い出を胸に、トンコはさまよい続ける…。日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作をはじめ、親の愛情に飢えた少女の物語「ぞんび団地」、究極の兄妹愛を描いた「黙契」を収録。人間の心の底の闇と哀しみを描くホラーの新旗手誕生。(Amazonより)



帯には,「『幽』怪談文学賞短編部門大賞も受賞の注目の新鋭が描く,哀しみのホラー!」とあります。
哀しみのホラー。。。うん,そうだね。


【こちらの記事も♪】
ポコアポコヤ



            

『トンコ』

トンコは,「ぐう」「ぶぎ」「ぷげ」「ぎょっぎょっ」「ぎょっ」「がっがっ」「ぐっぐっ」としか言いません。

なのに,トンコの理不尽な状況におかれた恐怖や兄弟を求める切なさが,何ともやるせなく迫ってきます。

解説では,大森望さんが,「豚を擬人化するかわりに,読者を擬豚化する」と書いています。
あぁ,そうなのかも。

これ,やっぱりすごいんじゃないんだろうかと思ったのでした。

養豚場の場長さん,いい人だなぁ。ここで育った豚はきっとおいしいだろうなぁと,
最後に「人間」に戻った私。
私,結構コワイ人間かも。

『ぞんび団地』

途中から,主人公あっちゃんの正体(?)が分かってしまうし,
ぞんびの描写はグロいし,
そんなに目新しい作品ではないかもしれない。

だけど,過酷すぎる環境で育ったあっちゃんのけなげな願いが
心に痛い。

うー。ぞんびみたいに,私がうなってしまいそうです。

どこか乙一に似たテイストです。
雀野日名子って女性名だけど,ホントに女性なのかしらと思った私。
どこがとうまく言えないけれど,まだうら若い青年が書いた作品の匂いがしました。


『黙契』

長女が本を貸してくれるとき,「3編のうちでこの作品は,私と年が同じ女の子が出てきて,イヤだーって思うんじゃないかな」と言っていました。
はい,確かに。
こんなのイヤだー!
絢子ちゃん,寂しすぎるよぉ。
こんなん,悲しすぎる。。。

最後に兄ちゃんが抱きしめてくれてよかったね。

ラストがあるから,ちょっとホッとできるのだけど。
…でも,やっぱり何でさっさと帰ってきてくれなかったのかな…なんだよね。

うそにうそを重ねて,弱音を吐こうと思ったときには,自分のうそにがんじがらめになっている
…って,何だか娘にもありそうな話に思えて,とってもとっても悲しかったのでした。


雀野さんかぁ。ちょっとクセになりそうだ(*^_^*)






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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

そらさん、おはようございます。 昨日見に行く予定だった「マンマミーア」腰の調子が悪かったので延期しました。見たらさっそく感想を述べにこようと思ってたんですが(^_^;)

そらさんが「はまりそう」なこちらの作家さん!私も読んでみたいな(^-^)
どんなホラーか楽しみです♪
by: 一個 * 2009/02/19 08:48 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一個さん,おはよっ♪

『マンマ・ミーア』…そうかぁ。一個さんが眠くなるかどうか,そこが楽しみだったのになぁv-8
でも,腰の調子が悪いときに無理は禁物!
腰って,体のカナメだからね~。大事にせねば。
(って,これぞ釈迦に説法^^)

だけどホントにお大事にね♪

この作品,角川ホラー文庫っていうのに入ってます。
「怖い話が苦手」な方が書いたホラーだよん♪
機会があったら,手に取ってみてくださいな(*^_^*)

by: そら * 2009/02/20 08:26 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆私も読みました^^◆

そらさん、こんにちは^^ 以前「償い」でお話してから、たびたび、おじゃましています☆これ、私も中学生の娘経由で読みました♪ 感想は書いていないんですが、誰もこの小説を読んでいる人がいなくて、そらさんが記事アップしているのを発見、嬉しくなりました。
この本、表紙がちょっと不思議な感じで、でも可愛いんですよね。厚さも程良いし(^^ゞ

