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「月と蟹」 道尾秀介
2010 / 12 / 19 ( Sun ) 18:10:08
読んだ後,とっても気分が重たくなりました。
うーーん。今読む本じゃなかったかも。

★★★☆☆

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる―やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、俊英の最新長篇小説。 (Amazonより)





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新・たこの感想文




            


ハードな子供の世界を描くことで,
すっかりおなじみになった道尾さん。

この作品の子供たちも,それぞれハードな環境を背負っています。

主人公・慎一も,その友達・春也も,そして途中参加の女の子・鳴海も。

道尾さんの作品には,いつもいつも虐待が出てきます。
今回は春也くん。
…正直ちょっと食傷気味。

読んでいてキツイ割には設定効果が希薄であるような,
「そういう設定じゃなくてもよかったんじゃない?」という気分になりました。
だれが見ても「救いを求めざるを得ない」だろうという環境に登場人物を置くことで,
描かなくても分かってもらえる部分というのが必ずあり。
…作者さん,ずるいな…って気がしてしまいました。

…まぁ。。。。
…私自身の気分がちょっと重たかったものだから,
余計に鼻についたのだと思いますが。

平凡な家族の平凡な暮らしというものは,もしかしたら現実にはどこにも存在しないものなのかもしれないけれど。
どこの家族も,程度の差こそあれ歪みがあるものかもしれないけれど。
道尾さんには,いつか,
「一見普通の家庭」の「環境になじんでいるように見える」子を書いてみてほしいなぁと思いました。
そこにも,きっと「救いを求める」気持ちがあるものだから。。。



この作品,ミステリーではないのかな。
検索かけてみたら,
「文章の瑞々しさで勝負したいと思った」という作者さんのお言葉が出てきました。

確かに文章は瑞々しく,
少年の繊細な心情を掬い上げているように思います。

けど。

こらこら,自分で言うんじゃない!
なのでした(*^_^*)

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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

こちらにも。
どちらかというと、読書中は、作者の呼んで欲しいように読んだのではないかと思うのですが、そらさんの……

>「一見普通の家庭」の「環境になじんでいるように見える」子を書いてみてほしいなぁと思いました

という感想を読んでいて、「確かに」と、すごく感じました。
仰るように、虐待を受けている、という端的に救いを求める状況の子供ではなく、一見、何も問題が無いけれども……というのも読んでみたいです。また、そちらの方が、読者の心にも響くんじゃないだろうか? とか、随分と偉そうな感想まで思いました(笑)

by: たこやき * 2011/09/09 20:30 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

たこやきさん,こちらにもありがと~\(^o^)/

> 虐待を受けている、という端的に救いを求める状況の子供ではなく、一見、何も問題が無いけれども……というのも読んでみたいです。

ねっ!
多分,そちらの方が書くのが難しいと思うんですけど,
(下手すれば「そんなことで?」と一蹴されてしまいかねない。。。)
道尾さん,書けそうな気がします(*^_^*)
…と,私も随分と偉そうだv-8
by: そら * 2011/09/12 15:45 * URL [ *編集] * page top↑
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