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「どこから行っても遠い町」 川上弘美
2009 / 06 / 14 ( Sun ) 16:13:50
あらあら,気がついたら,随分長い間,放りっぱなしになってましたねぇ(^^;)

んでもって,その間に読んだ本はこれだけです。

なんか過去最高に読んでない。
ま,いっか。

人って,人とつながって生きているのね~と思える作品でした。

★★★★☆

捨てたものではなかったです、あたしの人生――。男二人が奇妙な仲のよさで同居する魚屋の話、真夜中に差し向かいで紅茶をのむ「平凡」な主婦とその姑、両親の不仲をじっとみつめる小学生、裸足で男のもとへ駆けていった魚屋の死んだ女房……東京の小さな町の商店街と、そこをゆきかう人びとの、その平穏な日々にあるあやうさと幸福。川上文学の真髄を示す待望の連作短篇小説集。(Amazonより)




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デコ親父はいつも減量中




            


短編集です。
作品ごとに語り部が交代します。
同じ町に住んでいるというゆるーいつながりを持った人々のお話が次々と繰り広げられます。
なので,前の作品の主人公が次の作品では通りすがりにすれ違うようにごく軽い脇役で登場したり。

自分が思う自己像と,他者がイメージしているその人像との間には,
若干のずれがあり,
その辺のずれが上手く描かれているなぁと,
それが第一印象でした。
最初の二,三編は,そんな気持ちで読んでいたかな。

心理学でいうところの「ジョハリの窓」を思い出したりして。

進んで行くに従って,そんな自己像と他者像が絡み合い,
あちこちで緩やかにつながり合い。
たとえ1人で生きてるつもりでも,
生きている限り,ゆるーくいろんなところにつながっている。
もしかしたら,みんなそういうものかもしれないなぁなんて思えてきて。

ついでに死んでもつながっている…みたいな話になってきて。

確かにね,人は死んでもそのつながりをスパッと切っているわけではないのよね。
記憶の中で,少しずつ生きていたりするのよね。

と,何だか…何というか…安心?かな?
ちょっと違うかな。

とにかく,肩の力がほっと抜けて,私は本を閉じたのでした。

1つ1つのお話はあまり印象に残らなかったのだけれども,
全体から受ける淡い織物のようなイメージが,いつまでも胸の中に残っているような作品でした。


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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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*Comment  Thank you*
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  ◆そうそう◆

ひとつひとつはさらっとしてて、登場人物のさりげないすれ違いに「あれ?」「ふぅん、そうだったの?」と思いつつ読み進む本でした。
でも最後は川上さんに「やられた」ってな感じがしました。
最後の最後に「そうきましたか」てな感じ。

ほとんど感想になっていなくてすんませんm(__)m
by: バジル * 2009/06/14 22:01 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

バジルさん♪

> ひとつひとつはさらっとしてて、登場人物のさりげないすれ違いに「あれ?」「ふぅん、そうだったの?」と思いつつ読み進む本でした。

ねっ!

> でも最後は川上さんに「やられた」ってな感じがしました。
> 最後の最後に「そうきましたか」てな感じ。

うん。川上さん,大切な方が亡くなられた経験があるのかなぁと思いました。
とっても日本人にはなじみ深い感じ方であり,考え方であり。
あー,そうそう,そうなんだよね~なんて,しみじみしました。

> ほとんど感想になっていなくてすんませんm(__)m

あはっ!私も,ほとんど感想になってないし(^^;)

by: そら * 2009/06/15 18:57 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆私もこれ大好きです◆

バジルさんとほぼ同時期に読んでいたのだったな。。。

川上さんの精神世界が好き。
by: 一陽 * 2009/06/15 22:33 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一陽ちゃん,こんにちはっ♪

うんうん,一陽ちゃんが読んだ時期って,
一陽ちゃんにとっては絶妙なタイミングだったのではないかしらん。

川上さんの精神世界…ってよー分からんが(^^;)
この作品では,大きな広がりのようなものを感じました。
by: そら * 2009/06/16 16:33 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

はじめまして!
美紀といいます。
この度ブログを始めたので挨拶で
コメントさせて頂きました。

私のブログは競艇やギャンブルが主になっちゃうと
思いますが日常の事もいろいろ書いていくので
よかったらコメントください☆

http://ameblo.jp/boat-gals/
by: みき * 2009/06/18 14:07 * URL [ *編集] * page top↑
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どこから行っても遠い町<川上弘美>-(本:2009年)-
どこから行っても遠い町クチコミを見る # 出版社: 新潮社 (2008/11) # ISBN-10: 4104412058 評価:80点 どこか遠い町の小さな物語。 絡み合う連作短編集は、読者を見事なまでに架空の町に連れ込んでしまう。魚屋で暮らす男達や、不思議に気の会う嫁と姑や、写 デコ親父はいつも減量中【2009/09/16 00:13】
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