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「追憶のかけら」 貫井徳郎
2009 / 11 / 17 ( Tue ) 16:49:26
たこやきさん、オススメの作品。
たこやきさん、ありがと~\(^o^)/

★★★★☆

最愛の妻を亡くした大学講師。失意の底にある彼の許に持ち込まれた、戦後間もなく自殺した作家の未発表手記。そこに秘められた「謎」とは。二転三転する物語は、感動の結末へ。若い世代を中心に、今最も注目されている著者が満を持して贈る、渾身のミステリー巨編。今年度ミステリー小説界話題必至の1冊。(Amazonより)



あらら、夫の不貞(?)絡みの作品が、
『モダンタイムス』『夜明けの街で』に続いて3連チャン。
選んだわけではないんだけどなぁ(^^;)

手記に圧倒的な迫力がありました。


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どんどん引き込まれていく旧仮名遣いの手記。
最初は「まだ続くのか」とうんざりしたほど、読みにくかったのですけれど。
思いもよらず踏んでしまった地雷。
ひたひたと忍び寄る悪意。
おもしろかった!
これで解決編がついていたら、それで充分だったのではと思えるほどのミステリー。

そして、その手記をめぐる現代のお話。
ここがまた、探偵役を務めるにはかなり頼りない主人公が右往左往して、
コントラストが効いています。
人を信用しすぎだよ、松嶋さん。
なのだけど。
憎めないというのでしょうか、応援したくなるというのでしょうか。
「もうちょっと調べてみたら」から始まって、
「(奥さんが)そんなわけないでしょう」まで、
本当に目が離せないヤツでした。
こういう人は失意の中で暮らしてほしくないなぁと、
そんなことを思いました。
だからラストの手紙。よかったです。
素直に、こんな手紙が残っていてよかったねと思いました。
感動はしなかったけれど、
読後感は爽やかでした。

それにしても。
自分ではよかれと思っての行動が、人の人生をめちゃめちゃに傷つけていることもある。
そして自分の人生までもめちゃめちゃになってしまうことだってある。
身がすくんでしまう怖さがあります。
でも。真剣に、誠実に、行動していくしかないんだよね。
なんかそんなことも感じました。

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  ◆No title◆

こんばんは~。
お勧めしただけに、評価が良くてほっとしています(笑)

>これで解決編がついていたら、それで充分だったのではと思えるほどのミステリー
本当、この手記だけでも、1本の作品として十分なものになるだけのクオリティがあると思います。
無論、それと微妙にリンクした形での松嶋の物語とか、趣向もありますが。

人の悪意とか、そういうのは貫井さんの作品でも比較的多いテーマではあるんですが、それを用いながらも単純に二転三転する物語としても楽しめるようになっていて面白かった、と感じた作品です。

「貫井徳郎ファン」を自認しているので、気に入って貰えて何よりです(笑)

あと、話は異なりますが、今月末に五條瑛さんの革命シリーズの新作が出ますね。こっちも楽しみです。
by: たこやき * 2009/11/17 19:22 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

こんばんわ。
TBさせていただきました。
私、貫井さんの作品で最初に読んだのがこの本でした。
またずしりとくる本を選んだもんだと、今になって思います。
面白かったです。
どんでん返しがいくつもあって、私の思考回路じゃ追いつかなかったです^^;
by: 苗坊 * 2009/11/17 22:30 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん、こんにちはっ♪

> お勧めしただけに、評価が良くてほっとしています(笑)

おもしろかったよ♪
ありがと~\(^o^)/

> 本当、この手記だけでも、1本の作品として十分なものになるだけのクオリティがあると思います。

ですよね~。十分な長さもあったと思うv-8

> 人の悪意とか、そういうのは貫井さんの作品でも比較的多いテーマではあるんですが、それを用いながらも単純に二転三転する物語としても楽しめるようになっていて面白かった、と感じた作品です。

この作品は、主人公の人物造形で随分救われていたように思います。
よく考えると結構えげつない話だったのだけど、読後、爽やかな気分になるという
すばらしさ(*^_^*)
そういう意味でもおもしろかったなぁ。

貫井さんね。ちょっと気になる存在だ。
何度読みかけても必ず挫折する「慟哭」とか、またまた挑戦してみようかなぁと思っています。

> 今月末に五條瑛さんの革命シリーズの新作が出ますね。

ホント?!
楽しみだなぁ。早く読みたいっ!
教えてくださってありがと~\(^o^)/
by: そら * 2009/11/19 16:04 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

苗坊さん、こんにちはっ♪

> 私、貫井さんの作品で最初に読んだのがこの本でした。
> またずしりとくる本を選んだもんだと、今になって思います。

いやいや。『神のふたつの貌』などに最初に手を出した私に比べればv-8

> どんでん返しがいくつもあって、私の思考回路じゃ追いつかなかったです^^;

ホント、二転三転、よく転がったよね~。
うん。おもしろかったv-221

by: そら * 2009/11/19 16:07 * URL [ *編集] * page top↑
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