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「水滸伝」三~輪舞の章
2010 / 09 / 24 ( Fri ) 18:20:52

まったく新しい「水滸伝」。そしてハードボイルドである。
登場する好漢(水滸伝では主人公たちをこう称す)たちは泣き、悩み酒を飲む。同志となる人材を探して全国を旅する花和尚魯智深。山賊に両親を殺された児に己を重ねる青面獣楊志。山賊の棟梁となり己の力を過信する九紋竜史進。王進のもとで修行し、自分のなすべき道を探す武松。3巻でもこうした漢同士の熱い友情と対立、そして成長と苦悩の軌跡が随所で描かれている。原作ではあいまいで、馴染めなかった登場人物たちの行動と動機、そして感情がはっきりしている。
また好漢のひとり慮俊義があやつる塩の密売のルートが重要な役割を果たしている。その経済力と組織力は好漢たちが集まりだした梁山泊の力の裏づけでもあり、物語をリアルにしている。
梁山泊に対抗する官側の組織として青蓮寺なる秘密機関が登場する。彼らも国を愁ているが、梁山泊の好漢たちのように国を変えようとしていない。むしろ国を安定させようと努力し、苦悩する。青蓮寺は、梁山泊の山賊、各地で勃発する反乱、塩の密売のそれぞれが結びついているとにらむ。そして、その正体を暴こうと好漢たちの周囲に網を張り巡らせる。ハードボイルドでは悪役も魅力的で知的でなければならない。青蓮寺はその条件を十分に満たしている。
この2大勢力の虚虚実実の駆け引きがこれからどうなるのか。全13巻予定のこの小説からこれからも目が離せない。(鏑木隆一郎) (Amazonより)



熱い内容紹介です(笑)
そうかぁ。新しい水滸伝なのかぁ。




            



青州の清風山,二竜山,桃花山。
闇の塩の道を守る清風山。

軍を追われた楊志は,清風山の曹正(そうせい)の宿で,
鬱々とした日々を過ごしていた。
この頃,済仁美(さいじんび)に出会う。
魯智深,曹正の導き(?)のもと,楊志は二竜山を取ることにする。

二竜山の盗賊に両親を殺された子供を連れ帰り,
それをきっかけに,何かがふっきれる楊志。
子供は楊令(ようれい)と名付けられ,済仁美に預けられる。

 ほらね。やっぱり楊志はイイ奴だ。
 女々しいとか,暗いとか,散々言ってた曹正だけど,
 曹正も楊志のことを気に入ってきているし。

恐怖のあまり,口がきけなくなっている楊令に,楊志は,
「無理にしゃべろうと思うな。おまえがこわがるものは,この父が倒してやる。寂しいときには母がいる。甘えていいのだ」と諭す。

楊志,二竜山に拠って立つことを決意。義軍をつくることにする。
 
一方梁山泊の致死軍は,闇の塩の道を探るために投入されたスパイの殲滅にかかり,石秀にその任を課す。
何かを感じつつ,深く考えまいとする石秀。

国の闇組織・青蓮寺。
袁明は国の腐敗に気づいていた。
腐敗を一掃するには脆弱な国の体制。
土台を立て直したいと考えている。

致死軍,村人の中に紛れ込んでいる敵をおびき出し,殲滅。五百人。
甘いところのある石秀。公孫勝から致死軍を離れ二竜山の楊志を補佐するよう命じられる。
 うん。石秀。君はそれがいいんでないの?
 まぁ,鬱屈した思いがある…っていうのも若さだよね~。

石秀,楊志を梁山泊の同志に引き入れるため穀物倉を襲い,二竜山に逃げ込む。
 楊志,まだ「賊徒」「反逆」という言葉に迷っているんだわ。
 それもまた人間くさいというか。
 染みついた価値観は,そう簡単に捨てられませんよね~。

…って。
ここまでで大体本の3分の1くらいです。
あまりに道のりが遠いので(!)
あらすじを追って感想書くのはやめることにしました(^^;)

この巻では,楊志がますますカッコよく,
宋江は何だかなぁ。。。。な感じでした。

宋江がもう少し閻婆惜に気持ちを向けていれば,
悲劇は避けられたのに。

で,言った言葉が
「私が閻婆惜の扱いを間違えなければ,こんなことにはならなかった」
だし(-.-)
「扱い」かい(-.-)
確かにね,閻婆惜は宋江にとっては世間の目を欺くための妾だったわけだけどね。
足元の信頼関係を築けないヤツに世直しなんてできるんかい…と思うのでした。
…この時代,女性は「民」の中に含まれてはいないんだろうなということは,頭では分かるんですけど。


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  ◆No Title◆

そらさんが、水滸伝を読むなんて意外でした。
#ちなみに、私は途中で挫折しました。

途中まで読んで思ったのが、好漢の意味が日本と中国で違うんだなあということ。だって、水滸伝で出てくる好漢ってやくざっぽい人ばっかじゃん(^_^;

話は変わるけど、中国から来た人と話していた際(といっても相手はほとんど日本語しゃべれないから、筆談混みですが)、水滸伝を酔虎伝と書いて大恥をかきました(^_^;
by: nagayume * 2010/09/24 22:21 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

nagayumeさん,こんにちはっ♪

> そらさんが、水滸伝を読むなんて意外でした。

あら,そう?
確かに時代物はほとんど読まないからね~。
「三国志」も読んだことありません(^^;)

>水滸伝で出てくる好漢ってやくざっぽい人ばっかじゃん(^_^;

戦いの場面とか,結構エグイよね(^^;)
「処断」だの「殲滅」だの「檄文」だの,
なんかやくざっていうより,
どこぞの過激派…って雰囲気が漂っていますが。

私のお気に入りの楊志くんは,出自もよろしいジェントルマンv-8
リーダーの宋江なんかは,うすらぼんやりした(!)元小役人だよん♪

> 水滸伝を酔虎伝

あはは!
すばらしいっ!\(^o^)/

by: そら * 2010/09/26 16:12 * URL [ *編集] * page top↑
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