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「スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編」 スティーヴン・キング 
2010 / 03 / 24 ( Wed ) 22:09:38
映画よりいいよ♪とのオススメがあったので,読んでみました。
映画もよかったけど(リバー・フェニックスがかっこよかった^^),
原作も,なかなかワイルドで,しかも繊細な作品でした。

★★★★☆


4本の中編小説をまとめた「恐怖の四季」の文庫版。本書は秋、冬の2作品を収録。表題作の秋編のプロットをひと言で表現すれば「死体を探しにピクニック気分で2日間の旅に出た4人の少年たちの物語」となる。途中、「誰が見ても」危ない目や「当人にとっては」死にそうな目に遭いながらも旅を続けるうち、普段は見せない弱さや背負っているものを徐々にさらけ出していく。後に映画化されたが、原作の一卵性双生児のようなそのでき映えに、世界中が賛辞を贈った。

「人は何歳であろうと既にそれぞれの人生を背負っている」という当り前のことを、この原作と映画は教えてくれる。岩崎恭子の「今まで生きて?」発言がかつて話題になったのも、「子供への先入観」があったからだろう。

冬編「マンハッタンの奇譚クラブ」は、どことなくコナン・ドイルの「赤毛連盟」を彷彿とさせる怪しさとゴシックな雰囲気を持っている。作品の舞台はニューヨーク東35ストリート249Bの、とある会員制社交クラブ。ただし、その成り立ちは不明、会費も無料だという。

上司の誘いでそこに足を踏み込んだデイビッドはいくつかの疑問を抱きつつも、しだいにその居心地の良さにのめり込んでいく。珍本かつ傑作ぞろいの書庫、巨大な暖炉、樫の寄せ木張りの床、ビリヤード台、象牙と黒檀を刻んだチェス、トランプ、スコッチ、ブランデー、皮が肉汁で張りつめ湯気をあげるゆでたてのソーセージ、そして会員たちが語る風変わりな体験談。その極めつきはクリスマスの前日、ある老医師が語った、ひとりの若く美しい妊婦をめぐる、奇怪だがロマンチック、しかも心温まる物語だった。モダン・ホラーの騎手がホラーをメインディッシュではなく香辛料として、最小限の描写で最大の効果を上げた意欲作と言える。(中山来太郎) (Amazonより)



紹介文,長っ!
だれもが力を込めて何かを言いたくなる作品…なのでしょうねぇ。


            

この作品。次女絡みでご紹介を受けたのだけど,
いつしか息子と重ねて読んでいました。

少年の仲間意識って,とても希薄で,だけど頑固で。

そのあたりの微妙な感じが,ゾクゾクするくらいリアルでした。


人生の一時期に共に過ごした仲間。
いつしか別れ,そして会うこともなく。
だけど,その一時は確かに輝いていた。

友人というものは,レストランの皿洗いと同じく,ひとりの人間の一生に入りこんできたり,出ていったりする。…(中略)…ある者は溺れてしまう。それだけのことだ。公平ではないが,しかたがないのだ。ある者は溺れてしまう。



重要だということは,口に出して言うのがきわめてむずかしい。なぜならば,ことばがたいせつなものを縮小してしまうからだ。おのれの人生のなかのよりよきものを,他人にたいせつにしてもらうのは,むずかしい。



刹那の輝き。
人は皆,そんな出会いと別れを繰り返しているのかもしれないと,
泣きたい気持ちになりながら,思ったのでした。


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comment
  ◆No title◆

確かに口に出してしまうと違うものになってしまうことって多いね。
色があせて手触りも変わって湿り気も失せて、、。
by: 佐平次 * 2010/03/25 08:53 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟佐平次さん♪

> 確かに口に出してしまうと違うものになってしまうことって多いね。
> 色があせて手触りも変わって湿り気も失せて、、。

ね。言葉って,何かを表すと同時に何かを削ぎ落としているよね。
そして,削ぎ落とされてしまったほうが,意外と大事だったりして。

by: そら * 2010/03/25 17:06 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

>紹介文,長っ!
スタンドバイミーだけだったら、長くないんですけどね。マンハッタンクラブの説明って本当に必要? >アマゾン

>友人というものは...
この本で一番印象に残った下りです。こんな切ない話であってもなくても、こういうものですもんね。クラス替えしたら、友達と疎遠になるのもよくあることだし。


いっぱい書いてしまいそうなのでこの辺で(^^ゞ
by: nagayume * 2010/03/25 18:52 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん,こんにちはっ♪

>マンハッタンクラブの説明って本当に必要? >アマゾン

あはは!この紹介文を書いた人は,どちらかというと冬編のほうが気に入ったんだろうね(^^;)

> >友人というものは...
> この本で一番印象に残った下りです。こんな切ない話であってもなくても、こういうものですもんね。クラス替えしたら、友達と疎遠になるのもよくあることだし。

だよね~。私も印象に残りました。
私は,小中学校の同窓会名簿に「住所不明」と載っているのではないかと思われ。。。
転校や卒業以降,親しくつき合っている子もいないので,
私の人生の中に,友達が出たり入ったりしている…という感覚,
ちょっとうなってしまうくらい,よくわかります。

> いっぱい書いてしまいそうなのでこの辺で(^^ゞ

たくさん書いていいのにv-8
by: そら * 2010/03/26 11:14 * URL [ *編集] * page top↑
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