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「イノセント・ゲリラの祝祭」 海堂尊
2009 / 10 / 09 ( Fri ) 10:09:46
今まで小出しにしていた海堂さんの「私の主張」をまとめてみましたの巻。
ミステリー色はなく,会議中心のお話です。
それがするする面白く読めるんだから,
大したモンだと妙なところに感心してしまいました(*^_^*)

★★★☆☆

映画化、テレビドラマ化もされた第4回『このミス』大賞受賞作の『チーム・バチスタの栄光』は累計320万部突破、続編の『ナイチンゲールの沈黙』も 140万部を突破し、驚異の新人と謳われる海堂尊。彼の原点でもある「田口・白鳥シリーズ」の最新刊がいよいよ登場です! 今回の舞台は厚生労働省。なんと、窓際医師の田口が、ロジカルモンスター白鳥の本丸・医療事故調査委員会に殴り込み!? グズグズな医療行政を田口・白鳥コンビは変えることができるのか……。1年半ぶりに戻ってきた彼らの活躍にご期待ください。(Amazonより)



新たな主要メンバー(仮)を加え,今後のシリーズに乞うご期待!って感じの作品でした。


【こちらの記事も♪】
デコ親父はいつも減量中
新・たこの感想文



            

作品とは関係ないお話から入りますが。

先日,中川昭一さんが亡くなりました。(ご冥福をお祈りいたします)

事件性はないとの判断で行政解剖に回され,
翌日の時点では,「死因不明」との発表がされていました。

というときに,海堂さんがコメンテーターとして朝のワイドショーに出演されておりました。
私,このタイミングで何をおっしゃるのか,ちょっと注目。
ついついいつものクセで、ほかの用事をしながらの視聴でしたが。
結局彼は,当たり障りのないことしか言ってなかったような。
(解剖で死因が特定できない場合も○割あるとか,
東京都はきっちりとしたシステムが出来上がっているのでどうたらこうたらとか,
なので出た結果は必ず報道してほしいとか、そういうことはおっしゃっていたけど)

東京23区での異常死体は必ず解剖に回されるというシステムができていること。
けれどもそれは,ごく限られた地域にしかないということ。

あるいは。
行政解剖はご家族の承諾なしにはできないこと。
なのでご家族は大変つらい決断をしたのだろうと推察されること。

あるいは。
それほどご家族にとって解剖ほどは気持ちの抵抗が小さいAIという方法もあるということ。


あるいは。
多くの解剖結果では,「死因不明」と言わず,「心不全」という言葉が使われる。
これは状態を示す言葉であり,同じ意味ととらえてもらってかまわない。というお話。

とか。
ちょっと見方を変えて。
「心不全」という言葉を使わなかったところはすばらしいとか。

とかとかとか。

出てもおかしくはないような気はしたんですけど。
そんな話は出なかったような。

私が聞き逃したのかもしれないけれど。
海堂さん,白鳥さんや田口さんのようにはなれないようで。。。。(^^;)

本,頑張って書いてください。
と改めて思ったのでした。

ということでこの作品。
「現代日本の医療行政の問題について考える」の巻でもあり、
「官僚行政の現状を世に知らしめる」の巻とも言えます。

官庁系の会議。
タイミングのよいことに、最近数本続けて
そんな会議のテープ起こしのお仕事をいただいています。
ほんの数本だけだから、それがすべてってわけではないとは思うけど。
(いや、このパターンがすべてだと言わないでほしい^^;)

議事進行(特に終了時間)だけはキッチリしていて、
内容はといえば、読めばわかる資料の朗読がダラダラ続き、
かるーく質問コーナーがあり、どうでもいい質問にきまじめに答え。
意見交換の時間は2時間の会議中、せいぜい10分か、とっても長くて30分。
意見が活発に出てくると、テキトーなところで司会役がテキトーにまとめる。
…なんて会議ばっかりで(汗)

この作品中の会議のぐだぐだぶりが、何だかとっても身近に感じられました(笑)

会議は意見を聞きましたというアリバイのようなもの。
開いたという事実さえあれば、あとは最初からあった結論をいかにうまく通していくか、
それが官僚の手腕なんだ。

みたいな作中のステキな発言に、
おーっ!やっぱりそうだったんだよねぇ。。と思ったのでした。


彦根さんの独壇場であったあの会議。
こんな会議のテープ起こし,おもしろそうだなぁと思ったのでした。
それとも、彦根さんの発言は、バッサリ「暫時休憩」扱いになるのかな。

