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「エイジ」 重松清
2011 / 04 / 04 ( Mon ) 14:00:38
いつもは漫画しか読まない息子(16歳)が珍しく読んでいた作品です。
…よく聞くと,学校の宿題(課題図書)だったそうですが(^^;)

★★★☆☆

ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった―。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。(Amazonより)



「エイジ」という少年が,
すぐそこにいるかのような作品でした。

(4/4 追記あり)
            

エイジ君,物事を深く考える少年です。

この子の「キレる」の解釈がおもしろかったです。

彼曰く,「キレる」というのは,関係を切ることだと。
親と子の関係,
教師と生徒の関係,
友達との関係,
そういうものを断ち切りたくなるときに,
「キレる」

…なるほどね。と思いました。

そんなエイジが,

「好き」がつながっていると「気持ちいい」

と思い至るシーンは,
何だかすごいものを見たような気がしました。

心の成長を目の当たりにしたような。

「心の成長」と言ってしまうと,
ちょっと薄っぺらな気もするけれど。

14歳のエイジは,14歳の同級生が起こした事件を自分のことのように捉えてしまう。
だけどぼくはぼくで,あいつはあいつで。

例えば40歳の男がだれかを殺したとしても。
だれも40歳の別の男の人に向かって,
「彼のことをどう思う?」とは聞かないじゃないか。
(不正確。ちょっと記憶があいまいです^^;)

まぁ確かにね。と納得する自分がいます。

この辺が,作者さんの一番言いたいことだったんじゃないかなぁとも思います。

当たり前のことだけど,
14歳の少年少女は,
「14歳」という年齢で一括りにはできないんだよね。

それぞれ違う。

そんな当たり前のことが当たり前に書かれていた作品のように思えました。
それだけ,エイジという1人の少年の造型が,
くっきりと描かれていた作品だと思います。

エイジは今どうしているでしょう。
元気で暮らしているといいなと思います。

私,この本を読み終わった後,
息子の感想も聞いてみました。

「エイジってすげー」
「中学生のときってさ,あんなに考えないっしょ」

だそうで。

うん,確かにね。
息子がこういう出来事に遭遇したら。
通り魔事件を起こした同級生について,
「あいつはバカだ」で終わっただろうなと想像したけど。
…やっぱり君は,何も考えちゃいなかったか(^^;)

ま,それぞれだからね。
いいんだけど。
うん。

さらに重ねて,
親に対する思いなんかが自分と重なるところがあったかどうか,
とても聞きたくなったけど,
それはやめておきました。
…聞かぬが花って言葉もあるし,
…息子はエイジではないのだし。


この作品,惜しむらくは,
ラストが「いかにも大人が好みそうなラスト」
になっていたことです。

通り魔事件を起こした子がクラスに戻ってくる。
(この設定からしてリアリティーがないような。。。)
戸惑うクラスメートたちは。。。

ちょっと言葉は悪いですが,
私,作者さんに対して,
なぜに逃げた???と思ってしまいました。
こういう落としどころって,
理想的ではあるのだけれど。。。

(4/4 追記)

 えっと。。。
 この本,読むの2回目だったみたいです
 前に読んだときの感想はこちら
 「本記事一覧」を作っていて,
 初めて「前にも読んだことがある」と気がつきました。
 幾ら何でも忘れすぎだぁ('◇')ゞ


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