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「ひそやかな花園」 角田光代
2011 / 02 / 09 ( Wed ) 19:28:45
日本人を初めとするアジア文化圏に住む人のアイデンティティ…って感じでしょうか。


★★★☆☆

幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実。
大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める――。

親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける、
角田光代の新たな代表作誕生。(Amazonより)



重たいけれど、いま一つピンと来なかった…かも。


            


この本を読んでいる間、
以前にどこかで読んだ、
「(アジアの人たちにとっての)アイデンティティは、つまるところ『お里はどちら』ということだ」という文章が、
ずっと頭の中をチラついていました。

ずいぶん昔に出会った文章なので、その文脈も全然覚えていないし、
もしかして間違って解釈しているかも…というおそれが多分にあるけど。

要するに、自分が自分であるとよって立つところは、
個人のもつ特性であるというより、
生まれや育ちのような漠としたものすべてである…って感じ。
つまり、出自も大事だって話。

また。

自分を生んだ母親を知らずに育った子は、
必ず自分を生んだ母親を探そうとする。

という、これまた随分前にテレビで見た、養護施設関係者のお話を思い出したりして。

…生物学上の親って、そんなに大事なものなんだろーか。。。

自分を生んだ両親を知りたいという気持ち、
私にも分かる気はするけれど。
でも、私が「分かる」と思っている以上に、
強く、激しく、知りたいと渇望するもののようで。

そういうものなんだろーか。

私自身は、自分の生物学上の親を知っているし、その人たちに育ててもらっている。
だから、生物学上の親に会いたい・知りたいという気持ちや、
知らなければ自分がしっかり立っていられないと思うほどの不安や、
ぽっかりとした空洞を心に抱えているような現実感のなさや、
あるいは、
知った後、自己を再構築する過程の難しさ、
といったものを、
実感として共有することはできないので、
…そうなの?ほんとにそういうものなの?…って思いが常にありました。

だとしたら、
里子制度や、人工授精や、代理母。
その他もろもろ。。。
親になりたいと切に願う人達が、
結局親になれないってことじゃん。


私は。
そんなことないと思いたい…んだけどなぁ。。。。
なんて。

はい。
その立場に立ったことのない人間には分からない
って言われてしまえば、それまでだけど。

そういうテーマを飛び越えて、
この作品をもっと普遍的に眺めてみれば。

紗有美の認知世界の転換。
素敵でした。

こうやって
人って変わることもあるんだよね。

…過去に思いっきり自分の世界が転換した経験を持つ私は、
何だかとっても紗有美を祝福したくなりました。(ヘンな言い方だけど。)


どうでもいいけど。
この作品、ついつい恩田さんの作品だと勘違いして、
そのたびに「なんか違う」と思ったりして。
花園の描写とか、恩田さんだったら、もっと匂い立つような世界を描いただろうなぁなんて思ったのでした。
角田さん、すみません

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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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*Comment  Thank you*
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  ◆角田さん◆

食わず嫌いか書店でちらっと読んで今ひとつ感性があわない感じで読んでいません。

【こころげそう】つい・・・読み始めてあっという間に完読しちゃいました。面白かったよ!
by: 一陽 * 2011/02/12 10:35 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一陽ちゃん,おはよっ♪

> 今ひとつ感性があわない感じ

私も,実はピタッと合ってる感じがしませんv-8
何がどう…ってことじゃないんだけどね~。

> 【こころげそう】
>面白かったよ!

それはよかった\(^o^)/
一太郎くんが活躍(?)する【しゃばけ】シリーズも,もしよかったら♪

by: そら * 2011/02/14 07:00 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

はじめまして。

読書が好きな方をたどってこちらにやってきました。
お仲間にいれていただけたらうれしいです。

おもに児童文学を読むことが多いです。
よろしくお願いいたします。
by: もじもじそわそわ * 2011/02/17 07:58 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

もじもじそわそわさん,はじめまして♪

> お仲間にいれていただけたらうれしいです。

もちろん大歓迎です\(^o^)/
もじもじそわそわさんは児童文学がお好きなんですか♪
児童文学,侮る無かれ…っていう作品,多いですよね~。
もしよかったら,もじもじそわそわさんのオススメ本,
教えていただけたらうれしいです♪

また,いつでも遊びに来てください。
お待ちしています♪

by: そら * 2011/02/17 19:40 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆管理人のみ閲覧できます◆

このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: * 2011/02/21 09:22 * [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

お邪魔します。
先ほど非公開コメントで送信したのですが、前のと重複するってでちゃいまして、
ごめんなさい。どうすれば良かったのかわからなくて。
ご迷惑はかかっていませんか?
by: もじもじそわそわ * 2011/02/21 09:27 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

もじもじそわそわさん,こんにちはっ♪

ご丁寧にありがとです。
こちらには非公開コメントが1つだけ届いていました。
ので,ご心配なく♪

本の紹介,ありがとうございました\(^o^)/
読んだことがない本ばかりでしたので,
今度図書館で手に取ってみようと思います。
児童文学もたーくさんあって,
どれがおもしろいのかさっぱり分からないので,
オススメうれしかったです♪

なぜに非公開?って思いましたよo(^▽^)o
皆さんにお知らせしてもよかったのにぃ~♪

また,いつでも遊びに来てくださいね(^o^)/
by: そら * 2011/02/22 07:14 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆No title◆

おはようございます。

良かったです届いていて。
非公開→そうですよね、悪いことしてじゃないのに。
なにせ、もじもじそわそわ、なものですから。
晴れがましく押しつけがましく私のような者の好みを伝えるのがちょっと苦手。
でも、一度箍が外れると調子にのります。
が、よろしくお願いします。
by: もじもじそわそわ * 2011/02/22 07:58 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

もじもじそわそわさん,こんにちはっ♪

私も、実はすごーく人見知りです(*^_^*)
似たもの同士(?)、まったりとお付き合いいただければ幸いです♪

> でも、一度箍が外れると調子にのります。

あはは♪早く箍が外れますよ~にv-221
by: そら * 2011/02/22 13:51 * URL [ *編集] * page top↑
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「ひそやかな花園」角田光代
幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。 輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。 しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。 「あの集まりはいったい... 粋な提案【2013/07/19 15:20】
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