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「上陸」 五條瑛
2008 / 08 / 02 ( Sat ) 14:52:55
五條さんの作品にしては珍しく,静かでしみじみとした印象の作品でした。

★★★★☆

かつて一緒に暮らしていた金満,安二,アキム。
その暮らしの中で起こった出来事が各短編で語られ,
合間に北の酒場で飲んでいる現在の金満の姿が挟まります。


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「3way Waltz スリーウェイ・ワルツ」五條瑛
2008 / 07 / 11 ( Fri ) 11:06:16
これぞスパイ小説!
最後まで驚きがあり,おもしろかったです。

★★★★☆

16年前の飛行機墜落事故。
あれは本当に事故だったのか。真実を知る者はだれもいない。
だが,今になって突然由沙が動き始めた。
北朝鮮,米国,そして日本。三つ巴の諜報戦を制する者は。




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「ROMES 06」 五條瑛
2008 / 05 / 22 ( Thu ) 13:45:35
ぐだぐだと読んでいたら,登場人物名が分かんなくなっちゃった。

★★☆☆☆

そこそこおもしろかったんだけどね。
五條さんには期待してしまうんですよ。
だけどこの作品,犯人がつかまっても,こんな人いたっけ?とか思ってしまって。
一気に読まなきゃいけなかったんだろうなぁ。ちょっと残念。


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「黒を纏う紫」五條瑛
2008 / 03 / 24 ( Mon ) 12:23:51
五條さんの「革命シリーズ」にも通じるようなお話でした。

★★★☆☆

大量の移民に溢れかえる「夜の都」東京。
巨大都市のエネルギーを支える特殊物質が危険なカルト教団に狙われた。
特殊物質運搬者の鶴見に迫るテロリストたちの魔手。
この街にすべてを奪われた男の運命を握るのは、ひとりの女。(裏表紙より)



ほかにも、天使の顔を持つ悪魔,クウと、その相棒のスズ。
不能な男に囲われているイブ。
楽園上海会長・蒋。
謎のハスラー,ドリーマーなどが物語を彩ります。


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「夢の中の魚」五條瑛
2008 / 01 / 13 ( Sun ) 11:42:03
「鉱物シリーズ」と称される『プラチナ・ビーズ』『スリー・アゲイツ』の番外編。
ちょい役で登場していた韓国情報収集員・洪(ホン)を主役に据えた短編連作集です。

★★★☆☆

日韓漁業交渉をめぐり、暗躍を続ける洪。
コードネームは東京姫(トンギョンヒ)。
情報を得るためには、その人当たりの良さを利用することも、エグイことも厭わない。
祖国のために異国で働く彼が相方に選んだのは、何にも執着を見せない同胞のパクだった。



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「スリー・アゲーツ」五條瑛
2007 / 10 / 16 ( Tue ) 12:32:51
副題「三つの瑪瑙」
いいです。とても好きな作品です。
スパイ小説でありながら、情愛あふれるお話です。

★★★★と半分

ソウルから日本へ、北朝鮮の大物工作員・チョンが潜入した。大量の偽ドル札とともに。果たして彼の任務とは何なのか?米国防総省の在日情報機関に所属する分析官・葉山はチョンの残した文書の解読に成功するが、そこには意外な事実が隠されていた。同じ頃、平壌から一組の母娘が中朝国境を目指していた―。(Amazonより)



北朝鮮工作員チョン。
彼の圧倒的な存在感が、この作品に深い余韻を与えます。
彼が守ろうとしたものは、国でもなく、思想でもはなく、彼の愛する家族であった。。。
彼の家族観が、とても懐かしいもののように思えます。
壬生義士伝』にどこか通じる、古き日本を彷彿とさせるような、
そんな家長としての自覚と責任。
…圧倒されます。

少し古さを感じるチョンだけに、選んだ妻は、
北朝鮮の光朱(グァンジュ)も、日本の春子も、
忍ぶタイプの、どこか古風な女性です。
北朝鮮の女性気質はよく分からないから、この際おいておくにしても、
今どきの日本で、こんなに一途な女性、なんか想像しにくいんですけど(^^;)
まぁ、その辺が、☆が半分欠けた部分でもありましたが。
作者のロマンってやつ?かもしれませんねぇ。
あ、作者は女性なんだよね。
いや、ついつい忘れてた。。。

春花(チュンファ)の登場シーンには、
いつも胸の締め付けられるような切なさがつきまといます。
子供が登場すると、ついつい自分の子に置き換えて想像してしまいます。
もし自分の子が同じ状況に陥ったら。
考えたくなくても、やるせなくて、辛くって。
春花が何も分かっちゃいないだけに、ご両親の心痛が、本当に言葉どおりに痛かった。
最後の場面。
春花、1人でよく頑張ったね。
不安で不安でたまらなかったよね。
頭の隅で、これぞ浪花節だわ~と思っていたにもかかわらず。。。
私、やっぱり泣きました。

けなげな春花。
かわいい春花。
お父さんが頑張ってくれて、それから葉山も頑張ってくれて、
本当に、本当によかったね。
願わくば、これから先の、春花の幸せな姿を見てみたい…そんな気持ちになりました。

『プラチナ・ビーズ』では、どうにも甘さが目立った葉山ですが、この作品では、自身の背負っているものも含めて、くっきりとその姿が浮かびます。
彼が春子の息子、勇気に向ける愛情に、
いいやつじゃん!と声援を送りたくなりました。
うん。とても、とても頑張ったと思うよ、葉山。

