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『金春屋ゴメス』  西条奈加
2009 / 07 / 24 ( Fri ) 15:09:16
と~ってもスローペース更新が続いています(>_<)

この作品はお友達のぷらんちゃんオススメの本。
江戸時代のお話かと思いきや!

★★★★☆

300倍の難関を潜り抜け、日本から江戸国へ入国を果たした大学生の辰次郎。連れは、元外資系金融勤務の時代劇オタク松吉(NY出身・24 歳)&28ケ国を渡り歩いた海外旅行マニアの奈美(25歳)。身請け先は、容貌魁偉、冷酷無比、極悪非道、厚顔無恥、大盗賊も思わずびびる「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった!ゴメスは、辰次郎に致死率100%の疫病「鬼赤痢」の謎を追えと命じる―。第17回日本ファンタジーノベル大賞・大賞受賞作。(Amazonより)



ファンタジーノベル大賞ですかぁ。
確か賞金がいいのよね♪
『しゃばけ』も優秀賞だったそうな。
この賞,おもしろいかも♪

【こちらの記事も♪】
新・たこの感想文




            

近未来の日本に,独立国家「江戸」がある。
そこでは,昔ながらの「江戸時代」を模した生活が営まれている。

…なかなか斬新な舞台設定だと思いました。
江戸時代そのものを描くより,
自由に江戸時代のイメージを膨らませることができ,
登場人物が動き回ることができます。
そんな,「解き放たれた」印象のある作品でした。

巨漢・ゴメスのお話というよりは,日本から江戸にやってきた辰次郎のお話…でしょうか。
ある時点からの文明を拒否している江戸の町。
ゆったりと流れる時間や,濃い人情。
よいところもたくさんあるが,
ここで治らない病気は「仕方ない」とその命をあきらめるしか方法がない。
近代医学の力を借りれば,治る可能性もあるものを。

義憤にかられた辰次郎にゴメスは一喝。。。。

最近,「臓器移植法案」が可決されましたね。

読みながら,ちょっとかぶってしまいました。

日本では触法行為に当たる(当たっていた)子供の臓器移植。
けれども,外国に行けば,移植手術が受けられる。

ここで,「日本ではできない治療だから」とあきらめのつく親なんて,
きっとどこを探してもいないでしょう。

なので,江戸の町を存続させるため,あえて近代医学を排したその考え方に,
うーーん。とうなってしまいました。

そして,国のかたちというものよりも,目の前の実利をとろうとするのが,
辰次郎や私のような「日本人」なのかもしれないなぁとも思いました。

合成薬というものは,膨大な金と人手がかけられている。たかが一錠の薬でも,それは数百年かけて培った科学そのものだ



そ,そうなのか。。。と,風邪薬を1粒,しげしげと眺めたのでした。



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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

ふ、ふかい…さすがそらさん。
そんな風になんて全然読めなかったよ。
SFファンタジー路線、とわかったところでそっちにスイッチ入れて楽しく読んじゃってそれでおしまいな私。
薬一粒に深い意味を見出したそらさん…。

…でもまあそうなのよね。
どこかで線は引かないといけないのだわ。
それをどこにするかで、涙が流れ、争いが起きるのね…。
友人の不妊治療の話を聞いたりしても、つらくなります。
by: ぷらん * 2009/07/26 07:16 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

ぷらんちゃん,こんにちはっ♪

いやいや。いやいやいやいや(^^;)

読んだ時期のタイミングがタイミングだったことなんかもあって,
つらつらと考えてしまいました(*^_^*)

> …でもまあそうなのよね。
> どこかで線は引かないといけないのだわ。
> それをどこにするかで、涙が流れ、争いが起きるのね…。

だね。。。
親である自分自身がその線に納得できるかといえば,
どんな線でも納得できるものではないと思うけど。
線を引くほうも,痛みが伴うものだわねぇ。

> 友人の不妊治療の話を聞いたりしても、つらくなります。

うん,本当に。
線引きが当事者に丸投げされているところが,よけいに…ね。
by: そら * 2009/07/26 15:46 * URL [ *編集] * page top↑
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