トンコはいや~な予感がしていたのですが、ちょっとやっぱり寂しいお話でした。
で、「ぞんび団地」は私も途中でオチが解っちゃいました。確かに乙一さんぽいかも。
あっちゃんが可愛そうだったなぁ・・・

この作者さん、30才くらいの女性なのですよ~。ダビンチとかいう雑誌にインタビューで載っていて、鮮やかなピンクのセーターに黒いジャケットで眼鏡で、ちょっとおしゃれな、でも優しげでやや綺麗な人でした~。私も男性をイメージしていたので、意外でした☆
by: latifa * 2009/02/20 08:32 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

latifaさん,こんばんはっ♪

私も,latifa さんのとこにときどきこっそりお邪魔してます(*^_^*)
2冊ずつ感想を書かれていたりして,すごいなぁと思っています。
なんか心憎いペアだったりするんだよねo(^▽^)o

これからもよろしくです。

んで,『トンコ』…やっぱり若者経由でしたか♪おんなじだぁ\(^o^)/
latifaさんの感想,うんうんって思いました。

雀野さん,そうかぁ,素直にまんま女性なのか。

>私も男性をイメージしていたので、意外でした☆

ねっ♪どこがって言われると困るんだけど,どことなく男性っぽかったよね。
結構分からないものなのね(*^_^*)
by: そら * 2009/02/21 20:04 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

描写も含めてぞわっとしたのは『黙契』でした。
 最近は、うじむしが、わいているのを見なくなりましたが、子供のころ、蛇やネコの死体にうじがわいていたのを思い出しました。(食事中の人、ごめんなさい)
『トンコ』は正直、わかんなかったなぁ。ホラーじゃないし。ひょっとしてファンタジーかしらん。
 他の作品はどうなんでしょうね。
by: しぐ * 2009/07/09 20:07 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

しぐさん,こんばんはっ♪

うじむし……覚えてない(-.-)
『黙契』もどんなお話だったのやら,記憶のかなたに行っちゃった(>_<)

>子供のころ、蛇やネコの死体にうじがわいていたのを思い出しました

いやいや,そんなん思い出したらうなされそう。
だ,大丈夫だった?

『トンコ』は不思議なお話だったよね~(こっちは覚えてる\(^o^)/)
確かに分類するのが難しい。ホラーでもないような,でもファンタジーでもないような。。。
私は,読んでる間,自分が豚化したらしく,なかなかおもしろかったです(*^_^*)

ほかの作品かぁ。
雀野さん,「クセになりそう」と言いながら,クセにならなかったみたい(^^;)
この後,何も読んでないなぁ。
うん,探してみましょ♪
しぐさんも,何か読まれたら教えてね☆
by: そら * 2009/07/10 23:48 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆今年もよろしくお願いします☆◆

そらさん、こんにちはー!
雀野さんの本、その後も色々読んで、やっぱり好きだな~って思いました。感想書かないつもりだったのですが、書いちゃったのでTBさせて頂きました♪

PS カールじいさんの映画、ごらんになられたのですね~。
私も面白く見ました。

そらさん、今年もまたよろしくお願い致します♪
by: latifa * 2010/01/02 15:59 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

latifaさん,明けましておめでとうございます♪

今年もよろしくお願いします\(^o^)/

>雀野さんの本、その後も色々読んで

そうなの~♪いいなぁ。
私,それっきり全然です。
読みたいなぁ。
何がオススメ?(*^_^*)

カールじいさん,観たときは,もう目が疲れて目が疲れて,
ストーリーを咀嚼するまでに至りませんでした。(^^;)
が。
あんなふうに死んだ後も想ってもらえるのっていいよなぁなんて,
今になって思ってます(*^_^*)
カールじいさんが現実世界に戻ってきたのも,
またよかったんじゃないかなぁ(*^_^*)

by: そら * 2010/01/02 16:46 * URL [ *編集] * page top↑
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「トンコ」「チャリオ」「あちん」雀野日名子
読んだ順番は、「トンコ」→「チャリオ」→「あちん」です。 ポコアポコヤ【2010/01/02 15:57】
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