それにしても。
この頃私、コリアンジャパニーズや日系3世のアメリカ人や、そんな人たちが登場する物語によく出会います。
選んでそういう登場人物が出てくるお話を読んでるわけじゃないのに、
どちらの祖国にも100パーセントの帰属感を得られない、
したがってアイデンティティーの確立に苦慮している人たちのお話に、
なぜか多く出くわします。
私にとって、何か意味があるのかも?
そんな気もしてくる最近です。

この作品、1999年に上梓されたものですが、
古さをまるで感じませんでした。
北朝鮮に対して、「不気味な国」「とんでもなく独裁政治」という、私の中にいつの間にか作られているイメージも、塗り替えられることなく終わります。
こんなに息の詰まる体制が長く続いて、
大丈夫なのかなぁ、北朝鮮。。。
政治や国際情報にかなり疎い私でさえ、
このままでいいのか?という気になったりして(^^;)

だけど。
確かに息苦しい生活を強いられてはいるものの、チョンにとっての北朝鮮は、その豊かな自然であり、そこに暮らす人々の気質であり。。。
北朝鮮を想うそんな気持ちが、思いがけず私の中にスーッとなじんでいきます。
そして、どこか私の中に眠っている感覚が呼び覚まされるような、そんな気持ちにもなりました。

土地や、あるいは「くに」に対する想いって、だれが教えるものでもなく、だれが強制するものでもなく、
もしかしたら人間の根っこにあるものなのかもしれないなんて、
そんなことも感じました。

「鉱物シリーズ」第3弾は、『パーフェクト・クォーツ』。
楽しみです。

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「スリー・アゲイツ」読了♪
2007 / 10 / 09 ( Tue ) 23:09:28
うん。とってもおもしろかった!
よかった!

感想はまた後ほど(*^_^*)

…はぁ。。。。
何で中学生の部活に、親がこんなにかかわらなきゃいけないのかねぇ。
車出しだぁ?試合当番だぁ?弁当に箸持ってくるのを忘れてるオバカさんがいるから、当番は割り箸用意しろだぁ?食い散らかすから雑巾持ってこいだぁ???
自分たちで何とかしろ!
と言いたい私(^^;)
めんどくさい。
男の子のお母さんって、いつまでも息子を子供扱いにしたいのかもしれないねぇ。
ばかみたい。
え~い、鬱陶しい!

と、ちょっと毒づいてみました(*^_^*)
最近、そうでなくてもいろいろあって、イライラ気味
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「スリー・アゲーツ」まだ途中
2007 / 10 / 05 ( Fri ) 09:13:57
五條さん、おもしろいです!
北朝鮮の工作員とか、米国防総省の情報分析官だとか、これぞスパイ小説の舞台装置に、『壬生義士伝』真っ青の親子の絆。

分厚い文庫(722ページ。3センチの厚さでした^^;)だけど、
あと3分の1くらいかな。

チョン…死ぬのか???
春花(チュンファ)はチョンに会えるのか???
チョンに幸せが来そうもなくて、切なくドキドキ。
早く読みたい!けど、読むのがコワイ。


うっ。まずい。
次に控えている『クラインの壷』が、読む前に返却になってしまいそうだ(^^;)
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「プラチナ・ビーズ」五條瑛
2007 / 09 / 01 ( Sat ) 20:05:20
冒頭、サーシャとすみれが登場。
もうこれだけで、目が離せません(笑)

★★★★☆

おもしろかった!
ラストに向かっての疾走感がよいです。

デビュー作ですからね。
何かしらとアラだって、あったりします。

葉山を突き動かしていた原動力が瑠実…ということに、
かなり違和感を覚えたり。
結局アメリカの思惑のままという虚しさに、
福井晴敏の『亡国のイージス』を思い出したり。

途中、「それ、前にも聞いたよ(-_-)」の人物説明に辟易したり、
中だるみ…っていう部分も感じたりしましたが。

だけど。
今、読み終わって、この作品を読んだこと、とても満足しています。

国際支援をしても上層部に搾取されてしまうとか、
チャリティーを行っても、とんちんかんな支援をしてしまうとか、
そういう話、私みたいな一般庶民でさえ耳にします。
本当に困っている人に今切実に欲しいものを送ることができないことに、腹立たしさを感じたりします。
そんな、ごくごく普通の視点がダイナミックに展開して、
ある種のカタルシスをもたらします。

プラチナ・ビーズの意味するところ…重いですね。
重くて、そしてとても切ない。。。


葉山。葉山弟。エディー。JD。坂下。野口。
いろんな人が出てきますが、私は泣き虫田所先生が一番気になったりして(*^_^*)

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「純棘」五條瑛
2007 / 08 / 08 ( Wed ) 23:20:23
ここまで来ました!革命シリーズ。

国内から外国人を排除し、日本人だけの純血を守ろうとする武術家(田沼誠志郎)。在日外国人を擁護して出世を狙う人権派の若手議員(松任勇二)。正反対の二つの思想は、真の革命を起こそうとする見えない力に操られ、事件に巻き込まれていく。革命シリーズ第6弾。(Amazon加筆)



しょっぱなからサーシャの登場です。
おっ!やっとサーシャも行動に出るのか?と期待したのですが、
まだまだ(苦笑)
けれども、サーシャは最後まで行動しないだろうなぁと分かったぞ。
種をまき、それがどう転ぼうとも自分の思い通りになる…というのが、サーシャの目指すところでしょうねぇ。
何と腹黒い。けど、サーシャだから許す。

以下、ネタバレですけど、次巻が出るのがまだ先のようなので、覚書。
ことはさん、読んじゃだめよ

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