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「無理」 奥田英朗
2010 / 02 / 12 ( Fri ) 20:30:00
『最悪』『邪魔』路線再び!
ということで,,,ちょっと期待しすぎちゃったかな(^^;)

★★★☆☆

合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。(Amazonより)



現実社会をリアルに投影した作品だと思います。
それだけに,息苦しさとやり切れなさが残ります。

【こちらの記事も♪】
新・たこの感想文

            

読むのに時間がかかりました。
久保さんが拉致されたあたりから,本格的に読むのがイヤになりました。

なんかね。

現代社会を凝縮したらこうなりました…みたいな小説です。

読んで,「しみじみと何かを感じる」とか,
「温かい気持ちになる」とか,「元気が出てくる」とか,
…そういう類の作品ではありません。

そういう意味では,確かに『最悪』や『邪魔』に近いものがあります。
だけど,『最悪』の川谷社長や,『邪魔』の久野さんみたいに,
のめり込んでしまうような人物が,『無理』にはいなかったかな。
どの人物に対しても,ちょっと突き放したように読んでしまったので,
余計に,この作品に流れているど~んよりとした澱んだ空気が息苦しかったのかもしれません。

細かい描写の積み重ねで人間1人ひとりを浮き彫りにする奥田さんの筆致の冴えは,
健在です。

『ララピポ』『オリンピックの身代金』,そしてこの作品。
最近の奥田さん,人間が嫌いになっちゃったのかなぁ。。。。

あ。ラスト。
この物語の中で,唯一「あり得ない」展開でしたねぇ。
ここ,私は一番ぐぐっと入り込みました。
特に久保さん。ぶちのめしてやれ!と応援しちゃいました(笑)
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*Comment  Thank you*
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  ◆確かに~◆

そらさん、お久しぶりです!

奥田さんの本は読みやすいのですが、
この本は、読んでいて、
「読みやすいけれど、もうどうでもいいや~」と、
途中で投げそうになりました。

それでも頑張って読み終わった結果、
イマイチすっきりしない・・・う~ん。
もうちょっと救いが欲しかったですね。
by: nao * 2010/02/14 18:17 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

おぉ~っ!naoさん,お久しぶり♪

お元気ですか(*^_^*)

昨日,「今年のおひな様は初節句かぁ」なんて,
naoさんのこと,考えながら掃除機かけてたの。
テレパシー,通じた?\(^o^)/

> 奥田さんの本は読みやすいのですが、
> この本は、読んでいて、
> 「読みやすいけれど、もうどうでもいいや~」と、
> 途中で投げそうになりました。

やっぱり?
登場人物の求心力が今イチだったから…かねぇ。

> もうちょっと救いが欲しかったですね。

うん。。。
奥田さんの作品は,根底にどこか明るさがあって,
私はそれが好きだったんだけど。
最近はどこまで行ってもどんよりと空気が濁っていて。。。
ホントに「う~ん」って感じでした(-.-)

by: そら * 2010/02/15 18:13 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

そらさん、こんばんは~

初節句、そ・・・そうでしたね!
2人目になると、そういうこともうっかりで。。。
100日も、あら、そういえば過ぎていたな~という感じです。
かわいそうに・・・

教えていただいてありがとうございました。
今からでも何か考えないと (^.^)
by: nao * 2010/02/20 18:41 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

naoさん,こんばんはっ♪

> 2人目になると、そういうこともうっかりで。。。
> 100日も、あら、そういえば過ぎていたな~という感じです。

ま,そーゆー運命よね,2人目って(^^;)
by: そら * 2010/02/20 20:35 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

こんばんは。
読んでいて、何はともあれ、「閉塞感」という言葉が頭に浮かびました。
終盤のところにしても、ある意味では、鬱憤の爆発なんですけど、それで何かが解決するわけでも何でもないんですよね。
がんばれ、と書かれている久保さんなんかは、特に、という気もしますし。

何かの本で、奥田さんは、プロットとかを作るのが苦手で、とにかく、ディテールにこだわって描き、あとは、キャラクターの描き方からこうなるであろう形に書いていく、というのを目にしたことがあるのですが、そういう意味では……という風に思わざるを得ないです。
余計に、暗くなってしまいましたが。
by: たこやき * 2011/02/06 19:39 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん,こんばんはっ♪

> 読んでいて、何はともあれ、「閉塞感」という言葉が頭に浮かびました。

ですね~。

> 鬱憤の爆発なんですけど、それで何かが解決するわけでも何でもないんですよね。

うん。たしかに。
ただ久保さん。
ここまでぐちゃぐちゃにされちゃったら、
解決なんて生やさしいものは何もないよね。
だけど、これから生きていくのに、
自力で反抗したか、それすらもできなかったか…この違いは大きいと思いました。
そういう意味で、久保さんが自分の怒りを爆発させたこと、
よかったなと思いました。

> 何かの本で、奥田さんは、プロットとかを作るのが苦手で、とにかく、ディテールにこだわって描き、あとは、キャラクターの描き方からこうなるであろう形に書いていく、というのを目にしたことがあるのですが、

私も、同じようなこと、どこかで読んだことがあります。
キャラクターが勝手に動き出す…みたい言い方、してた気がする^^;
by: そら * 2011/02/07 20:22 * URL [ *編集] * page top↑
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