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「臨床真理」上下 柚木裕子
2010 / 04 / 04 ( Sun ) 13:16:01
このミス大賞って,新人賞なのね。
知らなかった

★★☆☆☆

臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という二十歳の青年を担当することになる。司は、同じ福祉施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうとしなかった。それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。少女の死は他殺だと言うのだ。その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。美帆はその主張を信じることが出来なかったが、司の治療のためにも、調査をしてみようと決意する。美帆は、かつての同級生で現在は警察官である栗原久志の協力をえて、福祉施設で何が起こっていたのかを探り始める。しかし、調査が進むにつれ、おぞましい出来事が明らかになる。『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。(Amazonより)




頭の中で,
♪くり返すあやまちを照らす 灯をかざせ~♪
の『聖者の行進』テーマ曲が鳴り響いていた私。


【こちらの記事も♪】
新・たこの感想文


                       

「書きたいものを持ち、それを伝えたいという、内なるパトスを感じさせる。醜悪なテーマを正統派のサスペンスに仕立て上げた手腕を、高く評価したい」茶木則雄(書評家)
「文章、会話、冒頭のつかみや中盤の展開など、新人とは思えぬ素晴らしい筆力だ。とりわけ人物に危機の迫るサスペンス・シーンが秀逸」吉野仁(書評家)(Amazonより)



だそうです。

声に色を見,その色で本心か嘘かを見抜く青年。
という設定は,なかなかおもしろかったんですけどね。
(超能力モノ,結構好きです…と書くと,超能力じゃない!とお叱りを受けるかも^^)

うーーーーん。

現実的でないのはこの際置いといて,
スーパー臨床心理士さんの活躍!だと思って読めばよいのでしょうが,
主人公がそこまで「スーパー」じゃないところが,
エンタメとしても今イチ爽快感がなく。。。。。

障害者の性を真正面から取り上げた…という部分で評価されたのかなぁとも思いますが,
ラスト近くの暴挙(!)で,なんか全部吹き飛んじゃった感があります。

女性作家さんだからこそ,
「女性でもこれくらい書けるのよ」みたいにヘンに肩に力が入っちゃったのかなぁ
…な露骨な性描写もさることながら。

○○さんは,社会的弱者じゃなければダメって言ってるのに,
全然社会的弱者じゃない主人公に対してOKだったのは,なにゆえに?

な設定破綻。

いろいろと,モヤッと感のある作品でした。




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  ◆このミス大賞◆

こんばんは。
『このミス大賞』は、積極的に読んでいる新人賞の1つなのですが、結構、当たり外れが多い、という印象です。
『チーム・バチスタの栄光』とか、『四日間の奇蹟』とか、面白いと感じるのもあるんですが。
この作品はどちらかというと……
これまで、受賞作が少ない年で(佳作などを含めて)2作、多い年だと4作、5作と受賞作が出版されている賞なので、それで当たりがなかったら困る、とも言えるのですが(^^;)


本当、最後のところは、「あんた、ちょっと前に言っていることと違いますがな」という感じでした。
読者の立場としては、「これはミステリ作品だ」として読んでいるのもあるのでしょうが、読者から見ると「こうだろうな」と思うことに全く主人公が気づかないでぐだぐだとやっている、というのもちょっと引っかかりました。
by: たこやき * 2010/04/04 20:04 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん,こんにちはっ♪

> 『このミス大賞』は、積極的に読んでいる新人賞の1つなのですが、結構、当たり外れが多い、という印象です。

ふむふむ。にゃるほど~。

> これまで、受賞作が少ない年で(佳作などを含めて)2作、多い年だと4作、5作と受賞作が出版されている賞なので、それで当たりがなかったら困る、とも言えるのですが(^^;)

あはは!(^^;)


> 本当、最後のところは、「あんた、ちょっと前に言っていることと違いますがな」という感じでした。
> 読者の立場としては、「これはミステリ作品だ」として読んでいるのもあるのでしょうが、読者から見ると「こうだろうな」と思うことに全く主人公が気づかないでぐだぐだとやっている、というのもちょっと引っかかりました。

うんうん。私も引っかかりました(^^;)

ま,次回作,がんばってほしいものです(と,無難にまとめてみる^^;)

by: そら * 2010/04/06 17:44 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

初めまして。ブログ拝見いたしました。私も文学が好きなのでよければ来てみて下さい♪
by: 夏梅 * 2010/04/27 22:01 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

夏梅さん,コメントありがとです\(^o^)/

ここのところ,ちょっとほかの人のブログに行くことができないのだけど,
連休明けにでも遊びに行きますね~♪

また,いつでもいらしてください♪
by: そら * 2010/04/28 22:08 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

そらさん、こんにちは(^^)

私は『臨床真理』は未読なのですが、
同じ作者の『最後の証人』を読み終えたところです。

何というか、真面目な作家さんだな、と思いました。

多分一生懸命に取材とかされて、お勉強とかは頑張られたのだけれど、
そしてプロットも工夫されたのだけれど、
登場人物がステレオタイプで、魅力を感じられない作品でした。

真摯な作品で、作者の人柄は伝わってくるので、
もう少し人物を書き込めれば宮部みゆきさんの後継者になれそうなのに・・・と思いました。

柚月さんでは、伊坂幸太郎さんたちとの小説集『しあわせなミステリー』に載った
『心を掬う』という短編が、一番面白かったです。
by: nao * 2012/05/17 14:58 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆naoさん♪◆

こんにちはっ♪

お返事が遅くなってごめんね~(^^;)


> 私は『臨床真理』は未読なのですが、
> 同じ作者の『最後の証人』を読み終えたところです。

そうなんだ!
真面目な作家さん。。。うん,私もそう思います(^^;)
作家さんには「プラスアルファ」が必要なのかもしれないね。

by: そら * 2012/05/23 19:52 * URL [ *編集] * page top↑
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