と、なんだかんだでおもしろく、興味深く読めました。

ただ一つ。とっても違和感があったのは。

田口先生の一人称,「俺」だったんですね。
テレビドラマの田口先生像が結構しっかりこびりついていた私。
田口先生役の伊藤淳史さんは「僕」がしっくりくる方で。
まるで別人のような気がしてしまい,
最後までとても読みにくかったです。

映像化って,作品自体の宣伝にもなるんだろうけど,
こうやって足枷にもなるのね~と思ったのでした。


姫宮くんはどこかに潜入しているらしいし。
何とかさんという警察のヒトも,今後重要人物になってくるみたいだし。

次回作に乞うご期待!なのでした。

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*Comment  Thank you*
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  ◆最近の海堂作品は…◆

 私はこのあたりから海堂作品に魅力を感じなくなりました。『極北クレーマー』でそれが決定的になり、連載の『マドンナ・ヴェルデ』も途中で読むのをやめました。

 唯一『ブレイズメス1991』という連載を読んでいて、これは『ブラックペアン1988』の続編なんだけど、先月読んだ回のちょっとしたエピソードがあまりに現実離れしてて、嫌気がさしてきたわ…。
by: higeru * 2009/10/10 02:16 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

higeruさん、おはよっ♪

>  私はこのあたりから海堂作品に魅力を感じなくなりました。

また同じことを言っている(-_-)…みたいな感じで、
しかもミステリー要素ゼロだものね~v-8

>『極北クレーマー』でそれが決定的になり、連載の『マドンナ・ヴェルデ』も途中で読むのをやめました。

そ、そうか。。。
がんばれ!海堂さん!!!
なのでした(*^_^*)

…ま、私も、『極北クレーマー』、早く読みたいっ!って感じでもないんだけど、
STみたくダラダラと読むかもv-8
by: そら * 2009/10/14 08:57 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

こんばんは。
なんか、読んでいる間は楽しかったのですが、読み終えて考えてみると「うーん」という感じがしました。

海堂さんの作品って、登場人物のキャラクターがかなりハッキリしているので、非常に読みやすいですし、この作品で言うと彦根が委員会の面々を論破していく様は非常に心地よいのですが、ただ、これまでの作品のような問題提起まで、ならともかく、そこから一歩、踏み込んだ主張の話になると、あまりにも単純化しすぎているように感じられました。
あくまでも「娯楽作品」として見れば面白いですし、また、行政関連の会議での、ある意味での空転、意味のなさなどを考えると、言いたいことはわかる、と言う部分は多分にあるのですが……(^^;)

極楽作品としては面白かったけど、社会派小説としての部分はちょっと弱くなってしまったかな? というような感想を持ちました。
by: たこやき * 2010/03/26 21:53 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん,こんにちはっ♪

私,実はこれ,もうあんまり覚えてないわv-356

「次回作へのつなぎ」っぽかった気がするんだけどね。。。。

>これまでの作品のような問題提起まで、ならともかく、そこから一歩、踏み込んだ主張の話になると、あまりにも単純化しすぎているように感じられました。

なんとか庁をつくれって話だったっけ????

> 極楽作品としては面白かったけど、社会派小説としての部分はちょっと弱くなってしまったかな? というような感想を持ちました。

そうかぁ。。。。
エンタメとして読むには,主張が強過ぎるって気もするけどv-8

なんとなーく主張に新鮮味がないというか,現実社会と連動性がないというか,,,
という部分で,ちょっと中だるみかもしれませんね~(^^;)
by: そら * 2010/03/29 12:07 * URL [ *編集] * page top↑
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イノセント・ゲリラの祝祭<海堂尊>-(本:2009年読了)-
イノセント・ゲリラの祝祭クチコミを見る # 出版社: 宝島社 (2008/11/7) # ISBN-10: 4796666761 評価:79点 厚労省が主催する「医療事故調査委員会創設検討会」に東城大学医学部付属病院不定愁訴外来の責任者、おなじみの田口先生が招聘される。 黒幕は白鳥。 デコ親父はいつも減量中【2009/12/06 21:21】
(書評)イノセント・ゲリラの祝祭
著者:海堂尊 イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)(2010/01/08)海堂 尊商品詳細を見るイノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C ... 新・たこの感想文【2010/03/26 21:44】
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