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「花と流れ星」
2009 / 12 / 28 ( Mon ) 22:31:03
真備シリーズの短編集。
1日1編ずつ読みました。
とても贅沢な時間でした。

★★★★☆

死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。三人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人…。彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。(Amazonより)



特に「花と氷」がよかったです。



                   


「流れ星の作り方」
「モルグ街の奇術」
「オディ&デコ」
「箱の中の隼」
「花と氷」

の5編。
「流れ星の作り方」は素直におもしろかったです。
あぁ,そうかぁなのでした。
「オディ&デコ」は,「背の眼」の原型かも?なところがありました。
子どものいぢわる…というか,負の感情を大きく温かく,そして正しく包み込んであげることって,
実はとってもミラクルなんだよなぁと思い,
何だかうれしくなったのでした。

そして「花と氷」
氷かぁ。
棘という表現はよく見かけますが,あえて氷。
何だかそのヒヤッとした感じとか,
いつかは溶けるだろうと思いたい気持ちとか,
すごく言い得て妙だと思ったのでした。
どんな人も,こういう「氷」って密かに持っていると思うんだよね。
そして,それがために人の幸せを素直に喜べない自分に嫌悪したりして。
人の心の一番柔らかいところを丁寧に掬い上げた作品だと思います。

過ぎていく時間と足並みを揃え,思い出は徐々に遠ざかっていく。
そんな毎日の中で胸にたくさんの花を咲かせて暮らしている人もいる。
いつまでも溶けない氷を哀しんでいる人もいる。
どちらがいいとは,きっと言えないのだろう。
花は綺麗だけど,氷だって,大切な思い出の証だ。
捨てずにゆっくり溶かしてやれば,だんだん水に変わってくれる。
その水で花も咲く。




…なんだかね。私,こういうのに弱いです。

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