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「決壊」上・下 平野啓一郎
2009 / 06 / 01 ( Mon ) 20:53:01
お初の作家さんです。
…インテリさん?

★★★☆☆

2002年10月、全国で次々と犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。被害者は平凡な家庭を営む会社員沢野良介。事件当夜、良介はエリート公務員である兄・崇と大阪で会っていたはずだったが―。絶望的な事件を描いて読む者に“幸福”と“哀しみ”の意味を問う衝撃作。(Amazonより)



同じ紹介文が,帯ではなく,上巻表紙にしっかり印刷されています。

でも,バラバラ遺体が発見されるのは,382ページある上巻の373ページあたり。
この紹介文,フライングじゃない?と思ったのでした。


【こちらの記事も♪】
梟通信





            


上巻は,ほとんど何も起こりません。
しかも,何だか言い回しがまどろっこしく,小難しく,
ときどき立ち止まって,言わんとするところを探らなくてはいけません。
ということで,上巻を読み終わった段階で,下巻を読むかどうか,思わず迷ってしまいましたが。

下巻は,動きが活発になったこともあって,
結構さくさく読めました。
…小難しい部分は斜め読みしたせいもあるかもしれない(^^;),

読み終わって,「作者さん,言いたいことがたくさんあるみたいだけど,
私,多分よく分かってないわ(-.-)」と思ったのでした。
すみません。

『決壊』というタイトルからして,危うい精神状態にある人々が,ほんの少しの刺激でとんでもない流れを作り出す…という部分を描きたかったのかなぁとは思うんですけど。
そして,それは描いてないわけじゃないんだけれど。

私は,崇は「悪魔」なのか…ということに気をとられて,
(多分作者が描きたかったであろう)「社会の不安定さ」「不穏な空気」,
あるいは「理解不能の犯罪者を赦せるのか」みたいなところは,
どちらかというと背景のように感じられてしまったのでした。

自分の読解力に自信がないのですが,
崇はあくまでも悩める若者(?)という位置づけ…ですよね。
なぜにこの人が主人公だったんだろうと思ってしまいました。
いや,主人公でもいいのだけれど,
そしたら,もうちょっと違う背景のほうが,
より「現代人の苦悩」などが鮮明になったような。ならないような。。。。


まぁ,『決壊』というタイトルを離れてみると,
下巻はまずまずおもしろかったです。

冤罪って怖いのね~。
別件逮捕後の取り調べってこんな感じなのね。
なるほど,それじゃあ「自分がやりました」と言っちゃうかも。

とか,

夫がブログ日記を綴ることが,奥さんをそこまで傷つけちゃうんだ。
うちの夫は…まぁ,大丈夫だわね。
「悩みがあるなら,どうしてオレに言ってくれない」とは思わないだろう。うん。
多分,愚痴の聞き役がほかにいて,よかったよかったと思うんじゃないかなぁ。

なんて。

まぁ,作品の重たいテーマからは随分離れた感想を持ちました。

あとは。
上巻から思っていたことですが,崇,おまえは考えすぎだよ…って感想…かな。

「昔々,あるところにムカデが住んでいました。
あるときムカデは,さて,今度はどっちの足を出せばいいだろうと考え出してしまいました。
左?右?あれ,何本目????
するとムカデはひっくり返ってしまいました。」
みたいな寓話があったなぁなんて,思い出したりして。

人間,「本当の自分とは」とか,あんまり考えちゃいけないような気がする…なぁ。

と思ったのでした。

何となく,作者さんの思いがしっかり私に伝わってこないような,
ホント,頭悪くてスミマセンって感じを持つ,
しっくりこない印象の残った作品でした。



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*Comment  Thank you*
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  ◆◆

もう忘れているなあ。なんか一生懸命読んで面白かったと思ったのに。
興奮したような気もする。
もう一度自分のブログを読んでみましょう^^。
by: 佐平次 * 2009/06/01 21:21 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟さん,こんにちはっ♪
早速のコメント,ありがと~\(^o^)/

> もう忘れているなあ。なんか一生懸命読んで面白かったと思ったのに。
> 興奮したような気もする。

あはは!なんか安心する(*^_^*)

> もう一度自分のブログを読んでみましょう^^。

うんうん。ぜひとも。
熱い記事で,とても私と同じ本の感想を書いたものとは思えませんv-221
作者さんも,冥利に尽きたのではないかなぁ(*^_^*)

by: そら * 2009/06/02 11:49 * URL [ *編集] * page top↑
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