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「水滸伝」二~替天の章 北方謙三
2010 / 09 / 08 ( Wed ) 16:55:56
2巻目です。
武松(ぶしょう)!おまえ,最低やな(-.-)

★★★★☆

梁山湖に浮かぶ天然の寨には、世直しを志す者たちが集まっていた。しかし頭領である王倫の堕落により、今は盗賊同然の集団となっている。宋江の命を受けた林冲は、安道全とともに寨に入りこんだが、そこには幾多の罠が待ち受けていた。一方、晁蓋は、巨額の税が賄賂として宰相に贈られることを知る。民の苦しみの結晶であるその荷を奪うための秘策とは。熱く血がたぎる「北方水滸伝」、第二巻。 (Amazonより)



ハードボイルド全開の「天傷の星」の章から始まって,
ちょっと腰が引けるものもありましたが,
楊志の登場で気分が盛り上がりました。
武骨な軍人・楊志,ちょっと好き♪


            



ちょいちょい気になるのが,「重立った」者たち…という漢字の使い方。
「主だった」でないのは,わざとなのかしらん。

【覚書】…よく分からなくなりそうなので,覚書をつけてみます。
     あらすじよりもざっくりとした私の備忘録です。

武松乱心。そして虎退治。

林冲,安道全とともに王倫のもとへ。
 朱貴の妻,陳麗(ちんれい)の病を診ることで,信用を得た安道全。
 朱貴を介して王倫のいる梁山湖に入る。
 梁山湖の副頭目,宋万(そうまん)に「替天行道」の書を渡す。

楊志登場。顔に青あざのある男。
 官軍の将軍。
 林冲も,「殺すには惜しい男」と殺さなかった。

青蓮寺の袁明(えんめい)登場。
李富(りふ),蒼英(そうえい),何恭(かきょう),呉達(ごたつ)。
 国側の人間も,それなりに真剣に考えている模様。

楊志,魯智深・廬俊儀に引き合わされる。
 が,まだまだ心は官軍の軍人。

さて,最低男(!)武松,魯智深に連れられ,王進のもとへ。
 王進宅は矯正施設もどき。
 鮑旭も,すっかり落ち着いた若者になっている。

晁蓋,州軍襲撃。
 蒋敬(しょうけい)を紹介される。計算の早い男。
 襲撃は史進・朱武が活躍。
 渭州の牢獄から公孫勝(こうそんしょう)を奪還。
 公孫勝の部下(?),楊雄(ようゆう)・石秀(せきしゅう)も。

呉用,楊志を同志とするべく策を練ったり,
林冲,山砦で毒殺の危機だったり。
晁蓋,賄賂強奪。
次いで公孫勝率いる致死軍,官軍三千を引っ張り出す。
晁蓋,浮き足立つ王倫のもとへ。
林冲,王倫殺害。
梁山泊の誕生。


あーーーーっ!疲れた(笑)
1冊の本の中で,
いろんな人がいろんなことを考え,
いろんなことが起こります。

ただ暴れ回りたいだけに見える林冲も,
時の流れとともに妻の死を少しずつ忘れていくことに,
やるせなさを感じていたりして。

楊志。何もなかったら,国の腐敗に憤りを感じながらも,
官軍の軍人として有能な働きを見せたでしょう。
晁蓋のせいで(!)失態を演じた楊志。
この人には清く正しい道を歩んでほしいと思います。

この巻の中で印象的だったのは,宋江の役割の話。
戦の指揮は軍人に任せておけばいい。その戦の意味を見失わないことが宋江の役目だと,
軍人ではない宋江が,同志をまとめることができるだろうかと弱音を吐いたときに公孫勝が言った言葉でした。
たしか1巻で晁蓋が,大人の知恵で今の世の中は変えられない。同志は皆,子供であり続けなければならない。子供の目で,正しいか悪かを見極めることが大切だ…と言っていました。
明晰な思考形態を明快な言葉で考える持つ晁蓋,
じっくり深く考え,人と真摯に向き合う宋江,
2人のリーダーがこれからどういうリーダーシップを発揮していくのか,ちょっと楽しみでもあります。

それにしても,魯智深が全国行脚(全国ではないけれど)をして同志を集めて回るのに20年ですかぁ。。。
時間の流れも壮大ですねぇ。

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  ◆No Title◆

こんばんは。
以前のやりとりもあって、北方さんの『三国志』を読み始めました。
2巻まで読んだのですが、展開だとかは、『三国志演義』を下敷きにしつつも、かなり、独特な解釈が多いな、というように思います。

ただ、ある程度、話の流れや、人物像を知った上で読むと、思わぬ描き方の部分が多くて、面白いです。
2巻を読んで、一般的には、裏切りを繰り返した忠義などとは真逆の武将というイメージの強い呂布が、ここまで違う印象になったのが凄く新鮮でした。
by: たこやき * 2010/09/20 02:22 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん♪

>北方さんの『三国志』を読み始めました。

おぉーーーーっ!
着手しましたかぁ\(^o^)/

> 2巻まで読んだのですが、展開だとかは、『三国志演義』を下敷きにしつつも、かなり、独特な解釈が多いな、というように思います。
> ただ、ある程度、話の流れや、人物像を知った上で読むと、思わぬ描き方の部分が多くて、面白いです。

たこやきさんは元ネタをご存じだから,
そういう楽しみ方もあるんだね~。
ちとうらやましい(*^_^*)

> 2巻を読んで、一般的には、裏切りを繰り返した忠義などとは真逆の武将というイメージの強い呂布が、ここまで違う印象になったのが凄く新鮮でした。

呂布ですか~~~。
…知らないし(^^;)

楽しんでいただきたいっ!
と思います♪

私の『水滸伝』は7巻です。
まだまだ道のりは遠いv-8
by: そら * 2010/09/21 18:51 * URL [ *編集] * page top↑
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