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TV「NHKスペシャル アフリカンドリーム」
2010 / 04 / 07 ( Wed ) 00:25:39
以前に観た映画,『ホテル・ルワンダ』と『ルワンダの涙』
そのルワンダの今…を特集した番組でした。 あの大虐殺から16年。 首都キガリはめざましい発展を遂げている。 その主力となっているのは,ディアスポラと呼ばれる,虐殺を逃れヨーロッパ諸国に逃げたツチ族。 教育を受け,優秀な大人となった彼らは,母国ルワンダの発展のため,続々と祖国に戻っている。 ここまでが前半。 「あの」キガリが…と目を見張るほどの復興ぶり。 そして後半。 少数派であったツチ族と多数派であったフツ族。 共存していた2部族だったが,第1次世界大戦後,ベルギーの植民地となり, より白人に似ている,つまり背が高く鼻筋が通っているツチ族が優遇されることとなる。 ここからツチ族とフツ族が格差が始まり, それを不服とするフツ族の反乱や,いろいろいろいろぐちゃぐちゃあり。 で,1994年のフツ族によるツチ族大虐殺に発展したと。 軽く歴史的背景が紹介され。 …諸悪の根源は,白人による白人至上主義だったのかぁと思いました。 そのために,どれだけ多くの血が流されたことか。。。。 そして,フツ族と共存しようと歩み寄るツチ族の何とかさん(名前忘れた)のプロジェクトの紹介。 彼もフツ族に母親と妹3人(2人だったかも)をナタで殺された過去がある。 が,フツ族の農民にコーヒー豆を栽培してもらい,自分たち(ツチ族)が工場で加工し,輸出する…という案を フツ族の農村に打診する。 ここで,繁栄しているのは都市部だけで,農村はまだまだ貧しいこと, 難を逃れて隣国に逃げていたフツ族の人びとが帰ってきていることで, 農村は,その人びとを抱えきれずに困っていることなどが知らされる。 そして,ツチ族に対するフツ族の根強い不信感なんかも映し出され。。。。 まるで,ツチ族の理性とフツ族の土着的な頑迷を,強いコントラストで印象づけるかのようでした。 結果,お互いフィフティー・フィフティーの利益折半という契約書がモノをいい, 共同プロジェクトが始まるところまでが放送内容。 …同じ「人」なのに,この意識の差は何だろうと思います。 多分,きっと,ツチ族のほうが優秀で…という話ではないはずで。。。。 これが,教育の差…なのかなぁ。。。 ツチ族の何とかさんも,英語を話し,経済の仕組みなんかも理解しているようで。 ほかの「富める」ディアスポラも,諸外国で高等教育を受け, もっと前段階を言えば,先進諸外国のありさまを目の当たりにしていて。 フツ族は,(すべての人ではないのかもしれないけれど)逃げるといっても,隣の国で。 植民地時代からの格差が教育の格差となっており,そしてそれが今の生活の格差になっており。 「新たな火種」と,放送の中でもチラッと言われていたけれど。 キガリで建設中の高層ビジネスビル。 これが一瞬のうちに瓦礫に化すかもしれないと, ふと不安になりました。 まずはフツ族の人たちにも教育を!と思った私。 フツ族の人の中にも,絶対優秀な人はいるはずだよね。 …違うのかな。。。。 スポンサーサイト
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