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「シズコさん」 佐野洋子
2011 / 05 / 01 ( Sun ) 20:53:38
一度こじれると難しい,母娘関係もの。

うーーーーん。。。。
佐野さん,最後に和解できてよかったね…としか言いようがない。
それがホントだったらね。

★★☆☆☆


あの頃、私は母さんがいつかおばあさんになるなんて、思いもしなかった。ずっと母さんを好きでなかった娘が、はじめて書いた母との愛憎。 (Amazonより)



佐野さんがこの本を書くことによって自分の気持ちを整理できたなら,
それなりの意味ある作品だったんだろうな…という気がします。
これは,母親との関係に悩む娘の「バイブル」となるような本ではない,
佐野さん個人の作品だ…と思いました。


【こちらの記事も♪】
梟通信



            


母と娘。
確かにフロイトは何も言ってないし,最近になって注目されだした関係性かもしれませんね。

私は自分の母親との関係を良好だと思っているけど,
私は彼女の感じ方や考え方を理解はできるけど共感はできない。
彼女もやはり,私の感じ方や考え方を,ときどき認めがたく感じている。

だけど親と子の関係って,そんなもんじゃないのかなぁ。

社会が変われば教育が変わる。
教育が変われば価値観が変わる。

私と母との間にはそういう大きな背景が立ちはだかって,
決して共感しあえる関係にはなれない。

だから,子は親を「好き」とか「嫌い」とか,
感情で接するものじゃないような気がするんです。

というか。
私は親に「好き」とか「嫌い」とか,
そういう感情が流れません。

佐野さんのように,
昔母親が自分にした仕打ちを思い出すと,今でも心が痛く,
母を「嫌い」と思ってしまう大人の女性は,
もしかしたら私より,ずっと親を近くに感じているのかもしれないなぁと思ったのでした。

それが幸せなのか不幸なのか。
多分ご本人は不幸だと思っていると思うけど。

シズコさんが呆けてしまって,かわいいおばあさんになってしまい,
やっと心を通わせることが出来たと感じた佐野さんは,
とっても稀少な体験をされたように思います。

多分,多くの人は,そんなふうに和解の機会は与えられないのではないかしらん。

なので余計に。

もしかしたら。

この部分は,佐野さんの願望の入ったフィクションだったのかもしれない…と穿ったことも感じます。

そういう「救い」を入れたくなる気持ちが,
(もしかしてこれが本当だったとしても,最後に心通わせられたという体験があって初めて書けたということを思うと)
何だか切なくなったりします。

母と娘。
母は娘を慈しみ,誰より愛情深く接するもの…という常識に振り回されると,
多分ドツボにはまるんだろうなと思うのでした。

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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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*Comment  Thank you*
comment
  ◆◆

佐野さんの友達を知っていて一度会わせて欲しいなんて言ってるうちに亡くなってしまいました。
シズコさん、切なく読みましたが、母を憎むというのは私にはなかったなあ。
他のところ、よく似た部分もあるんですが。
by: 佐平次 * 2011/05/02 12:44 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

梟佐平次さん,こんばんはっ♪

> 佐野さんの友達を知っていて一度会わせて欲しいなんて言ってるうちに亡くなってしまいました。

あら。
それは残念でしたね~(>_<)

> シズコさん、切なく読みましたが、母を憎むというのは私にはなかったなあ。

母と息子には,また違った関係性があるような気がします。
よく分からないけど,
大人になった息子って,いつの間にか庇護者の立場になっていて,
だけど失ってみると違った関係性であったことを発見する…みたいな。。。
もしかしたら,父と息子の関係のほうが,母と娘の関係に近いのかなぁ。そうでもないのかなぁ。。。

私も,母に憎しみを覚えたことはありません。
「ま,この母だったらこういう反応なんだろうな(^^;)」みたいな,
どこか,いつも第三者みたいに冷めた目で見てるところがありますね~(^^;)

うまく言うのが難しいけど,
母には,「堅苦しく」感謝してるし,
母が幸せと感じる生活を,私が乱したくはない…と思ってますね~。

…ほんと。嫌いなわけじゃないんだな~。

こういう感じ,表す言葉が見つからないけど(*^_^*)

by: そら * 2011/05/02 21:11 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆つい。。。読んでしまいました。◆

うちと似ているところもあり似ていないところも
あり。。。だけど途中で胸が苦しくなったり。。

よく、ふーてんの寅さんの映画を面白がって
観れる人はあーいう迷惑な兄弟がいない
お気楽な人だと聞いたことがあるのだけど
確かにそうかもしれません。

私は弟がいるので、今は母とちょうどいい
塩梅の距離感で過ごしています。今日は
父の誕生日でなぜか明日お墓参りに行く
(本当の命日は6/7)のだけど、母の日
だったりするのですよね。お墓参り用の
お花を用意するのはいつも私なので
おまけで小さいカーネーションを買って
ごまかしてしまおーっと。
by: 一陽 * 2011/05/07 13:40 * URL [ *編集] * page top↑
  ◆◆

一陽ちゃん,こんにちはっ♪

> うちと似ているところもあり似ていないところも
> あり。。。だけど途中で胸が苦しくなったり。。

うーーーん。これは一陽ちゃんにオススメできん作品だなぁと思ったのだけど,
もう読んじゃったのね(^^;)

> よく、ふーてんの寅さんの映画を面白がって
> 観れる人はあーいう迷惑な兄弟がいない
> お気楽な人だと聞いたことがあるのだけど
> 確かにそうかもしれません。

寅さんかぁ。私,実は1本も観たことないんだわ。
別に迷惑な兄弟はいないんだけどv-8

> 私は弟がいるので、今は母とちょうどいい
> 塩梅の距離感で過ごしています。

佐野さんにもご兄弟がいらしたみたいね。
この作品でキツイところは,
お母さんが呆けてかわいいおばあちゃんになって初めて,
佐野さんがやっと呪縛から解放された…っぽいところですね~。
母親が変わるなんてこと,万に一つくらいの奇跡で。
佐野さんにとっては「よかったね♪」なんだけど,
実際にしがらみに足とられてる世の娘たちにとっては,
大した手助けにはならんなぁ。。。と。

親は変わらなくても
いい塩梅の距離を保っている一陽ちゃんが書いてみる?v-8

> 父の誕生日でなぜか明日お墓参り

お父さんによろしくです。
もう現れないのかしらね(*^_^*)

> お墓参り用のお花を用意するのはいつも私なので
> おまけで小さいカーネーションを買って
> ごまかしてしまおーっと。

ポイント外さない一陽ちゃんは大人ですっ\(^o^)/
by: そら * 2011/05/08 11:40 * URL [ *編集] * page top↑
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